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シーン0〜シーン5

  • 投稿者:平田亮 (2016-12-25 (日) 02:59:24)

シーン0・口上
 ・幕前・・・道化師登場

道化師 「こんにちは、みなさん、ごきげんいかがでしょう
か?お元気?あらそう。ようございました、すて
きです。
あらあらあら、奥様、殿方、お嬢様もおぼっちゃまも、ようこそ、おいでくださいまして、とてもとてもとーっても、ありがとうございます。
さてさてみなさん、今日という日は、我が夢の国
にとって、とてもとてもとても大切でほほえまー
しく喜ばしーい日なのであります。
なぜ?どうして?一体全体何故にんにきにん?あらいやだあ、そんなことわかりきってるじゃございませんこと?そう!そのとおりですわわわわん。我が国の王女シャルロットの10歳の誕生日なのでございます。
さあ、夢の国の宮廷にお集まりの皆様、王女の10歳の誕生日を祝って、盛大に踊りましょう。」

シーン1・宮廷
M1(宮廷音楽)

 幕が上がると、そこは夢の国の宮殿。
 今日は、王女の10歳の誕生日、豪華なケーキと、見事な 
 食べ物がならべられています。
 皆が、華やかに踊っていると、執事のマカロンが慌てて医  
 者のジャック先生に耳打ちして、2人上手に消える。それ 
 を見ていたヘロンとホロンは不安になって、後を追う。そ
 して、宮廷にこだまする悲鳴。

ヘホ  「きゃー!」

M2(国王の訃報)

 上手から、マカロンを抱きかかえるように、ヘロンホロン
 登場。後から、医者も登場。

    ああ、もうだめだ・・・ マカロン
こんなことって・・・・・ヘロン
神様、許して・・・・・・ホロン

なんだ?どうした?・・ ・モンブラン
この世の終わりだ!・・・マカロン
あまりに突然・・・・・・ヘロン
かなしすぎるわ・・・・・ホロン

一体何が
起こったのだ?・・・・・クロワッサン

誰が聞いても
あまりに酷い・・・・・・ホロン
こんなことに
誰が耐えると?・・・・・ヘロン

早く言うのだ!
われらの前で
激しく嘆く
そのわけを・・・・・・・騎士たち

ああ、
そのわけは・・・・・・・マカロン

そのわけは?・・・・・・騎士たち
ドクタージャックに
お聞き下さい・・・・・・マカ、ヘホ

(みな、一斉にドクタージャックをみる)
ドクター
ドクタードクター
ドクタードクタードクター
(一体何があったのだ?)
ドクター、ジャック!・・みんな

国王さまが・・・・・・・ジャック

なに?王が・・・・・・・騎士たち
王がどうした?・・・・・シャルロット

お亡くなりに
なりました・・・・・・マカ、ヘホ、ジャック

きゃーーー!・・・・・・王女
(王女、叫んで倒れる。)

王女さま(セリフかな。)・作家、測量士

まさか!どうして・・・・ティラミス
うそだ、うそだ、うそだ・フロランタン
なんてひどいこと・・・・フラペチーノ
    ああ神は、見捨てた・・・ガトー

    王女を生んで
    その日のうちに
    母はなくなり・・・・・・モンブラン

10歳の
誕生日には
父が死ぬなんて・・・・・クロワッサン
  
     これからこの国に
    どんな災いが
    降りかかるのか?・・・・シャルロット
        
    (突然王女が笑いだす)
     ふふふ、
はっはっはっ、
ひーひっひっひっ!
    
    パパハドコ、オハナシアルノ
    ママハドコ、ミタコトモナイ

    ネエダレカホラ
    オシエテクダサイ

    ワタシハイッタイ
    ドコノダレナノ?

    オソラハグングン
    トケイハグルグル
     
    ユメノクニデハ
ミナコワレテル・・・・・王女

なんだこれは?
どうしてしまった?・・・モン、ティラ

王女さまの
気が狂われた・・・・・・シャル、フロ

呪われた
この人を見よ!・・・・・クロ、ガト
    
王女さまを
助けてくれ!・・・・・・モン、フラ

(ジャック、何とか直そうとするが)
だめだあ!

ふ、ふ、ふ、
はっ、はっ、はっ、
ひーひっ、ひっ、ひっ!

王女は笑いながらすべての物を壊して回るのであった。

王女を、捕まえろ
あの笑い声をやめさせろ
牢屋にいれろ
   
    夢の国が
壊れていくぞ

夢の国が
けがされていく

何かしないと
大変なことに
    
    何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員
    
    ユメノクニに
    誰もいなくなる
    
    ユメノクニが
    消えて無くなる

    なんとしてでも
    食い止めないと

    何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員
    
 曲終わり暗転

シーン2・会議
 重苦しい音楽、騎士が集まって対策を練っている。

ティラ 「一体、どうすればいいのだ?」
クロワ 「王女がああなってしまっては、どうするこ
     ともできまい。」

ガトー 「もう、この国も終わりだなあ。」
フロラ 「何を言う。それでもこの国の騎士か?」
フラペ 「まあまあまあ、争っている場合ですか。」
シャル 「諸君!まず、我らがやらねばならないのは、
     国王の葬儀だ。」
モンブ 「うん、そうだ。」
 以下、全員、そうだ、異議なし、うん、などと言う。

シャル 「次に、新しく王になるお方を決めねばなら
     ないが、私は王女に王になっていただくのが
     一番だと思う。」
クロワ 「何を馬鹿なことを。王女の病が移ったか?」
シャル 「何?」
モンブ 「シャルロット、なぜそう思う?」

シャル 「王女は、不幸にも王の死を聞いて気がおか

         しくなられた。だが、それは、王女がどんな
         に王を愛しておられたかの証でもあるのだ。
         王も王女の事を殊の外、愛されていた・・・

     諸君、王女は王の直系の子孫だ。王女のほか
     に王を継ぐ者はいない。だが、このまま王女
     が王位に就くのは無理があろう。王女の病が
     回復し、成人するまで、われ等が王女を助け、
     この国を守っていこうではないか!」

モンブ 「おー、その通りだ。」
フロラ 「それが良い。」
ティラ 「俺も賛成。」
フラペ 「私も賛成です、さすがシャルロットさん。」

ガトー 「は、は、は、は。おめでたい奴らが我が騎
     士団にそんなにいたとは、こりゃ全く驚き
     だ。」
フロラ 「何?」
ティラ 「なんだと?」
フラペ 「どいう意味でしょう?」
シャル 「事と次第によっては、ただでは置かぬぞ!」
ガトー 「まあまあ、そんなに熱くなるな。ほらほら、
     頭から湯気が出ているぞ!」

シャル 「おのれ、抜け。」
クロワ 「待て。喧嘩も良いが、まずガトーの話を聞
     いてからだ。なあガトー、シャルロットの意
     見はどこがめでたいのだ?」
ガトー 「シャロットの意見も正しいところはある、
     王女の他に王を継ぐ者はいない。だが王女の 
     病いが回復するまでなどと、悠長なことを言
     ってる場合ではない!」
 セリフがいつの間にか、歌になるような感じで・・・

   M3(団結の時)

すぐに王位に
つかせるべきだ

そうしなければ
王女はすぐに
殺される・・・・・・・・・ガトー   
     
 誰が王女を
殺すのだ?・・・・・・・・フロラ

 王になりたい
奴がいるのさ・・・・・・・ガトー

 しかし、王女は
まだ病気だぞ・・・・・・・ティラ

このまま治らぬ
可能性だって・・・・・・・フラぺ
    
 では、どうすれば
王女を救える・・・・・・・モンブ

    そうか!わかった!
治ったことに
すればよいのだ・・・・・・クロワ

    そんなことが
    できるのか?・・・・・・・シャル

    それを、やるしか
    道はない・・・・・・・・・ガトー

いったい、どうやって・・・シャル

何としてでも
信じ込ませる・・・・・・・クロワ

    だが、それは嘘だ!
嘘はバレるぞ・・・・・・・・シャル
    
たい冠式まで
その嘘を
つき通せ

そうすれば
王女の命を
救えよう・・・・・・・・・ガトー

 やるしかあるまい
王女のために

やり遂げるのだ
王女のために・・・・・・・全

 暗転

シーン3・戴冠式の後

グレゴリオ聖歌〜たい冠式のイメージDVD
 マカロン、ヘロン、ホロン、騎士、女王

マカロン「そう言ったわけで、無事にたい冠式を終え、
     王女は晴れて女王になられたのでございま
     す。
     たった10歳の若さで。わお~、全くアンビ   
     リーバボーな世界ですな、この国は。でもま
     あ、なんといっても夢の国ですから、そんな
     こともよくある話で、めずらしくもないので
     ございます。」

ヘロン 「おとうさま、これでよかったのでしょう
     か?」
マカロン「というと、どういう意味だい?」
ホロン 「だって、女王様はまだ・・・」
マカロン「ご病気のままだってことかな?」

ヘホ  「そうですわ。」
マカロン「そこなんだけどね・・・」
ヘホ  「なに?」
マカロン「わたしは、どうも腑に落ちないんだよね
    え。」

   M4(小さな疑い)

    王様が
    なくなったあの日、
    知らせを聞いた
    王女さま・・・・・・・・・マカロン
     
    気が触れたように
    見えたけど
    果たしてあれは
    本当なの?・・・・・・・・ヘロン

    思い返せば
    あれは王女が
    皆をあざむく
    芝居かも?・・・・・・・・ホロン
 
    そんな疑念が
    すこしづつ
心の隅に
芽生えたんだ・・・・・・・マカロン

     いやいや、わずか
10歳の子が
そんな芸当
できないさ・・・・・・・・ヘロン、ホロン

そう思えば
思うほどに
消えない疑惑
増す不安・・・・・・マカ、へ、ホ

王様が 
いないお城の
さみしさゆえに
そう思う?・・・・・マカ、へ、ホ

王様と
呼んでもだれも
答えぬ
つらさゆえ?・・・・マカ、へ、ホ

(ちょっとした、気の迷いだろう・・・
わたくしもそう思います、そう思いますが・・・近頃の女王の物言いを聞いていますと、何かたくさんの企みを女王が抱いておられるような、そんな気が・・・。)

女王  「マカロン!」
道化師 「マカマカマカロン!」
マカロン「は~い、はい、はい、はい、はい。何でござ
     いましょう?」
女王  「先ほどから何をブツブツブツブツブ~ツブ
     ツ申しておるのじゃ?」
道化師 「もうしておるのじゃ~?」

マカロン「いやいや、なんでもございません。年を取り
     ますといつの間にか知らぬ間に、ぶつぶつと、    
     独り言をつぶやいているのでございます。こ
     まったものです。」
女王  「そーかー!それならばたった今からお前の
     事をマカロンではなくブツブツと呼ぶこと
     にする。ヘロン、ホロンお前たちの父親は、
     今日からブツブツじゃ。」
へ、ホ 「はい。」
道化師 「こんにちは、ブツブツじーさん。」
マカロン「は?いやいや。やめてくださいよ〜。」

    M5(ブツブツの歌)

    皆の者
    たった今から
    マカロンは
    マカロンじゃないよ
    ブツブツじゃ・・・・・・女王

    ブツブツって
    呼びなさい・・・・・・・道化師

    仰せの通りに・・・・・・全

    ちょっと、本当に
    やめてください・・・・マカロン

    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・女王
    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・道化師
    ブツブツ
    ブツブツ
    ブツブツ、ツ・・・・・女王、道化師

    え?あ、あ、はい・・・・マカロン

    今のは、ちょっと
    独り言・・・・・・・・女王、道化
  
    左様でしたか
    ま、紛らわしい・・・・マカロン

    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・女王
    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・道化師
    ブツブツ
    ブツブツ
    ブツブツ、ツ・・・・女王、道化師

    知らぬふり
    知らぬふり
    今のは、多分
    独り言・・・・・・・・マカロン

    こらこら、ブツブツ・・女王
    こらこら、ブツブツ・・道化師
    どうして返事
    しないのだ?・・・・・女王
    お返事してちょ・・・・道化師

    えー?だって、
    わかりませんよ
    独り言か
    お呼びだったのか・・・マカロン

    言い訳しない
    ちゃんと聞くのよ・・・女王

    ブツブツ・・・・・・・女王
    はい?・・・・・・・・マカロン
    独り言・・・・・・・・女王

    また間違えたあ・・・・道化師
    ああ、もうっ・・・・・マカロン

    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・女王
    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・道化師
    ブツブツ
    ブツブツ
    ブツブツ、ツ・・・・・女王、道化師
 
    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・女王
    プップップッ
    ブツブツ・・・・・・・道化師
    ブツブツ
    ブツブツ
    ブツブツ、ツ・・・・・女王、道化師

 
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい!お呼びで?」
道化師 「正解!」
女王  「父上は、なぜなくなったの?」
マカロン「えー?急に真面目な話ですか?」
道化師 「早く答えなさい。」

マカロン「えー、ドクター・ジャックに聞いたところ、
     極度の過労死ではないかとの診断でござい
     ました。」
 大きな声で、
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい。」
道化師 「またまた、正解。」
女王  「過労死って何?」

マカロン「えーっと、働きすぎて、睡眠不足で、体が弱
     くなって、病気になって、死んじゃう病気で
     す。」
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい。」
女王  「父上は、国王であった。」
マカロン「はい、ご立派な王様でございました。」
女王  「ではなぜ、国王の父上が働きすぎて死んで   
     しまうのだ?家来たちが、こんなに元気なの
     に?」

道化師 「君たち、どうしてそんなに元気なの?」
 と言って、みんなを指す。
 みんな動揺する。ざわざわざわ。
シャル 「女王様、それはあまりな言われよう。」
クロワ 「我等が、まるで怠け者であるかのような
     物言いではありませんか?」
女王  「違うの?」
道化師 「なまけものでしょ?」
フラペ 「違いますとも、まったく、ぜんっぜん、き
     っぱり違います。」

ティラ 「我等は、今は亡き国王にこの国を守るため
     昼夜を問はずお仕えしてまいりました。」
フロラ 「そうです、我らの忠誠をお信じください。」
ガトー 「女王がお信じにならなくても、前国王は、
     我らを信頼なさっていました。」
女王  「へ〜、そうなのぉ。」
道化師 「死人に口無しだもん。」
モンブ 「あのう女王様、どうかお聞きください。」
女王  「なあに?モンブラン、話しなさい?」

モンブ 「この夢の国は、今とても、大変な問題を抱
     えております。」
女王  「まあ、大変!」
道化師 「まったく、で、どんな問題?」
モンブ 「この国は、人間が夢を見ることで豊かな国
     になります。人の夢見る力が、この国を支
     えているのでございます。」
女王  「へ〜。」
道化師 「そうなんだあ、それで?」

モンブ 「ところが、近頃人間が変わってしまったと
     言いましょうか、人間が、夢を見なくなって
     しまったようなのです。」
道化師 「あ、そう。」
女王  「なぜ?」
道化師 「なぜなの?」
モンブ 「そ、それがわからないのです。」

女王  「え〜、つまんない。」
道化師 「誰かわかるひとー?」
マカロン「女王さま、このブツブツがお答えしましょ
     う。」
女王  「知ってるの?」
道化師 「答えてみなさい。」

マカロン「はい、ですがもし、女王さまが私の答えに
     ご納得いただけましたなら、どうか私の名前をブツブツからマカロンに戻してください。」
道化師 「えー、戻しちゃうの?お気に入りだったの
     に〜。」
女王  「わかったわ。もし、ブツブツが私の問いか
     けに見事答えたら、ブツブツの名を元のマ
     カロンに戻してあげる。」

マカロン「ありがたき幸せ。ではお答えいたします、な
     ぜ人間は夢を見なくなったのか?それは?」
女王  「それは?」
道化師 「早く言って。」
マカロン「怖いからでございます。」
女王  「えー?」
道化師 「そうなのー?」
マカロン「はい、左様で。人間は夢を見るのが怖くな
     ったのでございます。」
女王  「なぜなの?」
道化師 「どーしてよおー?」

マカロン「夢が叶わぬことを知ってしまったからでご
     ざいます。夢が夢で終わってしまうことに人
     間は、もう耐えられなくなったからでござい
     ます。」
女王  「何?それ。」
道化師 「あきれた。」
ヘロン 「それって、夢を見てそれに向かって頑張っ
     ても、結局、夢を実現できなかったら。」

ホロン 「私だめだあってなって、めっちゃ落ち込ん
     でしまうから、はじめから夢を見ない方が傷
     つかなくていいじゃん。」
ヘ、ホ 「って、ことですか?」
マカロン「そうじゃ。」 
女王  「キー、人間の弱虫!」
道化師 「キー、人間の臆病者!」
 全員、後ろを振り返る。
モン  「・・・人間いませんけど。」
女王  「そうね。」

シャル 「人間が夢を見なくなってしまえば、夢の国は消え
てしまう!」
モン  「そうだ。」
クロワ 「このままなにもぜずにいていいのか?」
モン  「そうだ。」
ティラ 「だが、一体なにをすればいいのだ?」
モン  「う~ん。」
フラぺ 「人間を捕まえてきますか?」
モン  「おっとお。」
フロラ 「捕まえて脅すつもりか?」
モン  「え~。」

ガトー 「いっそのこと、土下座して泣き落とせばい
     いだろう、どうか夢をみてくださいって。」
モン  「そうかあ。」
シャル 「そんなことができるか!」
モン  「できん。」
ガトー 「じゃあ、どうするんだ?言ってみろ!」
マカロン「女王の前です、お静かに。」
女王  「人間をこの国に招待しましょう。」
道化師 「は?」
女王  「この夢の国が素晴らしいところか、そうで
     ないか判断してもらうのです。」
へ、ホ 「なるほど。」

モン  「しかし、その判断は、どんな人間を招待する
     かで大きく違ってくるのでは?」
ガトー 「つまり、誰が人間を夢の国に連れてくるか
     でその結果が大きく違ってくるというわけ
     か。」
クロワ 「クロワッサンがその大役を引き受けましょ
     う。」
シャル 「いや、その役目は私にこそふさわしい。シャ
     ルロットにお任せ下さい。」

ティラ 「違う。ティラミスだ、わたしがもっともふさ
     わしい。」
フロラ 「いやいや、こういうことは、普段から冷静な
     者に任せるべきだ、このフロランタンこそふ
     さわしい。」
フラぺ 「君は、優柔不断なだけだ。わたしこそその大
     役にふさわしい、このフラペチーノにお任せ
     を。」
ガトー 「だめだだめだ!知恵のない奴には、任せられん。この大役は、このガトーにお任せを。」
モン  「うるさい、俺だ、モンブランだ!それがいや  
     なら剣だ、剣で勝負だ!」
6人  「おー!」 
マカロン「お静かに。」
道化師 「なんて野蛮で単純なんでしょう。」
マカロン「さて、誰にいたしましょう?」
女王  「マカロン、あなたが決めなさい。」
マカロン「ブツブツじゃない。」
女王  「ブツブツはもう飽きたわ、マカロンに戻しま
す。」

道化師 「がっかり。」
マカロン「ありがとうございます。」
女王  「さあ、だれか決めなさい。」
道化師 「だれ?だれ?だれにするの?」
マカロン「では。・・・」

 M6(夢の国の案内人)

夢の国に
人間を
連れてくるもの・・・・・マカロン

夢の国の
素敵なところ
案内するのは・・・・・マカロン、道化師

それは
わが娘
ヘロンとホロンに・・・マカロン

へ、ホ 「え~。」
道化師 「うわっ、身内かよ~。」

さあ、ヘロン、ホロン
女王の前に・・・・・・騎士

へ、ホ 「はい。」
    
    これからふたりは
    虹を渡って
    人間界へ
    行くのです・・・・・・女王

    そして、ふたりで
    われ等の未来を
    託せるひとを
    連れてきて

    とてもすてきな
    この夢の国
    いついつまでも
    続きますように
   
    とてもやさしい
    われらの国が
    ああ、末永く
    続きますように

女王  「面白そうな子を。」
道化師 「とびっきり、変な奴を。」

    あー、ちょっとまって!・・・女王

    どうされました?・・・・・・みんな
    やっぱり、やめたー・・・・・女王

    えー!
なぜでしょう?・・・・・・みんな

こんなたのしい
おもしろいこと
やっぱり女王が
やるべきだわわ
だから結局
    私が行くわ・・・・・・・・・女王

    そんなわがまま
    言っちゃだめでしょ!・・・・みんな

    うるさいわわわ・・・・・・・女王
    でも・・・・・・・・・・・・みんな
    聞きたくもない・・・・・・・女王
    ちょっと・・・・・・・・・・みんな
    わたしは女王・・・・・・・・女王
    いやいや、だから・・・・・・みんな
    言うとおりにして・・・・・・女王
    おやめください・・・・・・・みんな

    嫌ならみんな
    追放よ・・・・・・・・・・・女王

シーン4・明希子の世界
 そしてチャイムの音がなる。チャイムの音終わって、  
 照明
 明希子が一人いる。ひとりぼっち。他に誰もいない。
 しゃがんでいる。落ち込んでいる。

明希子 「学校なんか消えてなくなれ。学校消えろ、
     学校消えろ。神様、お願い、お願い、お願い、
     お願い、どうか願いを聞いてください。私が
     目を開けたら学校無くなってます、綺麗さっ 
     ぱり消えています。先生も、友達もみんない
     ません。お願いします、お願いします。お願
     いします。お願いします。アブラカダブラ、
     アブラカダブラ。エイッ!」
    
 明希子は、そ〜っと、目を開けた。明希子の願いもむ
 なしく、学校はいつものようにそこにあります。

明希子 「はあ・・・だめだあ・・・嫌だなあ・・・ま
     たいじめられるなあ・・・行きたくない・・・
     なあ。」

明希子 「ねえ?・・・ねえ?・・・ねえってばあ?」
明希子 「何?」
明希子 「あそぼ?」
明希子 「何すんの?」
明希子 「う~ん、野球。」
明希子 「女の子が?」
明希子 「そ。女の子が。」
明希子 「しかも、2人で?」

明希子 「いーじゃん、やろうよ〜。」
明希子 「ボールは?」
明希子 「ない。」
明希子 「へ?」
明希子 「エアー野球よ。投げてるつもり、打ったつ
     もり。」
明希子 「あーね。はい、オッケーどっからでもかか
     ってきなさい。」
明希子 「さあ、ピッチャーあきちゃん、大きく振り
     かぶって、第1球投げましたあ。」 
明希子 「ばしっ。ストライーク!い~よ。その調子、その調子。」
     
明希子 「ぱしっ。へっへっへ。さあ、サインが決ま
     って、明希子投手大きく振りかぶって、第2
     球を投げました。」
明希子 「うわっ、大暴騰!どうしたんだよ?」
明希子 「メンゴ、メンゴ。足滑っちゃった。」
明希子 「しっかりしろよ。」
明希子 「オッケー、オッケー。もう大丈夫。」
明希子 「そうか、わかった!。」

明希子 「よし!(自分に言い聞かせる)さあ、ピッ
     チャー気を取り直して、サインの交換、大き
     く振りかぶって第3球を投げましたあ!」
明希子 「カキーン。打たれた。これは大きい、打球は
     ぐんぐん伸びる、ぐんぐんのびる、これは、
     ホームランか?あ〜っと、真っ青な・・・空
     の・・・彼方に・・・消えて・・・行きまし
     たあ。」

明希子 「なんで打つのよ?」
明希子 「・・・ボールなくなっちゃったら」
明希子 「もう、野球・・・できないじゃん。」
明希子 「もう・・・遊べない・・・、あ、あきこ!」

 明希子、突然、泣き叫ぶ。
明希子 「ワアアア!嫌だあああ!嫌だ、嫌だ、嫌だ、
     嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だあ。こ
     こは嫌だあ!みんな嫌いだよ〜。どこか行き
     たいよ〜。鳥がいいよお、鳥になりたいよ〜、
     こんな所にいたくないよ〜、誰も知らない所
     に行きたいよ〜。誰にも会いたくないよ~。
     先生にも、友達にも、家族にも、私を知って
     る人みんな・・・みんな・・・消えて・・・。」
 泣き止んで、呼吸ととのえて

明希子  「そんなこと・・・できないよね・・・」

   M7(空を飛べたら)

    空を飛べたら
    どんなにいいか
    悲しい時は
    いつも、そう、思う
    
  それがだめなの
  分かっているけど
  叶えられる日
  夢見たいの
  
    どんなに鳥に
    なりたくても
    それが無理だと
    いうのなら

    地を這う虫に
    なりましょう
    そうして鳥の
    餌になるの

    とりのいちぶに
    なれる夢
    とりのいのちに
    なれる夢
    
    嘴になる
    羽になる
    鋭い爪に
    赤い血に

    赤道を越え
    風に任せて
    泣きながら
    笑いながら   
    
 チャイムの音がなり、慌てて帰ろうとする明希子、そ
 こへクラスメートが通りかかる。    
 
弥生  「だから、あいつに言ったんだよ、先生にそん
     なこと言ってもわかるわけねーじゃん、って
     さあ。そしたら、あいつなんて言ったと思
     う?」
安奈  「何?」
蛍   「何?」
瑠花  「なんだよ?」
潤   「早く言えよ!」
弥生  「先生って、なんでも知っているから先生な
     んだよ、だから、先生の知らないことなんて
     ないんだよ、だってさ。」

 みんな、笑う。
瑠花  「先生は神さまでーす?」
安奈  「なんでも知っていまーす。」
蛍   「知らないことなんてアリマセーン。」
 みんな、笑う。
潤   「めちゃウケる。」
弥生  「ちょっと、あれ、明希子じゃね?」
瑠花  「あ。」
蛍   「本当だ。」
安奈  「学校きてなかったよね。」
潤   「何してんだあ、あいつ。」
 明希子、見つかって、慌てて帰ろうとする。
弥生  「コラコラコラ。あきこちゃ〜ん、どこ行く
     のかなあ?」

明希子 「え?」
瑠花  「こーんなところで、なーにしてんの?」
明希子 「何って・・・」
蛍   「学校にもいかないでさあ。」
明希子 「・・・」
安奈  「え〜!明希子ちゃん、学校行かなかったの
     〜?どうしてぇ?」

明希子 「そ、それは・・・」
潤   「何?何?何?お腹、痛いのお?」
明希子 「違うよ。」
瑠花  「頭、痛いのお?」
明希子 「・・・違う。」
蛍   「じゃあ、何なんだよ!」
明希子 「あ、あの、気分が悪くて・・・それで。」
瑠花  「それで、嫌になって。」
蛍   「うんざりして。」
安奈  「どーでもよくなって。」
潤   「学校休んだんだ。」

弥生  「せんせーい、あきこ、気分悪いんで学校休
     みますね。ってさ、ちゃんと連絡したのかな
     あ?」
明希子 「・・・」
弥生  「あれ?あれ、あれ?聞こえなかった?ねえ、
     聞こえなかったの?」
明希子 「・・・き、・・・こえ・・・た。」

潤   「えー?なにぃ〜?」
安奈  「なんて言ったの?」
瑠花  「聞こえないじゃん。あんたがはっきりしな
     いから、私ら、あんたを苛めてるみたいに見
     えるじゃん。いい加減にしてよ。」
明希子 「ご、ごめん。」
安奈  「だからさあ、先生に学校休むって言った
     の?」
明希子 「言ってない。」
潤    「え〜!それマズイよ。マズイ。やばくない?」
明希子 「え?」
蛍   「明希子ってそんな子だった?不良じゃん。」
明希子 「違う。」

瑠花  「不良だよ。学校ズルしてこんなとこで遊ん
     でるなんて100パー不良でしょ?」
明希子 「違う、そんなんじゃない。」
安奈  「あ!誰かと待ち合わせしてたとか?」
明希子 「え?」
弥生  「あんた、それ、不純異性交遊よ!」
明希子 「違う、そんなことしてない。」

蛍   「いやらしい。」
4人  「いやらしい。」
瑠花  「不潔。」
4人  「不潔。」
潤   「最低。」
4人  「サイッテー。」
明希子 「違う!違う!違う!違う!」

 弥生、明希子を突き飛ばす。
明希子 「痛い。」
弥生  「何が違うんだよ。」
瑠花  「どこが違うのさ。」
蛍   「ほんと、むかつく。」
潤   「謝れよ。」
安奈  「認めなさいよ。」
弥生  「ほらほらほら!」

シーン5・明希子と風遊子
 そこへ、妹の風遊子が友達の果那と沙奈と通りかかる。
 (ちょっと、やばいわ、あっちで喧嘩してるよ。見ち
  ゃダメ、はやく行こ!)
 風遊子、姉に気づく。
風遊子 「お姉ちゃん!」

 そこへ、通りかかる明希子。 
瑠衣  「あれ?明希子。」
鈴   「あんたたち、何してんの?」
 一瞬、動揺するが思い直して弥生が言う。
弥生  「ああ今日明希子、学校来なかったじゃん。」
蛍   「それなのに、こんなところでウロウロして
     いたんで。」
瑠花  「そんなことしたら、不良になるから。」
潤   「ダメだよ、って注意してたのさ。」
安奈  「ちゃんと学校行こうねって、ねえ明希子?」
瑠衣  「明希子、本当?」
明希子 「・・・」

 弥生、明希子が何も言わないので明希子の頭を押えて 
 頷かせる。鈴は、弥生のそばに来て、

鈴   「どいて。」
 弥生、その言葉にムッとしたけど、仕方なく退がる。
鈴   「あきちゃん、立てる?」
明希子 「・・・」

 そこへ、明子のカバンを拾った風遊子が来る。明希子にカバンを投げて、
風遊子 「さっさと立て。弱虫。」
瑠衣  「ちょっと風遊子、明希子はあんたのお姉ちゃん
     でしょ。なんてこと言うの!謝りなさい!」
風遊子 「やだ!」
瑠衣  「風遊子!」
風遊子 「・・・。」
瑠衣  「風遊子!」
風遊子 「お姉ちゃん弱かったら・・・誰が・・・風遊子
     ・・・守って・・・守ってくれるんだよ〜。」

 雨が降る。
 音楽、照明が変わり明希子と風遊子二人だけの世界にな
 る。

明希子 「ごめん。お姉ちゃん・・・頑張るからね。」
風遊子 「嘘。全然頑張ってない、逃げてるだけ。やなこ
     とから逃げてるだけ。辛いことから逃げてる
     だけ。」
明希子 「違うよ、やってるよ、努力してるよ。なんとか
     やっていこうとしてるよ。姉ちゃん、これでも頑
     張ってるんだよ。」
風遊子 「学校行かなかった、いじめられて戦わなかった。
     努力してないじゃん?頑張ってないじゃん!ど
     んな努力しているんだよ?何を頑張っているん
     だよ?結局、やなことから逃げようとしてるだけ
     じゃん、逃げ出すことに頑張ってるだけじゃん。」

 明希子、風遊子を叩く。風遊子倒れる。明希子は、風遊子
 を叩いたことにびっくりする。だって、叩くつもりなんか
 なかったから。でも叩いた。自分を守ろうとして、叩いた
 ことに気づいて、とてもとても嫌な気持ちになって、風裕
 子を置いて、この場所から逃げ出した。
 明子は、走った。走って息を切らして倒れた頃、雨が止んだ。 
 
 M8(ココマデオイデ)

  ある日、切れたの
  心の糸が
  動けなくなった
  足元にある
  水たまりの中
  歪んだ顔

  苦しくなって
  辛くなって
  歩いて来た道
  振り向いたけど
  何も見えない
  誰もいないの

  楽しいことって
  あったのかな?
  思い出せない
  何してきたのか
  今日は昨日を
  繰り返すだけ

  でも、ちょっと、待って
  今、不意に
  七色の虹
  現れて、
  見飽きた空を
  別世界にした

  (ココマデオイデ)

  懐かしい声
  聞こえてくるの
  君を守っている
  無駄な鎧を
  すべて脱ぎ捨て
  過去を飛びだせ!

  (ココマデオイデ)

  深呼吸して
  心開けば
  逃げてきたもの
  みんな嘘っぱち
  逆さ鏡の
  だまし絵だから

  (ココマデオイデ)

  生きる意味を
  探さなくても
  君の鼓動が
  いつも叫んでいる
  世界のノイズを
  シャットダウンして

  (ココマデオイデ)
  
  七色の
  風を吸えば
  土の匂いと
  青葉の雫
  命の答えは、
  キミそのものだ

  (ココマデオイデ)

  でも、ちょっと、待って
  今、不意に
  七色の虹
  現れて、
  見飽きた世界を
  グッと歪めた

  (ココマデオイデ)

  空から聞こえる
  懐かしい声
  君を守ってる
  無駄な鎧を
  すべて脱ぎ捨て
  今すぐ飛び出せ!

  (ココマデオイデ)

  耳をすまして
  目を見開けば
  おびえてたもの
  みんな嘘っぱち
  逆さ鏡の
  だまし絵だから

  (ココマデオイデ)

  生きているだけ
  それでOK
  君の鼓動が
  今日も叫んでる
  ノイズなんかで
  消えやしないさ

  (ココマデオイデ)

  七色の
  風を飲めば
  土の匂いと
  青葉の雫
  夢の答えは、
  君の手のひらに

  (ココマデオイデ)
  
  でも、ちょっと、待って
  でも、ちょっと、待って
  でも、ちょっと、待って

 明希子を残して全員ハケ。明希子のみあかり。

明希子 「なんだ、夢見てたのか?あれ、私なんでこん
     なところにいるんだろう?あ、風遊子迎えに
     行かなきゃ。」

 後ろを振り返ると、そこに女王が立っている。
明希子 「ギャーーー!」
女王  「ギャーーー!」
明希子 「な、なによ?」
女王  「な、なによ?」
明希子 「あ、あれ?あんた風遊子?」

女王  「ふゆこって、だ〜れ?」
明希子 「私の妹。」
女王  「私に似ているの?」
明希子 「めっちゃ、似ている。」
女王  「好き?」
明希子 「もちろん・・・でも・・・。」
女王  「でも、な〜に?」

明希子 「さっき、ここに来る前、喧嘩して。」
女王  「あ〜ら。」
明希子 「私、そんなつもりなかったのに手が出て。」
女王  「まあ〜。」
明希子 「叩いてしまった。初めて。なんであんなことし
     たんだろう。あ~、行かなきゃ。」
女王  「どこへ?」
明希子 「風遊子の所へ。」
女王  「どして?」
明希子 「だって、きっと泣いている。」
女王  「そうね、きっと泣いているわね。私も会ってみ
     たい・・・でもダメよ。」

明希子 「え?」
女王  「仲直りには、時間が必要です。それに、私あなた
     にお話があるの。まだ、自己紹介してなかったわ。
     私の名はミルフィーユ。」
明希子 「み、み、ミルフィーユ?」
女王  「そう。」
明希子 「なんだか、美味しそうな名前。あ、ご、ごめんな
     さい・・・わ、私は、明希子。」

女王  「明希子。そう、いいわ。では、明希子。あなたに
     命令します。」
明希子 「え?」
女王  「私は、夢の国の女王です。聞いたことある?」
明希子 「え?い、いいえ聞いたことないです。」
女王  「めんどくさ。」
明希子 「え?」
女王  「知ってましょうよ。夢の国くらい。世の中には、
     あなたが考えもしないこと、見たこともない世界
     があるってこと知らないの?」
明希子 「えー?きいたことありませんよ。夢の国なん
     て。」
女王  「じゃ、いいわ、知らなくて。」
明希子 「いやいや、教えてくださいよ。」
女王  「いやよ。」
明希子 「どうして?」
女王  「女王の役目じゃないもん。」
明希子 「えー。」
女王  「女王はいちいちそんなこと説明しない。」
明希子 「まあ、確かに。」
女王  「女王は、命令するだけ。」
明希子 「なるほど。」
女王  「まあ、そのうちわかるわ。」
明希子 「あの、命令って?」
女王  「あれ?なんだっけ?あ、そうよ、思い出した
     わ、さあ、明希子。夢の国へ行きなさい。」
明希子 「な、なぜ?」
女王  「なぜなんてないの!これは命令です。」
明希子 「そんな、何か少しでもいいですから、説明して
     ください。」
女王  「行けばわかるわ。それでは、さらば。」
明希子 「だめー!」
女王  「離せ!。こら離しなさい。」
明希子 「話すもんかー。」
女王  「なぜ、離さないのだ?」
明希子 「どうやって、夢の国に行けばいいのよ?どこに
     あるか、どうやっていくのか、全然わからない
     わよ。」
女王  「あれ?言ってなかった?」
明希子 「言ってないです。」
女王  「あら、ほほほ、だったら行けるわけないわね!
     それじゃあ、おしえてあげます。夢の国は、虹の
向こうに。入り口は、虹の上に。
さあ、これでよくわかりましたね。それでは、ば
いばい。」
明希子 「まってぇ。虹の、虹の上にどうやって上がる
の~?」
女王  「歩いても、走っても、飛んでもいいわ。すきな
ようにして。」
明希子 「だめ~。それ全部できません。落ちちゃいま
す。」
女王  「はあ?人間って、そんなことも出来ないの?め
んどくさ。」
明希子 「近づくこともできません。近づいたら、いつの
間にか消えてしまうんです。」
女王  「なんて不幸な生き物なの?」
明希子 「だから、一緒に連れてってください。」
女王  「女王はそんなことしないの。わかったわ、あなた
を案内してくれる子を呼んできます。そこでおとなしく待っていなさい、わかった?」
明希子 「わかりました。ありがとうございます。まって
います、忘れないでくださいね。お願いしますよ。」
女王  「あー、めんどくさいわ、来なきゃよかった。」

 女王,普通にハケル。

明希子 「え~、わたし、なに?ど~なんってんの?何が
起こってるの?どうしたらいいの?おちつけ~、
あきこ~、おちつけ~、あきこ~、おちつけ~、
あきこ~。よ、よ、よ、よし。おつ、おつ、おつ
ついた、あれ、あー、しっかりしろー。大丈夫だ
ぞ~、あきこ~、気にしないぞ~。えっとえっと、
えっとたしか、夢見てたんだよね?うん、それで、
起きたら、あれ、あれが、ミルフィーユっていっ
たよ、ミルフィーユって、言いにくいわ、もう。
しかも女王だって、夢の国の女王だって。お菓子
の国でしょ~、ミルフィーユっておかしじゃん。
その上、夢の国に来いって、え~?これってまじぃ?いやいやいやいや、あり得ないし、絶対ない、でもあったよ~!なんであるんだよ~。あ~、これからど~なるんだよ~、もうすぐ、迎えが来るよ~、やーだあー、もう来てるよ~。」

そんなふうに、明希子が一人で騒いでいると、ヘロンとホロンが登場する。

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シーン3

  • 投稿者:平田亮 (2016-12-16 (金) 15:33:56)

シーン3

グレゴリオ聖歌〜たい冠式のイメージDVD
 マカロン、ヘロン、ホロン、騎士、女王
マカロン「そう言ったわけで、無事にたい冠式を終え、
     王女は晴れて女王になられたのでございま
     す。
     たった10歳の若さで。わお~、全くアンビ   
     リーバボーな世界ですな、この国は。でもま
     あ、なんといっても夢の国ですから、そんな
     こともよくある話で、めずらしくもないので
     ございます。」
ヘロン 「おとうさま、これでよかったのでしょう
     か?」
マカロン「というと、どういう意味だい?」
ホロン 「だって、女王様はまだ・・・」
マカロン「ご病気のままだってことかな?」
ヘホ  「そうですわ。」
マカロン「そこなんだけどね・・・」
ヘホ  「なに?」
マカロン「わたしは、どうも腑に落ちないんだよねえ。」

     M4・小さな疑い

     王様が
なくなったあの日、
知らせを聞いた
王女さま・・・・・・・・・マカロン

気が触れたように
見えたけど
果たしてあれは
本当なの?・・・・・・・・ヘロン

思い返せば
あれは王女が
皆をあざむく
芝居かも?・・・・・・・・ホロン
 
そんな疑念が
すこしづつ
心の隅に
芽生えたんだ・・・・・・・マカロン

     いやいや、わずか
10歳の子が
そんな芸当
できないさ・・・・・・・・ヘロン、ホロン

そう思えば
思うほどに
消えない疑惑
増す不安・・・・・・マカ、へ、ホ

王様が 
いないお城の
さみしさゆえに
そう思う?・・・・・マカ、へ、ホ

王様と
呼んでもだれも
答えぬ
つらさゆえ?・・・・マカ、へ、ホ

(ちょっとした、気の迷いだろう・・・
わたくしもそう思います、そう思いますが・・・近頃の女王の物言いを聞いていますと、何かたくさんの企みを女王が抱いておられるような、そんな気が・・・。)
女王  「マカロン!」
道化師 「マカマカマカロン!」
マカロン「は~い、はい、はい、はい、はい。何でござ
     いましょう?」
女王  「先ほどから何をブツブツブツブツブ~ツブツ申
しておるのじゃ?」
道化師 「もうしておるのじゃ~?」
マカロン「いやいや、なんでもございません。年を取り
     ますといつの間にか知らぬ間に、ぶつぶつと、    
     独り言をつぶやいているのでございます。こ
     まったものです。」
女王  「そーかー!それならばたった今からお前の
     事をマカロンではなくブツブツと呼ぶこと
     にする。ヘロン、ホロンお前たちの父親は、
     今日からブツブツじゃ。」
へ、ホ 「はい。」
道化師 「こんにちは、ブツブツじーさん。」
マカロン「は?いやいや。」
女王  「皆の者、たった今からマカロンは、マカロン
     ではない、ブツブツじゃ!」
道化師 「ブツブツって、呼びなさいね。」
皆の者 「はい、仰せの通りに。」
マカロン「そ、そんなあ。やめてください。」
女王  「ブツブツ。」
道化師 「ブツブツ。」
マカロン「え?あ、はい。」
女王  「独り言じゃ。」
マカロン「あ〜左様でしたか・・・ま、紛らわしい。」
女王  「ブツブツ。」
道化師 「ブツブツ。」
マカロン「・・・」
女王  「ブツブツ。」
道化師 「ブツブツ。」
マカロン「・・・」
女王  「呼んだのになぜ返事をしないのだ?」
道化師 「返事しろー!」
マカロン「えー?だって、わかりませんよ、独り言なのか私
     を呼んだのか!」
道化師 「言い訳しない、ちゃんと聞くの!」
女王  「ブツブツ?」
マカロン「(恐る恐る)・・・はい?」
女王  「独り言じゃ。」
道化師 「また間違えたあ。」
マカロン「ああ、もうっ。」
 女王、とびっきり大きな声で、
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい!お呼びで?」
道化師 「正解!」
女王  「父上は、なぜなくなったの?」
マカロン「えー?急に真面目な話ですか?」
道化師 「早く答えなさい。」
マカロン「えー、ドクター・ジャックに聞いたところ、
     極度の過労死ではないかとの診断でござい
     ました。」
 大きな声で、
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい。」
道化師 「またまた、正解。」
女王  「過労死って何?」
マカロン「えーっと、働きすぎて、睡眠不足で、体が弱
     くなって、病気になって、死んじゃう病気で
     す。」
女王  「ブツブツー。」
マカロン「はい。」
女王  「父上は、国王であった。」
マカロン「はい、ご立派な王様でございました。」
女王  「ではなぜ、国王の父上が働きすぎて死んで   
     しまうのだ?家来たちが、こんなに元気なの
     に?」
道化師 「君たち、どうしてそんなに元気なの?」
 と言って、みんなを指す。
 みんな動揺する。ざわざわざわ。
シャル 「女王様、それはあまりな言われよう。」
クロワ 「我等が、まるで怠け者であるかのような
     物言いではありませんか?」
女王  「違うのか?」
道化師 「なまけものでしょ?」
フラペ 「違いますとも、まったく、ぜんっぜん、き
     っぱり違います。」
ティラ 「我等は、今は亡き国王にこの国を守るため
     昼夜を問はずお仕えしてまいりました。」
フロラ 「そうです、我らの忠誠をお信じください。」
ガトー 「女王がお信じにならなくても、前国王は、
     我らを信頼なさっていました。」
女王  「ふーん。」
道化師 「死人に口無しだもん。」
モンブ 「あのう女王様、どうかお聞きください。」
女王  「なあに?モンブラン、話しなさい?」
モンブ 「この夢の国は、今とても、大変な問題を抱
     えております。」
女王  「なーに?」
道化師 「どんな問題?」
モンブ 「この国は、人間が夢を見ることで豊かな国
     になります。人の夢見る力が、この国を支
     えているのでございます。」
女王  「ふ〜ん。」
道化師 「それで?」
モンブ 「ところが、近頃人間が変わってしまったと
     言いましょうか、人間が、夢を見なくなって
     しまったようなのです。」
道化師 「あ、そう。」
女王  「なぜ?」
道化師 「なぜ?」
モンブ 「そ、それがわからないのです。」
道化師 「わからないじゃしょうがないわねえ。」
女王  「誰かわかるひとー?」
道化師 「なぜ、人間は夢をみなくなったのか?」
マカロン「女王さま、このブツブツがお答えしましょ
     う。」
女王  「ブツブツ、知ってるの?」
道化師 「答えてみよ。」

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変更1

  • 投稿者:平田 (2016-12-16 (金) 15:31:51)

重苦しい音楽、騎士が集まって対策を練っている。

ティラ 「一体、どうすればいいのだ?」
クロワ 「王女がああなってしまっては、どうするこ
     ともできまい。」
ガトー 「もう、この国も終わりだなあ。」
フロラ 「何を言う。それでもこの国の騎士か?」
フラペ 「まあまあまあ、争っている場合ですか。」
シャル 「諸君!まず、我らがやらねばならないのは、
     国王の葬儀だ。」
モンブ 「うん、そうだ。」
 以下、全員、そうだ、異議なし、うん、などと言う。
シャル 「次に、新しく王になるお方を決めねばなら
     ないが、私は王女に王になっていただくのが
     一番だと思う。」
クロワ 「何を馬鹿なことを。王女の病が移ったか?」
シャル 「何?」
モンブ 「シャルロット、なぜそう思う?」
シャル 「王女は、不幸にも王の死を聞いて気がおか

         しくなられた。だが、それは、王女がどんな
         に王を愛しておられたかの証でもあるのだ。
         王も王女の事を殊の外、愛されていた・・・

     諸君、王女は王の直系の子孫だ。王女のほか
     に王を継ぐ者はいない。だが、このまま王女
     が王位に就くのは無理があろう。王女の病が
     回復し、成人するまで、われ等が王女を助け、
     この国を守っていこうではないか!」
モンブ 「おー、その通りだ。」
フロラ 「それが良い。」
ティラ 「俺も賛成。」
フラペ 「私も賛成です、さすがシャルロットさん。」
ガトー 「は、は、は、は。おめでたい奴らが我が騎
     士団にそんなにいたとは、こりゃ全く驚き
     だ。」
フロラ 「何?」
ティラ 「なんだと?」
フラペ 「どいう意味でしょう?」
シャル 「事と次第によっては、ただでは置かぬぞ!」
ガトー 「まあまあ、そんなに熱くなるな。ほらほら、
     頭から湯気が出ているぞ!」
シャル 「おのれ、抜け。」
クロワ 「待て。喧嘩も良いが、まずガトーの話を聞
     いてからだ。なあガトー、シャルロットの意
     見はどこがめでたいのだ?」
ガトー 「シャロットの意見も正しいところはある、
     王女の他に王を継ぐ者はいない。だが王女の 
     病いが回復するまでなどと、悠長なことを言
     ってる場合ではない!」
 セリフがいつの間にか、歌になるような感じで・・・

   M3・団結の時

すぐに王位に
つかせるべきだ

そうしなければ
王女はすぐに
殺される・・・・・・・・・ガトー   
     
 誰が王女を
殺すのだ?・・・・・・・・フロラ

 王になりたい
奴がいるのさ・・・・・・・ガトー

 しかし、王女は
まだ病気だぞ・・・・・・・ティラ

このまま治らぬ
可能性だって・・・・・・・フラぺ

 では、どうすれば
王女を救える・・・・・・・モンブ

    そうか!わかった!
治ったことに
すればよいのだ・・・・・・クロワ

    そんなことが
    できるのか?・・・・・・・シャル

    それを、やるしか
    道はない・・・・・・・・・ガトー

いったい、どうやって・・・シャル

何としてでも
信じ込ませる・・・・・・・クロワ

    だが、それは嘘だ!
嘘はバレるぞ・・・・・・・・シャル

たい冠式まで
その嘘を
つき通せ

そうすれば
王女の命を
救えよう・・・・・・・・・ガトー

 やるしかあるまい
王女のために

やり遂げるのだ
王女のために・・・・・・・全

 暗転〜教会の鐘

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王の訃報のあと

  • 投稿者:hrata akira (2016-12-10 (土) 17:05:19)

    何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員
    
 曲終わり暗転
 重苦しい音楽、騎士が集まって対策を練っている。

ティラ 「一体、どうすればいいのだ?」
クロワ 「王女がああなってしまっては、どうするこ
     ともできまい。」

ガトー 「もう、この国も終わりだなあ。」
フロラ 「何を言う。それでもこの国の騎士か?」
フラペ 「まあまあまあ、争っている場合ですか。」
シャル 「諸君!まず、我らがやらねばならないのは、
     国王の葬儀だ。」
モンブ 「うん、そうだ。」
 以下、全員、そうだ、異議なし、うん、などと言う。

シャル 「次に、新しく王になるお方を決めねばなら
     ないが、私は王女に王になっていただくのが
     一番だと思う。」
クロワ 「何を馬鹿なことを。王女の病が移ったか?」
シャル 「何?」
モンブ 「シャルロット、なぜそう思う?」
シャル 「王女は、不幸にも王の死を聞いて気がおか

         しくなられた。だが、それは、王女がどんな
         に王を愛しておられたかの証でもあるのだ。
         王も王女の事を殊の外、愛されていた・・・

     諸君、王女は王の直系の子孫だ。王女のほか
     に王を継ぐ者はいない。だが、このまま王女
     が王位に就くのは無理があろう。王女の病が
     回復し、成人するまで、われ等が王女を助け、
     この国を守っていこうではないか!」

モンブ 「おー、その通りだ。」
フロラ 「それが良い。」
ティラ 「俺も賛成。」
フラペ 「私も賛成です、さすがシャルロットさん。」

ガトー 「は、は、は、は。おめでたい奴らが我が騎
     士団にそんなにいたとは、こりゃ全く驚き
     だ。」
フロラ 「何?」
ティラ 「なんだと?」
フラペ 「どいう意味でしょう?」
シャル 「事と次第によっては、ただでは置かぬぞ!」
ガトー 「まあまあ、そんなに熱くなるな。ほらほら、
     頭から湯気が出ているぞ!」

シャル 「おのれ、抜け。」
クロワ 「待て。喧嘩も良いが、まずガトーの話を聞
     いてからだ。なあガトー、シャルロットの意
     見はどこがめでたいのだ?」
ガトー 「シャロットの意見も正しいところはある、
     王女の他に王を継ぐ者はいない。だが王女の 
     病いが回復するまでなどと、悠長なことを言
     ってる場合ではない、すぐに王位につかせる
     べきだ、そうしなければ、王女は殺されるか   
     牢に入るかいずれかになる。」

フロラ 「誰が王女を殺すのだ?」
ガトー 「王になりたい奴に決まっているだろう。」
ティラ 「しかし、王女はまだ病気だ。」
フラペ 「このまま治らぬ可能性だってあります。」
モンブ 「一体どうすれば、王女を救えるのだ?」
クロワ 「そうか!治ったことにすればいいのだ。」
シャル 「そんなことが?」
ガトー 「それしか方法はないのさ。」

シャル 「どうやって?」
クロワ 「何としても信じ込ませるのだ。」
シャル 「しかし、それは嘘だ!嘘はバレる。」
ガトー 「たい冠式まで、その嘘をつき通すのだ。そ
     うすれば、王女は殺されずに済む。」
モンブ 「・・・やるしかあるまい。王女のために。」
全   「王女のために。」

 暗転〜教会の鐘
グレゴリオ聖歌〜たい冠式のイメージDVD

マカロン「そう言ったわけで、無事にたい冠式を終え、
     王女は晴れて女王におなりあそばしたので
     ございます。しかも10歳の若さで。わお。
     全くアンビリーバボーな世界ですな。この国
     は、夢の国ですからそんなことも不思議とは
     言えないのでございます。ですが、わたくし
     にはどうにも腑に落ちないことがございま
     す。
     それは、王がなくなったあの日、知らせを聞
     いた王女は、誰の目にも気が触れたように見
     えたのでございますが、果たしてあれは本当
     だったのだろうか?もしかしたら、王女は、
     わざとあのような振る舞いをなされたので
     はないか?いやいや、わずか10歳の女の子
     が皆を騙すような、そんな離れ業ができるは
     ずがない。わたくしもそう思います、そう思
     いますが・・・近頃の女王の物言いを見てい
     ますと、何かたくさんの企みを女王が抱いて
     おられるような、そんな気が・・・。」

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M3後

  • 投稿者:平田 (2016-12-05 (月) 17:45:05)

    なりましょう
    そうして鳥の
    餌になるの

    とりのいちぶに
    なれる夢
    とりのいのちに
    なれる夢
    
    嘴になる
    羽になる
    鋭い爪に
    赤い血に

    赤道を越え
    風に任せて
    泣きながら
    笑いながら
    
    
    
 チャイムの音がなり、慌てて帰ろうとする美希、そこ 
 へクラスメートが通りかかる。    
 
弥生  「だから、あいつに言ったんだよ、先生にそん
     なこと言ってもわかるわけねーじゃん、って
     さあ。そしたら、あいつなんて言ったと思
     う?」
安奈  「何?」
蛍   「何?」
瑠花  「なんだよ?」
潤   「早く言えよ!」
弥生  「先生って、なんでも知っているから先生な
     んだよ、だから、先生の知らないことなんて
     ないんだよ、だってさ。」
 みんな、笑う。
瑠花  「先生は神さまでーす?」
安奈  「なんでも知っていまーす。」
蛍   「知らないことなんてアリマセーン。」
 みんな、笑う。
潤   「めちゃウケる。」
弥生  「ちょっと、あれ、明希子じゃね?」
瑠花  「あ。」
蛍   「本当だ。」
安奈  「学校きてなかったよね。」
潤   「何してんだあ、あいつ。」
 明希子、見つかって、慌てて帰ろうとする。
弥生  「コラコラコラ。あきこちゃ〜ん、どこ行く
     のかなあ?」
明希子 「え?」
瑠花  「こーんなところで、なーにしてんの?」
明希子 「何って・・・」
蛍   「学校にもいかないでさあ。」
明希子 「・・・」
安奈  「え〜!明希子ちゃん、学校行かなかったの
     〜?どうしてぇ?」
明希子 「そ、それは・・・」
潤   「何?何?何?お腹、痛いのお?」
明希子 「違うよ。」
瑠花  「頭、痛いのお?」
明希子 「・・・違う。」
蛍   「じゃあ、何なんだよ!」
明希子 「あ、あの、気分が悪くて・・・それで。」
瑠花  「それで、嫌になって。」
蛍   「うんざりして。」
安奈  「どーでもよくなって。」
潤   「学校休んだんだ。」

弥生  「せんせーい、あきこ、気分悪いんで学校休
     みますね。ってさ、ちゃんと連絡したのかな
     あ?」
明希子 「・・・」
弥生  「あれ?あれ、あれ?聞こえなかった?ねえ、
     聞こえなかったの?」
明希子 「・・・き、・・・こえ・・・た。」

潤   「えー?なにぃ〜?」
安奈  「なんて言ったの?」
瑠花  「聞こえないじゃん。あんたがはっきりしな
     いから、私ら、あんたを苛めてるみたいに見
     えるじゃん。いい加減にしてよ。」
明希子 「ご、ごめん。」
安奈  「だからさあ、先生に学校休むって言った
     の?」
明希子 「言ってない。」
潤    「え〜!それマズイよ。マズイ。やばくない?」
明希子 「え?」
蛍   「明希子ってそんな子だった?不良じゃん。」
明希子 「違う。」

瑠花  「不良だよ。学校ズルしてこんなとこで遊ん
     でるなんて100パー不良でしょ?」
明希子 「違う、そんなんじゃない。」
安奈  「あ!誰かと待ち合わせしてたとか?」
明希子 「え?」
弥生  「あんた、それ、不純異性交遊よ!」
明希子 「違う、そんなことしてない。」

蛍   「いやらしい。」
4人  「いやらしい。」
瑠花  「不潔。」
4人  「不潔。」
潤   「最低。」
4人  「サイッテー。」
明希子 「違う!違う!違う!違う!」

 弥生、明希子を突き飛ばす。
明希子 「痛い。」
弥生  「何が違うんだよ。」
瑠花  「どこが違うのさ。」
蛍   「ほんと、むかつく。」
潤   「謝れよ。」
安奈  「認めなさいよ。」
弥生  「ほらほらほら!」

 そこへ、妹の風遊子が友達の果那と沙奈と通りかかる。
 (ちょっと、やばいわ、あっちで喧嘩してるよ。見ち
  ゃダメ、はやく行こ!)
 風遊子、姉に気づく。
風遊子 「お姉ちゃん!」

 そこへ、通りかかる明希子。 
瑠衣  「あれ?明希子。」
鈴   「あんたたち、何してんの?」

 一瞬、動揺するが思い直して弥生が言う。
弥生  「ああ、今日、明希子、学校来なかったじゃん。」
蛍   「それなのに、こんなところでウロウロして
     いたんで。」
瑠花  「そんなことしたら、不良になるから。」
潤   「ダメだよ、って注意してたのさ。」
安奈  「ちゃんと学校行こうねって、ねえ明希子?」
瑠衣  「明希子、本当?」
明希子 「・・・」

 弥生、明希子が何も言わないので明希子の頭を押えて 
 頷かせる。鈴は、弥生のそばに来て、

鈴   「どいて。」
 弥生、その言葉にムッとしたけど、仕方なく退がる。
鈴   「あきちゃん、立てる?」
明希子 「・・・」

 そこへ、明子のカバンを拾った風遊子が来る。明希子にカバンを投げて、
風遊子 「さっさと立て。弱虫。」
 と言って、上手にハケる。
 みんな、あっけにとられていると、明希子が立ち上がって、
明希子 「ごめんね。」
 と言って、上手にハケる。 

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王の訃報以後

  • 投稿者:平田亮 (2016-11-17 (木) 11:46:45)

 何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員
    

 皆右往左往しながら騒いでいる、照明FO
 曲転調・夢の国の出来事から、現実の世界に戻ってき 
 たようなそんな感じのする曲が暗転の間流れている。
 約1分、そしてチャイムの音がなる。チャイムの音終
 わって、照明FI
 美希が一人いる。ひとりぼっち。他に誰もいない。
 しゃがんでいる。落ち込んでいる。

美希  「学校なんか消えてなくなれ。学校消えろ、
     学校消えろ。神様、お願い、お願い、お願い、
     お願い、どうか願いを聞いてください。私が
     目を開けたら学校無くなってます、綺麗さっ 
     ぱり消えています。先生も、友達もみんない
     ません。お願いします、お願いします。お願
     いします。お願いします。アブダカダブラ、
     アブダカダブラ。エイッ!」
    
 美希は、そ〜っと、目を開けた。美希の願いもむなし 
 く、学校はいつものようにそこにあります。

美希  「はあ・・・だめだあ・・・嫌だなあ・・・ま
     たいじめられるなあ・・・行きたくない・・・
     なあ。」

美希  「ねえ?・・・ねえ?・・・ねえってばあ?」
美希  「何?」
美希  「あそぼ?」
美希  「何すんの?」
美希  「う~ん、野球。」
美希  「女の子が?」
美希  「そ。女の子が。」
美希  「しかも、2人で?」

美希  「いーじゃん、やろうよ〜。」
美希  「ボールは?」
美希  「ない。」
美希  「へ?」
美希  「エアー野球よ。投げてるつもり、打ったつ
     もり。」
美希  「あーね。はい、オッケーどっからでもかか
     ってきなさい。」
美希  「さあ、ピッチャーみきちゃん、大きく振り
     かぶって、第1球投げましたあ。」 
美希  「ばしっ。ストライーク!い~よ。その調子、その調子。」

美希  「ぱしっ。へっへっへ。さあ、サインが決ま
     って、美希投手大きく振りかぶって、第2球
     を投げました。」
美希  「うわっ、大暴騰!どうしたんだよ?」
美希  「メンゴ、メンゴ。足滑っちゃった。」
美希  「しっかりしろよ。」
美希  「オッケー、オッケー。もう大丈夫。」
美希  「そうか、わかった!。」

美希  「よし!(自分に言い聞かせる)さあ、ピッ
     チャー気を取り直して、サインの交換、大き
     く振りかぶって第3球を投げましたあ!」
美希  「カキーン。打たれた。これは大きい、打球は
     ぐんぐん伸びる、ぐんぐんのびる、これは、
     ホームランか?あ〜っと、真っ青な・・・空
     の・・・彼方に・・・消えて・・・行きまし
     たあ。」

美希  「なんで打つのよ?」
美希  「・・・」
美希  「なんで?」
美希  「・・・」
美希  「どうしたの?」
美希  「・・・」
美希  「ミキ!」

 美希、突然、泣き叫ぶ。
美希  「ワアアア!嫌だあああ!嫌だ、嫌だ、嫌だ、
     嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だあ。こ
     こは嫌だあ!みんな嫌いだよ〜。どこか行き
     たいよ〜。鳥がいいよお、鳥になりたいよ〜、
     こんな所にいたくないよ〜、誰も知らない所
     に行きたいよ〜。誰にも会いたくないよ~。
     先生にも、友達にも、家族にも、私を知って
     る人みんな・・・みんな・・・消えて・・・。」

美希  「そんなこと・・・できないよね・・・」

   とりのいちぶに

    空を飛べたら
    どんなにいいか
    悲しい時は
    いつも、そう、思う
    
  それがだめなの
  分かっているけど
  叶えられる日を
  想いたい
  
    どんなに鳥に
    なりたくても
    それが無理だと
    いうのなら

    地を這う虫に
    なりましょう
    そうして鳥の
    餌になろう

    鳥の一部に
    なれる夢
    鳥の命に
    なれる夢
    
    嘴になる
    翼になる
    鋭い爪に
    赤い血に

    赤道を越え
    風に任せて
    泣きながら
    笑いながら
    
    

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無題

  • 投稿者:平田 亮 (2016-11-14 (月) 02:11:48)

皆右往左往しながら騒いでいる、照明FO
 曲転調・夢の国の出来事から、現実の世界に戻ってき 
 たようなそんな感じのする曲が暗転の間流れている。
 約1分、そしてチャイムの音がなる。チャイムの音終
 わって、照明FI
 美希が一人いる。ひとりぼっち。他に誰もいない。
 しゃがんでいる。落ち込んでいる。

美希  「ねえ?」
美希  「何?」
美希  「あそぼ?」
美希  「何すんの?」
美希  「う~ん、野球。」
美希  「女の子が?」
美希  「そ。女の子が。」
美希  「しかも、2人で?」
美希  「いーじゃん、やろうよ〜。」
美希  「ボールは?」
美希  「ない。」
美希  「へ?」
美希  「エアー野球よ。投げてるつもり、打ったつ
     もり。」
美希  「あーね。はい、オッケーどっからでもかか
     ってきなさい。」
美希  「さあ、ピッチャーみきちゃん、大きく振り
     かぶって、第1球投げましたあ。」 
美希  「ばしっ。ストライーク!い~よ。その調子、その調子。」
美希  「ぱしっ。へっへっへ。さあ、サインが決ま
     って、美希投手大きく振りかぶって、第2球
     を投げました。」
美希  「カキーン。打たれた。これは大きい、打球は
     ぐんぐん伸びる、ぐんぐんのびる、これは、
     ホームランか?あ〜っと、真っ青な・・・空
     の・・・彼方に・・・消えて・・・行きまし
     たあ。」
美希  「なんで打つのよ?」
美希  「・・・」
美希  「なんで?」
美希  「・・・」
美希  「どうしたの?」
美希  「・・・」
美希  「ミキ!」

 美希、突然、泣き叫ぶ。
美希  「ワアアア!嫌だあああ!嫌だ、嫌だ、嫌だ、
     嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だあ。こ
     こは嫌だあ!みんな嫌いだよ〜。どこか行き
     たいよ〜。鳥がいいよお、鳥になりたいよ〜、
     こんな所にいたくないよ〜、誰も知らない所
     に行きたいよ〜。」
美希  「そんなこと・・・できないよね・・・」

   鳥のいちぶに

    どんなに鳥に
    なりたくっても

    それが無理だと
    いうのなら

    地を這う虫に
    なりましょう

    そうして鳥に
    食べられよう

    そしたら鳥の
    一部になれる

    翼になれる
    嘴になる

    鋭い爪に
    赤い血に

    そして赤道を
    行ったり来たり
    
    
 

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騎士が歌うところを誰が歌うか決めました。

  • 投稿者:平田亮 (2016-11-08 (火) 04:54:12)

7人の騎士のうち、誰が歌うか決めました。練習でやってみて合わなかったら変えます。ラストの全員で歌うところを増やしました。

M0(幕開きの音楽)

 幕が上がると、そこは夢の国の宮殿。
 今日は、王女の10歳の誕生日、豪華なケーキと、見事な 
 食べ物がならべられています。

道化師 「さあ、夢の国の宮廷にお集まりの皆様、王女の10
     歳の誕生日を祝って、盛大に踊りましょう。」

M1(宮廷音楽)
 
 皆が、華やかに踊っていると、執事のマカロンが慌てて医者のジャック先生に耳打ちして、2人上手に消える。それを見ていたヘロンとホロンは不安になって、後を追う。そして、宮廷にこだまする悲鳴。

M2(国王の訃報)

 上手から、マカロンを抱きかかえるように、ヘロンホロン
 登場。後から、医者も登場。

    ああ、もうだめだ・・・・マカロン
こんなことって・・・・・ヘロン
神様、許して・・・・・・ホロン

なんだ?どうした?・・ ・モンブラン
この世の終わりだ!・・・マカロン
あまりに突然・・・・・・ヘロン
かなしすぎるわ・・・・・ホロン

一体何が
起こったのだ?・・・・・クロワッサン

誰が聞いても
あまりに酷い・・・・・・ホロン
こんなことに
誰が耐えると?・・・・・ヘロン

早く言うのだ!
われらの前で
激しく嘆く
そのわけを・・・・・・・騎士たち

ああ、
そのわけは・・・・・・・マカロン

そのわけは?・・・・・・騎士たち
ドクタージャックに
お聞き下さい・・・・・・マカ、ヘホ

(みな、一斉にドクタージャックをみる)
ドクター
ドクタードクター
ドクタードクタードクター
(一体何があったのだ?)
ドクター、ジャック!・・みんな

国王さまが・・・・・・・ジャック

なに?王が・・・・・・・騎士たち
王がどうした?・・・・・シャルロット

お亡くなりに
なりました・・・・・・・マカ、ヘホ、ジャック

きゃーーー!・・・・・・王女
(王女、叫んで倒れる。)

王女さま(セリフかな。)・作家、測量士

まさか!どうして・・・・ティラミス
うそだ、うそだ、うそだ・フロランタン
なんてひどいこと・・・・フラペチーノ
    ああ神は、見捨てた・・・ガトー

    王女を生んで
    その日のうちに
    母はなくなり・・・・・・モンブラン

10歳の
誕生日には
父が死ぬなんて・・・・・クロワッサン
  
    これからこの国に
    どんな災いが
    降りかかるのか?・・・・シャルロット
        
    (突然王女が笑いだす)
   ふふふ、はっはっはっ、ひーひっひっひっ!
    
    パパハドコ、オハナシアルノ
    ママハドコ、ミタコトモナイ

    ネエダレカホラ
    オシエテクダサイ

    ワタシハイッタイ
    ドコノダレナノ?

    オソラハグングン
    トケイハグルグル
     
    ユメノクニデハ
ミナコワレテル・・・・・王女

なんだこれは?
どうしてしまった?・・・モン、ティラ

王女さまの
気が狂われた・・・・・・シャル、フロ

呪われた
この人を見よ!・・・・・クロ、ガト

王女さまを
助けてくれ!・・・・・・モン、フラ

(ジャック、何とか直そうとするが)
だめだあ!

はっはっはっ、ひーひっひっひっ!
王女は、笑いながらすべての物を壊して回るのであった。
王女を、捕まえろ。あの笑い声をやめさせろ。牢屋にいれろ。
   
    夢の国が
壊れていくぞ

夢の国が
けがされていく

何かしないと
大変なことに
    
     何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員

    ユメノクニに
    誰もいなくなる

    ユメノクニが
    消えて無くなる

    なんとしてでも
    食い止めないと

    何か手を打て
    この国を救え!・・・・全員
    

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認証コード(5613)

導入部

  • 投稿者:平田 亮 (2016-11-03 (木) 00:40:27)

M0(幕開きの音楽)

 幕が上がると、そこは夢の国の宮殿。
 今日は、王女の10歳の誕生日、豪華なケーキと、見事な 
 食べ物がならべられています。

道化師 「さあ、夢の国の宮廷にお集まりの皆様、王女の10
     歳の誕生日を祝って、盛大に踊りましょう。」

M1(宮廷音楽)
 
 皆が、華やかに踊っていると、執事のマカロンが慌てて医者のジャック先生に耳打ちして、2人上手に消える。それを見ていたヘロンとホロンは不安になって、後を追う。そして、宮廷にこだまする悲鳴。

M2(国王の訃報)

 上手から、マカロンを抱きかかえるように、ヘロンホロン
 登場。後から、医者も登場。

    ああ、もうだめだ・・・・マカロン
こんなことって・・・・・ヘロン
神様、許して・・・・・・ホロン

なんだ?どうした?・・ ・騎士A
この世の終わりだ!・・・マカロン
あまりに突然・・・・・・ヘロン
かなしすぎるわ・・・・・ホロン

一体何が
起こったのだ?・・・・・騎士B

誰が聞いても
あまりに酷い・・・・・・ホロン
こんなことに
誰が耐えると?・・・・・ヘロン

早く言うのだ!
われらの前で
激しく嘆く
そのわけを・・・・・・・騎士たち

ああ、
そのわけは・・・・・・・マカロン

そのわけは?・・・・・・騎士たち
ドクタージャックに
お聞き下さい・・・・・・マカ、ヘホ

(みな、一斉にドクタージャックをみる)
ドクター
ドクタードクター
ドクタードクタードクター
(一体何があったのだ?)
ドクター、ジャック!・・みんな

国王さまが・・・・・・・ジャック

なに?王が・・・・・・・騎士たち
王がどうした?・・・・・騎士C

お亡くなりに
なりました・・・・・・・マカ、ヘホ、ジャック

きゃーーー!・・・・・・王女
(王女、叫んで倒れる。)

王女さま(セリフかな。)・作家、測量士

まさか!どうして・・・・騎士D
うそだ、うそだ、うそだ・騎士E
なんてひどいこと・・・・騎士F
    ああ神は、見捨てた・・・騎士G

    王女を生んで
    その日のうちに
    母はなくなり・・・・・・騎士A

10歳の
誕生日には
父が死ぬなんて・・・・・騎士B
  
    これからこの国に
    どんな災いが
    降りかかるのか?・・・・騎士C
        
    (突然王女が笑いだす)
   ふふふ、はっはっはっ、ひーひっひっひっ!
    
    パパハドコ、オハナシアルノ
    ママハドコ、ミタコトモナイ

    ネエダレカホラ
    オシエテクダサイ

    ワタシハイッタイ
    ドコノダレナノ?

    オソラハグングン
    トケイハグルグル
     
    ユメノクニデハ
ミナコワレテル・・・・・王女

なんだこれは?
どうしてしまった?

王女さまの
気が狂われた

呪われた
この人を見よ!

王女さまを
助けてくれ!

(ジャック、何とか直そうとするが)
だめだあ!

はっはっはっ、ひーひっひっひっ!
王女は、笑いながらすべての物を壊して回るのであった。
王女を、捕まえろ。あの笑い声をやめさせろ。牢屋にいれろ。
   
    夢の国が
壊れていくぞ

夢の国が
けがされていく

何かしないと
大変なことに
    
何か手を打て
この国を救え!

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o-puninngu

  • 投稿者:hirata (2016-10-31 (月) 18:18:21)

 
M0(幕開きの音楽)

 幕が上がると、そこは夢の国の宮殿。
 今日は、王女の10歳の誕生日、豪華なケーキと、見事な 
 食べ物がならべられています。

道化師 「さあ、夢の国の宮廷にお集まりの皆様、王女の10
     歳の誕生日を祝って、盛大に踊りましょう。」

M1(宮廷音楽)
 
 皆が、華やかに踊っていると、執事のマカロンが慌てて医者のジャック先生に耳打ちして、2人上手に消える。それを見ていたヘロンとホロンは不安になって、後を追う。そして、宮廷にこだまする悲鳴。

M2(国王の訃報)

 上手から、マカロンを抱きかかえるように、ヘロンホロン
 登場。後から、医者も登場。

    ああ、もうだめだ・・・・マカロン
こんなことって・・・・ヘロン
神様、許して・・・・・・ホロン

なんだ?どうした?・・・騎士A
この世の終わりだ!・・・マカロン
あまりに突然・・・・・・ヘロン
かなしすぎるわ・・・・・ホロン

一体何が
起こったのだ?・・・・・騎士B

誰が聞いても
あまりに酷い・・・・・・ホロンかな?
こんなことに
誰が耐えると?・・・・・ヘロンかな?

早く言うのだ!
われらの前で
激しく嘆く
そのわけを・・・・・・・騎士たち

ああ、
そのわけは・・・・・・・マカロン

そのわけは?・・・・・・騎士たち
ドクタージャックに
お聞き下さい・・・・・・マカ、ヘホ

(みな、一斉にドクタージャックをみる)
ドクター
ドクタードクター
ドクタードクタードクター
(一体何があったのだ?)
ドクター、ジャック!・・みんな

国王さまが・・・・・・・ジャック

なに?王が・・・・・・・騎士たち
王がどうした?・・・・・騎士C

お亡くなりに
なりました・・・・・・・マカ、ヘホ、ジャック

きゃーーー!・・・・・・王女
(王女、叫んで倒れる。)

王女さま(セリフかな。)・作家、測量士

まさか!どうして・・・・騎士D
うそだ、うそだ、うそだ・騎士E
なんてひどいこと・・・・騎士F

    王女を生んで
    その日のうちに
    母はなくなり・・・・・・騎士A

10歳の
誕生日には
父が死ぬなんて・・・騎士B
  
    これから王女に
    どんな災いが
    降りかかるのか?・・・・騎士C
 
        
    エッヘッヘ、アッハッハ
    ヒッヒッヒッ、フッフッフッ

    パパハドコ、オハナシアルノ
    ママハドコ、ミタコトモナイ

    ネエ、ダレカ
    オシエテチョーダイ

    ワタシハイッタイ
    ドコノダレデシショ?

    オソラハブンブン
    ブラブラブラリン

    トケイハグルグル
    グルリンウンパッパ・・・王女

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主題歌

  • 投稿者:akira (2016-09-13 (火) 21:20:46)

「ココマデオイデ」

  ある日、切れたの
  心の糸が
  動けなくなった
  足元にある
  水たまりの中
  歪んだ顔

  苦しくなって
  辛くなって
  歩いて来た道
  振り向いたけど
  何も見えない
  誰もいないの

  楽しいことって
  あったのかな?
  思い出せない
  何してきたのか
  今日は昨日を
  繰り返すだけ

  でも、ちょっと、待って
  今、不意に
  七色の虹
  現れて、
  見飽きた空を
  別世界にした

  (ココマデオイデ)

  懐かしい声
  聞こえてくるの
  君を守っている
  無駄な鎧を
  すべて脱ぎ捨て
  過去を飛びだせ!

  (ココマデオイデ)

  深呼吸して
  心開けば
  逃げてきたもの
  みんな嘘っぱち
  逆さ鏡の
  だまし絵だから

  (ココマデオイデ)

  生きる意味を
  探さなくても
  君の鼓動が
  いつも叫んでいる
  世界のノイズを
  シャットダウンして

  (ココマデオイデ)
  
  七色の
  風を吸えば
  土の匂いと
  青葉の雫
  命の答えは、
  キミそのものだ

  (ココマデオイデ)

  でも、ちょっと、待って
  今、不意に
  七色の虹
  現れて、
  見飽きた世界を
  グッと歪めた

  (ココマデオイデ)

  空から聞こえる
  懐かしい声
  君を守ってる
  無駄な鎧を
  すべて脱ぎ捨て
  今すぐ飛び出せ!

  (ココマデオイデ)

  呼吸をしよう
  みんな、嘘っぱち
  見えていたもの
  聞こえる言葉は
  逆さ鏡の
  だまし絵だから

  (ココマデオイデ)

  生きているだけで
  それだけでOK
  君の鼓動が
  今日も叫んでる
  ノイズなんかで
  消えやしないさ

  (ココマデオイデ)

  七色の
  風を飲め
  土の匂いと
  青葉の雫
  夢の答えは、
  君の手のひらに

  (ココマデオイデ)

  でも、ちょっと、待って
  でも、ちょっと、待って
  でも、ちょっと、待って
  

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ラストまで変更

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-29 (金) 02:40:45)

 あきらと小狐姫は、抱き合う。
    
あきら 「ここ、ゆるしてくれ。」
小狐姫 「ええ、二度と離れないわ、それから、二度
     とあなたに呪文なんかかけない。」
あきら 「ありがとう。僕も二度とはなれないよ。」
小狐姫 「ええ、ずっと捕まえていて。」
小雪  「なに?この展開?どうしてこうなるかな
     あ?あーあ、負けちゃった。これから、ど
     うしよっかなあ?」
白狐  「小雪殿、残念でしたね。」
小雪  「ええ、まあ。でも、何か新しい展開があり
     そうな予感。ふふ。」
 白狐、咳払い。
武志  「おい、おい、おい、おい!そりゃあ、ない  
     わ。小雪!おまえが、あきらをあきらめて
     どうするんだよ。って、しゃれいってるわ
     けじゃないからな!おい、あきら。まだ終
     わっちゃいないんだよ。この町の未来は、
     あの山の開発にかかってんだよ。だから、
     あのやまの権利をばばあからふんだくって
     だなあ。」

梅   「なんじゃ?武志!」
武志  「わ!ばあちゃん。」
梅   「わしから何をふんだくるんじゃ?」
武志  「な、何?言うとらん、言うとらん。俺が言っ
     たのは、ばあちゃんの山には、いい杉の木が
     ふんだんにある、って言ったったい。ふんだ
     くるとか言うとらんし。」
梅   「まーた、ごまかしよろが。すーぐわかる。鼻
     がひくひくしよるぞ。」
武志  「え?」
梅   「嘘たい。うそたい。・・・武志、ちゃんと聞こえ
     とる、お前がいいよることもよーわかる。人はね
     え、自然に従って生きとるわけじゃなか。いつか、
     自然を使いこなしたい、自然を超えたいとずっと
     思っていきとるんじゃ。使いやすい、動きやすい、
     やりやすい、便利だ、そう思ったところに、人は
     群がる。そこに、金が流れ、物が造られていく。
     ビルが建ち橋や、道を通して、欲しい物を運ぶ。
     テレビで欲望をあおり、あれも欲しいこれも欲
     しい、もっと早く、もっと便利に・・・なあ、
     武志、人間の欲望には限りがない。なぜじゃ?な
     ぜ、今ある物で満足しない?どうして足りないの
     じゃ?」

武志  「なんでいまあるもので、満足できるんだ?満足
     できるわけがないだろ?それが、人間だ。」
梅   「そうじゃ。それが人間じゃ。じゃが、さもしい
     のう。」
武志  「ばあさんは、それで良いさ、ばあさんだからな。
     だが、俺たちから欲望とったら何も残らねえぞ。」
梅   「ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ。そうじゃな、
     武志から欲望とったら、もぬけの殻じゃ。」
武志  「ちぇっ。」
あきら 「ばあちゃん、なぜ、人の欲望には限りがないん
     だ?」
梅   「わしはなあ、ばばあになったらきっといろんな
ことが分かってきて、あきらめがついて、死ぬの
が怖くなくなってくるんじゃろうと、思っておっ
たが、何の何の!なんぼ年をとっても、生きてい
たい、孫の顔見たい、いろんなとこへ行きたい、
死にとうない、もっと、違う人生を生きとけばよ
かったと、年をとればとるほど思うのさ。・・・
あきら、人は、何処までも不安なんじゃよ、死ぬ
のが怖いのさ、悲しい生き物じゃのう。」
     
武志  「なーんだ、ばあさんだって、欲望の塊だ。」
梅   「そうじゃ。欲望から逃れるのはむつかしいの
う。」
あきら 「ばあちゃん、人間という生き物はひどい生き物
じゃのう。」
白狐  「それは違うぞ。人には、良いところもある。」
小狐姫 「そうよ。あきら、小狐も知ってるわ。あきらの
良いところ。」
白狐  「生きているものには、必ず、良いところと悪いと
ころがある、悪いところだけを見てすべてが悪い
と思うのは間違いだ。人間もまんざらすてたものではないぞ。」
武志  「なんだ?なんか、おかしいなあ。あんた、人間だ
ろ?なんで、そんな、変な言い方するんだよ?」
白狐  「山で修行したからな。郷の人間とは、ちがうの
だ。」
武志  「ふ~ん。」

あきら 「鳥居志朗さん、わかったよ。おれ、あの山をいろ
んな生き物が、生きていけるスゲーかっこいい山
にするよ。おれができるやりかたで、おれにしか
できない、そんな山を作る。」
武志  「はあ?なんでそうなるんだよ?」
小狐姫 「ありがとう、あきら。私もやる。」
小雪  「じゃあ、私も。」
武志  「おい。」
小狐姫 「はあ?」

 志朗のそばに行って、
小雪  「この人と一緒に。」
小狐姫 「なら、いいわ。」
武志  「よくねえわ。」
あきら 「よーし、じゃあ、ここらでみんな、台風でなくな
った、祭りやっちゃう?」
 
M13・よさこいさがんとす
    
    宇宙のはずれの
    地球の端(はし)の
    雀(すずめ)の涙を
    こぼしたような
    ちっこい国では
    ございましょうが、

    侮(あなど)りなさるな
    意気地(いきぢ)あり
    ここは肥前(ひぜん)の
    田代宿(たしろしゅく)
    鳥の住(す)む郷(さと)
    さがんとす
    如何(いか)な郷じゃと
    申しますれば
    春は、神辺(こうのへ)
    牛原(うしはら)、曽根崎(そねざき)
    町の獅子舞(ししまい)
    舞い踊り
    宿(しゅく)の町では、
    鉦浮立(かねふりゅう)
    桜散らせば、
    やよい祭じゃ

    いうちゃでけんなら、いわんばってん、
    いうてよかけん、いいよっとたい
    よかろうもん、よかろうもん
    来てくるんなら、なんでんよかくさ
    夏は、山笠(やまがさ)
    担いで、ワッショイ
    祭り鳥栖じゃえ
    踊れや、踊れ
    筑後川では
    花火もあがる
    ぱんついっちょで
    四阿屋行けば
    冷えたすいかで
    腹こわす
  
    秋は、村田の
    浮立(ふりゅう)じゃ、藤木(ふじのき)
    獅子舞おどりに
    四阿屋神社(あずまやじんじゃ)の
    御田舞(おんだまい)から
    長崎街道(ながさきかいどう)
    巡(めぐ)り、巡りて
    大山祇(おおやまずみ)の
    神社紅葉(じんじゃこうよう)
    ライトアップじゃ
    いうちゃでけんなら、いわんばってん、
    いうてよかけん、いいよっとたい
    よかろうもん、よかろうもん
    来てくるんなら、なんでんよかくさ

    冬は、さてさて
    時は流れて
    時代を越えて
    眺めなされば
    ヨコ文字そろえて
    ハートライト
    フェスティバルから
    祝成人の
    ロードレースを
    ごらんなされば

    とにもかくにも
    四季折々の
    鳥栖の習わし
    お伝えもうして
    みなみなさまの
    またのお越しを
    お待ちもうして
    おりまする
    お待ちもうして
    おりまする

 緞帳ダウン~

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ラストまで。

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-29 (金) 02:36:54)

武志  「俺たちの町は発展する。高速道路だって走る。
     工場だってできる。ビルもマンションも建ち、
     これから、たくさんの人がこの町に住むんだ、
     そのためにおれは、子供たちが喜ぶような巨大
     な遊園地をこの町に造りたいんだ。あきら、ど
     うだ?すごいだろ?」
あきら 「おお、すごいなあ。」

武志  「そうだろ?すごいだろ?そのためには、どうし
     ても、あの山が必要なんだ。」
あきら 「え?あの山って、ばあちゃんの山か?」
武志  「そうだ、あの山だ。そのために重機持ち込んで
     山の土地調べに行っただろ?山を野焼きしてい
     ろいろ調べたが、間違いない。あの山が一番だ。
     みんなが、あっと驚くような巨大な遊園地造る
     には、あの山を崩すしかないんだ。」

 小狐姫と白狐は、この話をを聞いて、顔を見合わせ、愕
 然とする。
白狐  「あきら、まさか、山に火を放ったのか?」
あきら 「え?いや。でも、俺、その時、・・・山にいた。」
白狐  「ばかな!」

シーン9・再生

 小狐姫は、短刀をぬき曲の中で、あきらを追い、武志に
 切り掛かる。

 M12・うしなわれたもの

    あきら
    聞こえぬか?

    迫り来る
    炎の渦が

    母上を焼く
    嫌な音

    聞いてもいない
    その音が

    頭から
    はなれないのだ

    あきら
    見えないの?

    二人を祝った
    仲間たち

    ひとりひとりの
    優しい顔が

    炎の中で
    崩れていくの

    あなたには
    見えていないの?・・・小狐姫

    ここ
    責めてはならぬ
 
    消された記憶で
    誰を責めよう?

    見えぬものあり
    知らぬ物あり

    己のちからで
    どうにもできぬ
    
    これらはすべて
    天のいたずら

    ここ
    気持ち静かに

    見えない物に
    振り回されぬ

    強い心を
    お持ちくだされ

    それが二人を
    つなぎ止める

    たったひとつの
    契りでござる・・・・白狐

    なぜ?
    こんなことが

    なぜ?
    知らない間に

    僕のまわりで
    起きてしまうんだ?

    知らなかったでは
    すまされない

    君の仲間を
    見殺しにした

    ここ
    もう、終わりだ
    
    君の顔を
    もう、見れない

    きみのかなしみ
    背負いたいけど

    君と一緒に
    なれそうもない

    許しておくれ
    僕は、死ぬよ・・・あきら

    いやよ、いやよ
    ここにいてよ

    これ以上だれか
    いなくなるなんて

    わたしには、もう
    耐えられないの

    わたしのそばに
    いてほしいのよ

    命かれるまで
    どうか、おねがい・・・小狐姫

 あきらと小狐姫は、抱き合う。
    
あきら 「ここ、ゆるしてくれ。」
小狐姫 「ええ、二度と離れないわ、それから、二度
     とあなたに呪文なんかかけない。」
あきら 「ありがとう。僕も二度とはなれないよ。」
小狐姫 「ええ、ずっと捕まえていて。」
小雪  「なに?この展開?どうしてこうなるかな
     あ?あーあ、負けちゃった。これから、ど
     うしよっかなあ?」

白狐  「小雪殿、残念でしたね。」
小雪  「ええ、まあ。でも、何か新しい展開があり
     そうな予感。ふふ。」
 白狐、咳払い。

武志  「おい、おい、おい、おい!そりゃあ、ない  
     わ。小雪!おまえが、あきらをあきらめて
     どうするんだよ。って、しゃれいってるわ
     けじゃないからな!おい、あきら。まだ終
     わっちゃいないんだよ。この町の未来は、
     あの山の開発にかかってんだよ。だから、
     あのやまの権利をばばあからふんだくって
     だなあ。おい、聞いてんのか?誰も、聞い
     ちゃいねえや。あー、ばかばかしい。やー
     めた。ちきしょー。」

M13・よさこいさがんとす
  
    宇宙のはずれの
    地球の端(はし)の
    雀(すずめ)の涙を
    こぼしたような
    ちっこい国では
    ございましょうが、

    侮(あなど)りなさるな
    意気地(いきぢ)あり
    ここは肥前(ひぜん)の
    田代宿(たしろしゅく)
    鳥の住(す)む郷(さと)
    さがんとす

    如何(いか)な郷じゃと
    申しますれば
    春は、神辺(こうのへ)
    牛原(うしはら)、曽根崎(そねざき)
    町の獅子舞(ししまい)
    舞い踊り
    宿(しゅく)の町では、
    鉦浮立(かねふりゅう)
    桜散らせば、
    やよい祭じゃ

    いうちゃでけんなら、いわんばってん、
    いうてよかけん、いいよっとたい
    よかろうもん、よかろうもん
    来てくるんなら、なんでんよかくさ

    夏は、山笠(やまがさ)
    担いで、ワッショイ
    祭り鳥栖じゃえ
    踊れや、踊れ
    筑後川では
    花火もあがる
    ぱんついっちょで
    四阿屋行けば
    冷えたすいかで
    腹こわす
    秋は、村田の
    浮立(ふりゅう)じゃ、藤木(ふじのき)
    獅子舞おどりに
    四阿屋神社(あずまやじんじゃ)の
    御田舞(おんだまい)から
    長崎街道(ながさきかいどう)
    巡(めぐ)り、巡りて
    大山祇(おおやまずみ)の
    神社紅葉(じんじゃこうよう)
    ライトアップじゃ

    いうちゃでけんなら、いわんばってん、
    いうてよかけん、いいよっとたい
    よかろうもん、よかろうもん
    来てくるんなら、なんでんよかくさ

    冬は、さてさて
    時は流れて
    時代を越えて
    眺めなされば
    ヨコ文字そろえて
    ハートライト
    フェスティバルから
    祝成人の
    ロードレースを
    ごらんなされば

    とにもかくにも
    四季折々の
    鳥栖の習わし
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続き

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-26 (火) 16:44:21)

武志  「俺たちの町は発展する。高速道路だって走る。
     工場だってできる。ビルもマンションも建ち、
     これから、たくさんの人がこの町に住むんだ、
     そのためにおれは、子供たちが喜ぶような巨大
     な遊園地をこの町に造りたいんだ。あきら、ど
     うだ?すごいだろ?」
あきら 「おお、すごいなあ。」
武志  「そうだろ?すごいだろ?そのためには、どうし
     ても、あの山が必要なんだ。」
あきら 「え?あの山って、ばあちゃんの山か?」
武志  「そうだ、あの山だ。そのために重機持ち込んで
     山の土地調べに行っただろ?山を野焼きしてい
     ろいろ調べたが、間違いない。あの山が一番だ。
     みんなが、あっと驚くような巨大な遊園地造る
     には、あの山を崩すしかないんだ。」

 小狐姫と白狐は、この話をを聞いて、顔を見合わせ、愕
 然とする。

白狐  「あきら、まさか、山に火を放ったのか?」
あきら 「え?いや。でも、俺、その時、・・・山にいた。」
白狐  「ばかな!」

 小狐姫は、短刀をぬき曲の中で、あきらを追い、武志に
 切り掛かる。

 M12・炎の中で

    あきら
    聞こえぬか?

    迫り来る
    炎の渦が

    母上を焼く
    嫌な音

    聞いてもいない
    その音が

    頭から
    はなれないのだ
    あきら
    見えないの?

    二人を祝った
    仲間たち

    ひとりひとりの
    優しい顔が

    炎の中で
    崩れていくの

    あなたには
    見えていないの?

    
M13・責めてはなりませぬ

    ここ
    責めてはならぬ
 
    消された記憶で
    誰を責めよう?

    見えぬものあり
    知らぬ物あり

    己のちからで
    どうにもできぬ
    
    これらはすべて
    天のいたずら

    ここ
    気持ち静かに

    見えない物に
    振り回されぬ

    強い心を
    お持ちくだされ

    それが二人を
    つなぎ止める

    たったひとつの
    契りでござる

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M11まで

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-26 (火) 11:20:44)

ごん  「ふとか声では言われんばってん、小雪のにーち
     ゃんのたけしがね、えすかことば・・・」
えみっち「あー!きたー!」
ごん  「は?」
ほりっち「ひえー!」
ごん  「うお!か、かくれろ!」
 
 爆音、スモーク、不良登場、ブレーキ音。下手袖からバ
 イク出てきて止まる、おりる、ハンドルを袖に捨てる。

(渓と美智には、マイクが足りないので、セリフがありません)

紗智  「あー、小雪ちゃん、来てたんだ。今日も、きれ
     いね。」
小雪  「いいえ、紗智さんこそ、とってもすてき。」
紗智  「あら、ありがとう。あきらと仲良くしてる?」
小雪  「ああ、・・・してるような、してないような。」
紗智  「なに?それ。」
武志  「ばあちゃん!ひさしかぶりやんね。元気しとっ
     たね?」
梅   「ああ、心配せんでちゃ、ぴんぴんしとっぱい。
     土建屋の武志ぼっちゃんが悪さしよる間は、元
     気しとかんと、なんばしでかすか、わからんけ
     んの。」
武志  「またまた、人聞きのわるか、知らん人が聞いた
     らびっくりするやろ・・・(白狐と、小狐姫に気
     付いて)あれ?どちらさんですか?」
白狐  「わたしは、鳥居志郎と申します、こっちは、」
小狐姫 「ここと申します。」
白狐  「妹です。」
武志  「ああ、で?」
白狐  「え?」
武志  「なんでここに?」

白狐  「ああ!あきらさんに呼ばれまして。」
武志  「はあ?」
あきら 「はああああ?いやいやいやいや!」
武志  「あきら、だれね?」
あきら 「う、うん、や、やまの人。」
武志  「どこの?」
あきら 「うちの。」
武志  「は?あの山、人の住んどると?」
あきら 「ひ・と・かな?」
武志  「はあ?」
あきら 「ああ、こんひとが住んどらすげな。」
武志  「いかん、いかん、そりゃ、すぐにでも出て行っ
     てもらわんと・・・」
梅   「ウチが住んでもろうとると。遠い親戚じゃけん
     ね。武志がいろいろ、言うことじゃなか。」
武志  「なんで、そげんことすっと?この町が大きくな 
     っていくためには、あの山を開発して今まで見 
     たこともない巨大なアミューズメント・・・な、
     な、なんね?」
梅   「あら?あら、あら、あら?急に耳のおかしゅう
     なって、聞こえん。あ、目も見えん、あ、ふら
     ふらする。ちょっと、病院行ってく。(小雪が近
     づいて支えようとすると、ここも支えようとす
     る。)・・・あー、よかよか、一人で行ききるけ
     ん。武志、法螺吹くとはたいがいにしとけ。」

 梅ばあさん、下手にはける

武志  「ちっ、まったく、話にならねえ。小雪!」
小雪  「え?」
武志  「あきらに話したか?」
小雪  「なにを?」
武志  「え?ほら、言っただろ?山のことだよ。」
小雪  「ああ、まだよ。」

武志  「なぜ?」
小雪  「話すキッカケなかったからよ。」
武志  「早くしろよ。」
小雪  「いやよ。わたしはそれどころじゃないの。急ぐ
     んだったら、自分で話せばいいじゃない。いま、
     そこにいるんだし。」
武志  「ああ、わかったよ。どいつもこいつも、あてに
     ならねえ。・・・あきら、おい、あきら、そんな
     ところで何してる?」
あきら 「いや、なにも。」

 あきらの後ろでもぞもぞと動く物体、それは、わたがし 
 ブラザーズ。一矢、貞雄、紗智、渓、美智は、わたがし
 がいるところへ。

一矢  「あー!あいつらだ!」
貞雄  「おいおいおいおい!またまたでてきやがった
     ぜ!お前ら、もぐらか?」
紗智  「あらあ、またあっちゃったわねえ。気が合うわ
     ね、わたしたち。」
武志  「連れてきな。」

 わたがし、武志のそばに来る。

武志  「おい!おまえら、さっそくあきらにチクリに来
     たってわけか?」
わたがし「ち、ち、違います。」
武志  「じゃあ、なぜ、ここにいるんだ?」
わたがし「な、なんでかなあ?」
武志  「ふざけるんじゃねえ!」

 貞雄、ナイフをふりまわしながら、 
貞雄  「ふざけたこと言いやがったら、ただじゃおかね
     えぞ、このやろう!」

 不良たち、わたがしをおどして遊ぶ。あきらは、勇気を
 ふりしぼって立ち向かう。

あきら 「やめろ!お、おれの友達に何するんだ?」
一矢  「なんだと?俺たちに楯突くつもりか?」

 不良たち、あきらに向かっていこうとする。と、その前
 に白狐立ちふさがる。
貞雄  「なんだ?お前。」
武志  「まて!・・・お前ら、騒ぐんじゃねえ。・・・あ
     きら、おれは、お前と喧嘩したい訳じゃないん
     だ。ちゃんと、さしで話がしたいだけだ。どう
     だ?」

 あきら、決心したように偉そうにがに股で、武志のそば
 にやってくる。その後ろに、白狐と小狐姫ついてくる。

あきら 「わかった。は、はなしって、なんだい?」
武志  「・・・なあ、あきら、昔はよくあの山の麓で遊
     んだなあ?」
あきら 「うん。」
武志  「川に魚取りにいったり、山に虫取りにいったり
     したが、お前は、いつも迷子になってさあ、姉
     ちゃんたちに叱られてたなあ。」
あきら 「うん、・・・なんで、だろうね。」
武志  「・・・見えていないんだよ。」
あきら 「え?」
武志  「お前には見えていないのさ?」
あきら 「なにが?」
武志  「世の中のことがだよ。」
あきら 「は?」
武志  「何が何処にあるのか、この道を行けば、何処に
     出るか、あの林の向こうには何があるかわから
     ないのさ。おまえは、いつも目の前の事しか追
     いかけてこなかった。だから、見えない向こう
     側を、想像できないんだ。」
あきら 「武志には、見えてるの?」
武志  「ああ、見えてるね。」
あきら 「じゃあ、教えてくれよ。武志に見えてる世の中
     ってやつ、俺も見たい。」
武志  「あきら、今俺たちが慣れ親しんでるこの景色、
     田んぼや畑、川も道も、山だって50年後にはま
     るで違う見たこともない景色に変わっちまうん
     だ。」
あきら 「・・・」

渓と美智用にスタンドマイクを出す。

M11・打打打
    
    打打打
    打打打、打打打打!

       

    打打打
    打打打、打打打打!

    打打打
    地域、産業

    打打打
    山野(さんや)、開拓

    打打打
    発電、システム

    打打打
    資源、開発!

    打打打
    道路、整備

    打打打
    工場、建設

    打打打
    宅地、造成

    打打打
    事業、拡大
    
    打打打
    村の風習
    打打打
    伝承、ならわし
    打打打
    無駄な自然は
    打打打
    壊してしまえ

    打打打
    街の発展
    打打打
    最優先だ
    打打打
    街の繁栄
    打打打
    それが、すべてだ!

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M10あと

  • 投稿者:平田 亮 (2016-01-16 (土) 08:57:33)

感動的に、曲は終わりみんな分かり合えたと思いきや、
 小雪が意外なことを言い始める。
小雪  「誤解のないように言っておきますが、わたしは
     あきらをあなたに譲った訳ではありませんから
     ね。あきらが、記憶を取り戻したことを喜んだ
     だけですから。」
小狐姫 「あら、まだあきらめていなかったの?今がチャ
     ンスじゃないかしら、今、あきらめた方が心の
     傷は浅くて済むわよ。」
小雪  「冗談でしょ。狐にあきらを渡すなんて、天地が
     裂けてもありえませんわ。」

小狐姫 「なんですって?言わせておけば頭にのりおって。
     よいか?そもそも、あきらはまず私と許嫁にな
     ったのじゃ。あきらが記憶をなくしたのをいい
     ことに、後からこそこそ許嫁になるなど、盗人
     猛々しいとは、このことじゃ。」
小雪  「きー!わたしが、盗人ですって?」
小狐姫 「盗人に、盗人といって何が悪い?」

 二人は掴み掛かろうとする。

あきら 「まったあ!」
二人  「なに?」
あきら 「いや、そのなんというか、喧嘩はやめようよ。」
二人  「あなたは、ひっこんでなさーい。」
あきら 「はーい。」
白狐  「えーい!いい加減にせぬか!」
小狐姫 「だまれ!白狐!邪魔だ!」
白狐  「おー、こわ。げにおなごは恐ろしい。」

 あきらは、何かがやってくるのを見て、

あきら 「あー!」
小狐姫 「なんじゃ?」
小雪  「え?」
白狐  「は?」

 梅ばあさん、下手より登場

梅   「何をぎゃーぎゃー騒いどるんじゃ?鶏が、びっ
     くらこいて卵うまんかったらどーすんじゃ
     ぼけ。」
小狐姫 「お、お、おばあさま。」
白狐  「親方様、よくぞご無事で。」
梅   「はあ?あんたたちゃ、だいな?」
小狐姫 「え?」
白狐  「あ、あの・・・あ、あきら、どちらさまで?」
あきら 「あ、俺のばあちゃんたい。」
狐二人 「あきらのばあちゃん?」

小雪  「お梅おばあさん、こんにちは。」
狐二人 「お梅おばあさん?」
梅   「小雪!いつでんな、おーとなしかお前が、なん
     ば、騒ぎよったか?」
小雪  「それが、おばあさん、実は、私に恋敵があらわ
     れたんです。」
梅   「ほう?小雪に恋敵ということは、相手は、あき
     らか?」

小雪  「はい、そうなんですよ。もう、びっくり。」
梅   「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ。それはそれは、大問
     題じゃのう。あきら!」
あきら 「ん?」
梅   「こん人ば、何処で襲うた?」
あきら 「はあああ?なんでおれが、襲うんじゃ?」
梅   「お前が襲わんで、だいがお前に付いてくっ
     とか?」
あきら 「かー、ひと聞きの悪か。自分の孫にそげんこと
ば、よー言いきったい。」
梅   「言うとは、ただやけん、なんでん言うくさ。」
あきら 「あー言えば、こー言う。ほんなこて、せからし
     かあ。」

梅   「ところで、あんた、だい?」
白狐  「これは、申し遅れました。わたしは、鳥居志朗
     と申します。」
小狐姫 「妹の小弧と申します。・・・あの」
梅   「ちょっと、待たんね。まず、うちに来んね、な
ーもなかばってん、ちゃーぐらいあっけん、よ
ってかんない。」
小狐姫 「は、はい。」
 
 そこへ、わたがし登場

ごん  「おーい、あきら!」
えみっち「おーい、あきら!」
ほりっち「おーい、あきら!」
あきら 「おっ、わたがし3兄弟が、来た!来た!
     イェイ!今日もかっちょいい!」

ごん  「お!わかるか?」
あきら 「わかるさ!この斬新な色使い!恐ろしかくらい
     シュールやろ。」
えみっち「やっぱ、あきらは見る目がある。」
ほりっち「違いの分かる男やねえ。」
あきら 「ほめすぎちゃいかん。もう・・・照れるやろ?」
わたとあ「へ、へ、へ、へ。」

ごん  「あー、あきら!違う、違う、ちがーう。」
あきら 「なんが?」
ごん  「そげんことより、ちょ、ちょ、ちょーたいへん
     かことのあるったい。」
えみっち「そうたい、そうたい。」
ほりっち「びっくいすっぱい。」
あきら 「なんね?」
ごん  「そいがね、おいたちが田んぼで寝とったら」
えみっち「ごんちゃん。」
ごん  「なん?」
ほりっち「小雪のおるよ。」
ごん  「うわあ。」
3人  「でけん、でけん、でけん。」
あきら 「なんね?小雪がどーしたと?」
ごん  「こっち来んね。」
えみっち「はよ。」
ほりっち「はよ。」
 3人、あきらをひっぱる。
あきら 「痛か、痛か。」
ごん  「ふとか声では言われんばってん、小雪のにーち
     ゃんのたけしがね、えすかことば・・・」
えみっち「あー!きたー!」
ごん  「は?」
ほりっち「ひえー!」
ごん  「うお!か、かくれろ!」

 3人は、慌てて、茂みの中に隠れます。
 そこへ、不良たちがやってきます。SEバイクの爆音、 
 スモーク。

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M10訂正と続き

  • 投稿者:平田 亮 (2016-01-13 (水) 10:49:02)

M10・姫と白狐と小雪とあきら

    どうしてあの日
    別れたのだろう

    帰さなければ
    よかったのに

    それとも、あの日
    ついていけたら

    この酷すぎる
    今の気持ちを

    味あわないで
    済んだはず(だわ)
    ああ、なんてこと
    耐えられないわ

 白狐上手より登場

    あなたを想い
    過ごした日々が

    ただの笑いで
    壊れてゆくの

    ピエロの(鎧の)顔では
    生きてゆけない

    こんな世界
    消えてなくなれ

    いえ、ちがうのよ
    そんなことない

    記憶をなくした
    あなたを責めた

    ゆるしてほしい
    悪いのは私

    いますぐにでも
    謝らなければ

    あなたのそばに
    もどらなければ・・・小狐姫

    姫、よくぞ、
    思いとどまり
    くださりました

    姫の御こころ
    いかばかりかと
    お察し致します・・・白狐

    白狐、小狐は一体
    何をしたのだ?

    こんな仕打ちを
    なぜうけるのだ?・・・小狐姫

    天は、われらを
    試してござる

 小雪、上手より登場

    狐の定めに
    寄り添い生きた

    姫の生き様
    それでよいのだ・・・白狐

    あの、すみません
    私は、小雪
    
    あきらとわたしは
    許嫁なの

    わたしのまえで
    あきらを叩いた

    あなたがたは
    一体誰なの?

    あなたがたと
    あきらのあいだに
 
    なにがあったのか
    どうか教えて・・・小雪

    あなたがあきらの
    許嫁なら

    わたしも同じ
    許嫁なの!・・・・小狐姫

    え?なんですって?
    そんなことが?・・・小雪

    姫、どうか
    お静かに!・・・・白狐

    本当のことを
    言っただけだ・・・小狐姫

    どうか拙者に
    おまかせくだされ・・・白狐

    小雪どの
    お聞きくだされ
    
    あきらとわれらが
    出会ったいきさつ

    まずは、われらが
    真のすがたは

    人にはあらず
    狐でござる

    拙者は白狐
    こちらは、小狐姫

    あの日は、たしか
    4年前
    
    あきらは姉と
    道に迷い

    狐屋敷の
    入り口へ

    あきらはわれらに
    捕らえられ

    評定の場に
    引きずり出された

    人とあくまで
    戦うべきか

    人とともに
    生きるべきか

    狐の行く末
    決めねばならぬ

 あきら、上手より登場

    姫と拙者は
    あきらを救う

    手だてを求め
    策を練るうち

    あきらと姫は
    次第に引かれ

    婚儀の誓い
    いたしたけれど

    幼き二人は
    7年後にと

    記憶を消して
    離れ離れに・・・白狐

    そんな話を
    どう信じろと・・・小雪

    拙者の言葉に
    嘘はござらぬ

    これらのことは
    4年前の

    満月の夜に
    おこったこと・・・白狐

    なんだって?(セリフ)・・・あきら

    あきら!・・・白狐
    あきら!・・・小雪
    あきら!・・・小狐姫

    4年前だって?
    満月だって?
    そんなことが
    本当にあるのか?・・・あきら

    どうしたのだ?・・・白狐 
    だいじょうぶなの?・・・小雪
    思い出したの?・・・小狐姫

    夏になるたび
    満月の夜

    夢にうなされて
    俺を呼ぶ声が

    記憶の底から
    聞こえてくるんだ・・・あきら

    おお、それは、姫の声・・・白狐
    ほんとのことなの?・・・小雪

    ええ、そうよ(セリフでも、うたでもよい)

    山の麓の
    鳥居の前で

    帰るあなたの
    背中に向かって

    何度も、なんども
    呼び続けたわ

    涙であなたが
    見えなくなっても

    何度も、なんども
    呼び続けたの・・・小狐姫

 (考えながら)
    花火のあと・・・
 (考えながら)
    鳥居の前で・・・
 (考えながら)
    呪文で消えた・・・
 (考えながら)
    誰かが呼んで・・・
 (思い出したように)
    ここ姫・・・あきら
 (期待をこめて)
    あきら・・・小狐姫
 (確信をもって)
    ここ・・・あきら
 (よろこびにあふれて)
    あきら・・・小狐姫

    記憶、戻ったのね・・・小狐姫
    来てくれたんだね・・・あきら

    なんということ
    奇跡が起きた・・・白狐

    かなしいようで
    とても、うれしい・・・小雪

    信じることが
    奇跡を起こす
    消えた記憶を
    つなぎ合わせた

    過去を超えて
    時代をつなぎ
    夢を超えて
    命をつなぐ 
    あたらしい
    明日が始まる 

 感動的に、曲は終わりみんな分かり合えたと思いきや、
 小雪が意外なことを言い始める。

小雪  「誤解のないように言っておきますが、わたしは
     あきらをあなたに譲った訳ではありませんから
     ね。あきらが、記憶を取り戻したことを喜んだ
     だけですから。」
小狐姫 「あら、まだあきらめていなかったの?今がチャ
     ンスじゃないかしら、今、あきらめた方が心の
     傷は浅くて済むわよ。」
小雪  「冗談でしょ。狐にあきらを渡すなんて、天地が
     裂けてもありえませんわ。」
小狐姫 「なんですって?言わせておけば頭にのりおって。
     よいか?そもそも、あきらはまず私と許嫁にな
     ったのじゃ。あきらが記憶をなくしたのをいい
     ことに、後からこそこそ許嫁になるなど、盗人
     猛々しいとは、このことじゃ。」
小雪  「きー!わたしが、盗人ですって?」
小狐姫 「盗人に、盗人といって何が悪い?」

 二人は掴み掛かろうとする。

あきら 「まったあ!」
二人  「なに?」
あきら 「いや、そのなんというか、喧嘩はやめようよ。」
二人  「あなたは、ひっこんでなさーい。」
あきら 「はーい。」
白狐  「えーい!いい加減にせぬか!」

 

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M10

  • 投稿者:平田 亮 (2016-01-13 (水) 00:32:07)

M10・姫と白狐と小雪とあきら

    どうしてあの日
    別れたのだろう

    帰さなければ
    よかったのに

    それとも、あの日
    ついていけたら

    この酷すぎる
    今の気持ちを

    味あわないで
    済んだはず(だわ)
    ああ、なんてこと
    耐えられないわ

 白狐上手より登場

    あなたを想い
    過ごした日々が

    ただの笑いで
    壊れてゆくの

    ピエロの(鎧の)顔では
    生きてゆけない

    こんな世界
    消えてなくなれ

    いえ、ちがうのよ
    そんなことない

    記憶をなくした
    あなたを責めた

    ゆるしてほしい
    悪いのは私

    いますぐにでも
    謝らなければ

    あなたのそばに
    もどらなければ・・・小狐姫

    姫、よくぞ、
    思いとどまり
    くださりました

    姫の御こころ
    いかばかりかと
    お察し致します・・・白狐

    白狐、小狐は一体
    何をしたのだ?

    こんな仕打ちを
    なぜうけるのだ?・・・小狐姫

    天は、われらを
    試してござる

 小雪、上手より登場

    狐の定めに
    寄り添い生きた

    姫の生き様
    それでよいのだ・・・白狐

    あの、すみません
    私は、小雪
    
    あきらとわたしは
    許嫁なの

    わたしのまえで
    あきらを叩いた

    あなたがたは
    一体誰なの?

    あなたがたと
    あきらのあいだに
 
    なにがあったのか
    どうか教えて・・・小雪

    あなたがあきらの
    許嫁なら

    わたしも同じ
    許嫁なの!・・・・小狐姫

    え?なんですって?
    そんなことが?・・・小雪

    姫、どうか
    お静かに!・・・・白狐

    本当のことを
    言っただけだ・・・小狐姫

    どうか拙者に
    おまかせくだされ・・・白狐

    小雪どの
    お聞きくだされ
    
    あきらとわれらが
    出会ったいきさつ

    まずは、われらが
    真のすがたは

    人にはあらず
    狐でござる

    拙者は白狐
    こちらは、小狐姫

    あの日は、たしか
    4年前
    
    あきらは姉と
    道に迷い

    狐屋敷の
    入り口へ

    あきらはわれらに
    捕らえられ

    評定の場に
    引きずり出された

    人とあくまで
    戦うべきか

    人とともに
    生きるべきか

    狐の行く末
    決めねばならぬ

 あきら、上手より登場

    姫と拙者は
    あきらを救う

    手だてを求め
    策を練るうち

    あきらと姫は
    次第に引かれ

    婚儀の誓い
    いたしたけれど

    幼き二人は
    7年後にと

    記憶を消して
    離れ離れに・・・白狐

    そんな話を
    どう信じろと・・・小雪

    拙者の言葉に
    嘘はござらぬ

    これらのことは
    4年前の

    満月の夜に
    おこったこと・・・白狐

    なんだって?(セリフ)・・・あきら

    あきら!・・・白狐
    あきら!・・・小雪
    あきら!・・・小狐姫

    4年前だって?
    満月だって?
    そんなことが
    本当にあるのか?・・・あきら

    どうしたのだ?・・・白狐 
    だいじょうぶなの?・・・小雪
    思い出したの?・・・小狐姫

    夏になるたび
    満月の夜

    夢にうなされて
    俺を呼ぶ声が

    記憶の底から
    聞こえてくるんだ・・・あきら

    おお、それは、姫の声・・・白狐
    ほんとのことなの?・・・小雪

    ええ、そうよ(セリフでも、うたでもよい)

    山の麓の
    鳥居の前で

    帰るあなたの
    背中に向かって

    何度も、なんども
    呼び続けたわ

    涙であなたが
    見えなくなっても

    何度も、なんども
    呼び続けたの・・・小狐姫

 (考えながら)
    花火のあと・・・
 (考えながら)
    鳥居の前で・・・
 (考えながら)
    呪文で消えた・・・
 (考えながら)
    誰かが呼んで・・・
 (思い出したように)
    ここ姫・・・あきら
 (期待をこめて)
    あきら・・・小狐姫
 (確信をもって)
    ここ・・・あきら
 (よろこびにあふれて)
    あきら・・・小狐姫

    記憶、戻ったのね・・・小狐姫
    来てくれたんだね・・・あきら

    なんということ
    奇跡が起きた・・・白狐

    かなしいようで
    とても、うれしい・・・小雪

    信じることが
    奇跡を起こす
    消えた記憶を
    つなぎ合わせた

    過去を超えて
    時代をつなぎ
    夢を超えて
    命をつなぐ   

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M9愛は、永久に

  • 投稿者:平田 亮 (2016-01-09 (土) 00:59:13)

M9・愛は、永久に(デュエット)

    ねえ?
    あなたとわたし
    二人はどんな
    関係かしら?(小雪)

    え?
    ぼくときみの?(あきら)
    そう!    (小雪、合いの手)
    関係だって?(あきら)
    わかる?(小雪、合いの手)
    それは、もちろん
    わかっているさ(あきら)

    じゃあ、言ってみて?(小雪)

    ぼくは警官!
    まあ(小雪、合いの手)
    君は罪人!
    え?(小雪、合いの手)
    さあ、逮捕する(あきら)
    いやよ!(小雪、合いの手)
    ぼくのこころに
    閉じ込めるのさ(あきら)
    だったらいいわ(小雪、合いの手)

    でも、それじゃないわね(小雪)
    う〜ん・・・それじゃあ!(あきら、合いの手)
    
    ぼくは先生!
    あら?(小雪、合いの手)
    君は生徒だ!
    はい(小雪、合いの手)
    本を開いて!(あきら)
    いやよ(小雪、合いの手)
    愛について
    語り明かそう!(あきら)
    とてもすてきね(小雪、合いの手)

    でも、ちょっとちがうわ(小雪)
    う〜ん・・・それじゃあ!(あきら、合いの手)

    ぼくは、とうさん!
    あら?(小雪、合いの手)
    君は、娘だ!
    ええ(小雪、合いの手)
    そこに座るんだ(あきら)
    どうしたの?(小雪、合いの手)
    生まれてくれて
    ありがとう(あきら)
    あら、わたしこそ(小雪、合いの手)

    でも、その愛じゃない(小雪)
    う〜ん・・・(あきら、合いの手)
    なんだったっけ?
    二人の関係?(あきら)

    あら、まさか
    わすれてしまった?(小雪)

    ああ、だめだ
    思い出せない(あきら)

    ほんとなの?
    冗談でしょう?(小雪)
    
    これ以上は
    鼻血もでない(あきら)

    なんてこと
    わたしたち、もう・・・(小雪)
 
    いや、ちょっとまって!(あきら)
   
    もういいの! 
    ふたりはおわ(*「り」を歌う前に、曲カット。次
            の台詞が入る・小雪)

    思い出した!(セリフ)

 小狐姫、白狐、わたがし3兄弟が、上手から出てくる。
    
    二人の仲は 
    いいなずけだよ(あきら)

 それぞれの反応をする。

    間に合ってよかった
    ぎりぎりセーフね!(小雪)

 小狐姫、白狐に問いただす。

    二十歳になれば(あきら)
    むすばれるのよ(小雪)

 小狐姫の怒りは頂点に達する。
    心変わりは(あきら)
    できない二人(小雪)

 小狐姫は、あきらに向かっていく、
 みなが引き止めようと遮る。

    誰もが認め(あきら)
    みなが許した(小雪)

 小狐姫は、みんなを投げ飛ばす。

    二人の愛は
    永久(とわ)に続くの(二人)

小狐姫 「あきらー!」といって、あきらを殴る。

SE3・殴る音 BGM5(約1分1部エンディング)
あきら 「いたあ!な、な、なにするんだあ?」

 倒れるあきら、駆け寄る小雪、それを見てますます怒った
 小狐姫は、再び殴り掛かろうとする。白狐、止める。

白狐  「やめなさい。」

小狐姫 「はなせ!白狐。」
白狐  「お、おれは、兄さんだ。」
小狐姫 「ええい、もうよい!白狐!山へ帰るぞ!こんな
     ところに、二度と行かぬ!」
白狐  「ここ!お前は、短気すぎるぞ!待ちなさい。
     ・・・あきら殿、すまぬ・・・ここ!ここ!
ま、まちなさい!ええい、姫!お待ちくだされ!」

 緞帳がおりる。

前半終了〜休憩15分   
    

    
  

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無題

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-04 (月) 02:37:05)

M8・夏の気配(あきらソロ)

    なぜなんだろう

    思い出したい
    記憶と

    思い出せない
    記憶が

    夏の気配で
    迷子になって

    花火の後の
    雨 浴衣

    濡れておびえる
    彼岸花

    お地蔵様と
    分かれ道

    鳥居の前の
    迷い道

    夏の匂いに
    うなされて

    苦し紛れに
    蛍 飛べ

    なぜなんだろう

    思い出したい
    記憶と

    思い出せない
    記憶が

    夏の気配で
    迷子になって

あきら 「思い出せないから、うなされるんだろうけど、
     なぜだろう?どうしてなんだろう?ってさ、いろ
     んなこと考えるようになったんだよねえ。」
小雪  「ふ〜ん。私の知ってるあきらは、いつもぼ〜っと
     しているんだけど?」
あきら 「そうなんだよ、おれいっつもぼーっとしてて
     って、あー小雪、ばかにしたなあ!」

 あきら、小雪を追いかける、小雪は逃げる。
 二人のラブソング。

 M9・ あなたと私の関係は?(デュエット)

    ねえ?
    あなたとわたし
    二人はどんな
    関係かしら?(小雪)

    え?
    ぼくときみの?(あきら)
    そう!    (小雪、合いの手)
    関係だって?(あきら)
    わかる?(小雪、合いの手)
    それは、もちろん
    わかっているさ(あきら)

    じゃあ、言ってみて?(小雪)

    ぼくは警官!
    まあ(小雪、合いの手)
    君は罪人!
    え?(小雪、合いの手)
    さあ、逮捕する(あきら)
    いやよ!(小雪、合いの手)
    ぼくのこころに
    閉じ込めるのさ(あきら)
    だったらいいわ(小雪、合いの手)

    でも、それじゃないわね(小雪)
    う〜ん・・・それじゃあ!(あきら、合いの手)
    
    ぼくは先生!
    あら?(小雪、合いの手)
    君は生徒だ!
    はい(小雪、合いの手)
    本を開いて!(あきら)
    いやよ(小雪、合いの手)
    愛について
    語り明かそう!(あきら)
    とてもすてきね(小雪、合いの手)

    でも、ちょっとちがうわ(小雪)
    う〜ん・・・それじゃあ!(あきら、合いの手)

    ぼくは、とうさん!
    あら?(小雪、合いの手)
    君は、娘だ!
    ええ(小雪、合いの手)
    そこに座るんだ(あきら)
    どうしたの?(小雪、合いの手)
    生まれてくれて
    ありがとう(あきら)
    あら、わたしこそ(小雪、合いの手)

    でも、その愛じゃない(小雪)

    う〜ん・・・(あきら、合いの手)

    なんだったっけ?
    二人の関係?(あきら)

    あら、まさか
    わすれてしまった?(小雪)

    ああ、だめだ
    思い出せない(あきら)

    ほんとなの?
    冗談でしょう?(小雪)
    
    これ以上は
    鼻血もでない(あきら)

    なんてこと
    わたしたち、もう・・・(小雪)
 
    いや、ちょっとまって!(あきら)
   
    もういいの! 
    ふたりはおわ(*「り」を歌う前に、曲カット。次
            の台詞が入る・小雪)

    思い出した!(セリフ)
    
    二人の仲は 
    いいなずけだよ(あきら)

    間に合ってよかった
    ぎりぎりセーフね!(小雪)

    二十歳になれば(あきら)
    むすばれるのよ(小雪)

    
    心変わりは(あきら)
    できない二人(小雪)

    誰もが認め(あきら)
    みなが許した(小雪)

    二人の愛は
    永久(とわ)に続くの(二人)

 ラストの二人が歌うところから、わたがし3兄弟と、ここ 
 と志郎が入ってくる。ここは、二人の歌を聴く。曲終わり
 で叫ぶ。

ここ  「あきら!」

 と、いってあきらをたたく!
 驚くみんなリアクションのなかで、緞帳がおりる。

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シーン3

  • 投稿者:平田亮 (2016-01-03 (日) 05:55:58)

シーン3・あきらと小雪

あきらと、小雪は子供たちと遊んでいる。

大   「チェックメイト・キングツー、チェックメイト・キングツー、応答どうぞ。こちらは、ホワイトロック。・・・今から作戦Bを決行する。作戦Bを決行する。・・・よし、みんな、進むぞ、カービー!」
カービー「はい。」
大   「右から行け!」
カービー「了解。」
大   「ケーリー!」
ケーリー「はっ。」
大   「左からだ。」
ケーリー「わかりました。」
大   「リトルジョン・・・リトルジョン!・・・全く、どこいったんだよー?」
リトル 「ごめーん。」
大   「何をしてたんだよ?」
リトル 「おしっこ。」
大   「もー、今はドイツ軍と戦争中だぞ。勘弁してく
     れよー。」
リトル 「これで、ゆるして。」
大   「なんだよ?」
リトル 「にわかせんべい。」
あきら 「マイネンシュルツ、イッヒ、グーテンターク!
     ダダダダダダダ!」
大   「うわー。」

 ドイツ軍の機関銃で、大以外全員死ぬ。

大   「卑怯だぞ、あきら!」
あきら 「がはははは、これは戦争だあ。油断したほうが負けるのさ。」
大   「今のは、休戦中だよ。」
あきら 「にわかせんべいで油断した大が悪いのさあ、アメリカ軍の負けだ。今日の戦いは、ドイツ軍の勝利だあ。」

 ドイツ軍、勝利の雄叫びをあげる。
大   「いやだあ、アメリカ軍は負けないんだあ。もう
     一回、はじめからやろうよ。」
あっこ 「わかったわ、じゃあ、私が時間をもどしてあげ
     るわ。」
大   「あっこちゃーん、お願いします。」
あっこ 「まかせといて。テクマクマヤコン、テクマクマ
     ヤコン、時間よ、もどれー。」

 魔法のキッカケで、キラキラキンSEと同時にみんなが
 はじめのシーンに戻ります。そこへ、小雪下手から登場。

小雪  「あきら、おばあさんが呼んでいるわ。」
あきら 「(小雪に)ああ、(大たちに)じゃあ、今日はこ
     こまでな。」
大   「ええ?もう、終わりかよ。」
あきら 「うん、またあした、続きやろうぜ。」
大   「絶対だぞ。」
あきら 「約束だ。」
2人  「指切りげんまん、嘘ついたら針千本のーます、指
     きった。」

大   「じゃあ、あっちでジャングル大帝やろうぜ。」
あ   「ちがうわ、こんどは、リボンの騎士よ。」
い   「巨人の星だろ。」
う   「魔法使いサリーよ。」
え   「そんなこと言ったら、決まんないだろー?」
お   「先についた人がきーめる。よーい、どん。」
みんな 「わー。」

 子供たちハケ

小雪  「あきらは、こどもたちと遊んでいるときが一番楽
     しそう。」
あきら 「うん、なんかやっとさあ、こどもになれた気がす
     るんだよね。」
小雪  「え?どういう意味?」
あきら 「こどものときは、普通に遊べなかった気がする
     んだ。みんなの顔色うかがいながら、遊んでた、
     だから遊んでても、ちっともたのしくなかった。
     でも、いまやっと、びくびくしないで普通に話せ
     て遊べるようになった。子供のときは、こどもじ
     ゃなかった、いまやっとこどもになれた。って、
     言う意味。」
小雪  「・・・。」
あきら 「え?どした?」
小雪  「びっくりしたあ。」
あきら 「なに?」
小雪  「あきら、そんなこと考えるんだあ!今までのあ
     きらとぜんぜん違う。」
あきら 「そうかな?」
小雪  「そうだよ。なに?どうしたの?おばあさんも最
     近のあきら、なんか変だって言ってたよ。」
あきら 「え?かわったかなあ?自分じゃわかんねえや。
     でも、・・・。」
小雪  「でも、・・・なに?」
あきら 「夏になるとさ、寝ると、なんか、うなされるん
     だよねえ。」
小雪  「え?それって、あの日から?」
あきら 「え?知ってた?」
小雪  「4年前のことでしょ?」
あきら 「うん。」
小雪  「おばあさんが言ってた。花火大会行ったっきり、
     帰ってこなかった、って。次の日の朝帰ってきた
     けど、なんも覚えてないって言ってたって。狐に
     でも憑かれたんだろうって、おばあさん笑って
     た。」
あきら 「狐かあ、そうだなあ。狐のせいにしとけば、楽な
     んだけどなあ。」

 
 M8・夏の気配(あきらソロ)

    なぜなんだろう

    思い出したい
    記憶と

    思い出せない
    記憶が

    夏の気配で
    迷子になって

    花火の後の
    雨 浴衣

    濡れておびえる
    彼岸花

    お地蔵様と
    分かれ道

    鳥居の前の
    迷い道

    夏の匂いに
    うなされて

    苦し紛れに
    蛍 飛べ

    なぜなんだろう

    思い出したい
    記憶と

    思い出せない
    記憶が

    夏の気配で
    迷子になって

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道行き

  • 投稿者:平田亮 (2015-12-31 (木) 17:07:28)

シーン4・道行き

暗転幕前、小狐姫、花道から登場

 M7・三日月のように

    
    あれから
    もう4年
    
    あなたは
    いまどこに?
    なにをして
    いるのでしょう?

    来る日も
    来る日も

    あなたの
    ことばかり
    
    思い続けて
    来たけれど

    心は、いまも
    欠けたまま

    三日月のように
    目を伏せて

    三日月のように
    唇を噛み

    三日月のように
    心閉じ

    三日月のように
    自分を責めた

    離れなければ
    よかったのに

小狐姫 「あきら・・・生きている?・・・今も、二人の
     姉と一緒にいるの?」

 白狐、花道からでてくる。
白狐  「姫、今日は、この辺りで野宿しましょう。」
小狐姫 「うん・・・白狐、小狐を姫と呼ぶのは、もうや
     めよ。誰に聞かれるやも知れぬ。」
白狐  「左様でござるの。では、ここさまでは、いかが
     でしょう?」
小狐姫 「さまは、いらぬ。ここでよい。それに、今日た
     だいまから、小狐と白狐は姫と家来ではない。兄
     弟じゃ。」
白狐  「わかりました。今日ただいまから姫は、姫
     にあらず、我が妹として呼び捨てにいたし
     ます。・・・で、拙者は、何とよばれますか?」
小狐姫 「白狐は・・・白い狐という意味じゃから、しろ
じゃ。うん、しろがよい。」

白狐  「しろ、でございますか?」
小狐姫 「なんじゃ?いやか?」
白狐  「犬につける名前のようで、力がはいりませぬ。
     もう少し、勇ましい名前がよいかと?」
小狐姫 「なんと、わがままな。名前など、どうでもよいで
     はないか?」
白狐  「名は、体を表すと申します。なおざりにはできま
     せぬ。」

小狐姫 「では、自分で考えよ。ここは、知らぬ。」
白狐  「いやいや拙者が考えると、碌な名前が浮かびま
     せぬ。どうか、姫がお考えくだされ。」
小狐姫 「いやじゃ。勝手にせい!」
白狐  「しっ。静かに。・・・誰か、来ます。」

 白狐と小狐姫は、下手に隠れる。上手から、わたがしブラ 
 ザーズ登場

ごん  「あ〜あ。俺たちって、なんでこんなに弱いんだ
     ろう?」
ほりっち「ごんちゃん、しょうがないよ。これで、いいんだ
     よ。」
えみっち「そうだよ。あきらに知らせるなんて、そんなこと
     したら大変なことになるんだから。あきらめてく
     れてほっとしたよ。」
ごん  「あ〜あ、おれたちゃそれでいいけどさあ、あきら
     は、かわいそうだなあ。」

 小狐姫、あきらという名前を聞いて、飛び出す。白狐、止
 めようとするが、間に合わない。

白狐  「ひめ!」

 つかつかつかと、3人に近寄って、
小狐姫 「いま、なんと申した?」
3人  「うわあ!でたあ!」
 腰を抜かして、逃げ惑うわたがしブラザーズ。

小狐姫 「まて、逃げるな。白狐とらえよ。」
白狐  「は。」

 白狐は、3人をとらえ、小狐姫の前につれてくる。
ごん  「いたい、いたい。」
ほりっち「やだやだやだやだ。」
えみっち「離せ、はなしてくれよ。」

小狐姫 「あ、おまえたち、あきらの友達ではないか?」
白狐  「あ、そういえば、確かに見たことがある顔でご
     ざるな。」
小狐姫 「こんなところで、なにをしておる?」
ごん  「え?え?知ってる?」
えみっち「しらないよ。え?お前知ってる?」
ほりっち「ぜんぜん。あ、あのう、だ、だれ?ですか?」
 
 3人が、記憶を消されたことを思い出し、
白狐  「あ、これは、失礼しました。わたしは、あの山の
     向こうから来ました、鳥井志郎と申します。」
3人  「どーも。」
白狐  「これは、妹のここと申します。」
小狐姫 「ここです。」
3人  「どーも。」
白狐  「実は、わたしどもは、みなさんがご存知のあき
     らの遠い親戚にあたるものでして、あきらを訪ね
     て山を越えてきたのでございますが、道に迷うて
     しまい、途方に暮れていたところでございます。」
小狐姫 「どうか、あきらが今何処にいるか、教えていた
     だきたいのです。」
ごん  「なーんだあ」
3にん 「あきらの親戚の人?」
白狐  「はい、皆さんを見たのが、たしか4年前の花火
     大会のとき、山の麓であきらと一緒のところをお
     みかけしたんです。」
えみっち「行った、行った!」
ほりっち「迷子になって大変だった!」
ごん  「あー、あの時!でも、よく覚えてないんだよね
     え。」
えみっち「でも、よかったよ。僕たちに出会えて。」
ほりっち「そうですよ、なんてったって、ぼくらは、あきら 
     の無二の親友ですからあ。」
ごん  「昨日まではね。」
2人  「ご、ごんちゃ〜ん。」
ごん  「そんな無二の親友をおれたち、裏切ろうとして
     るんだ!最低だ。」
2人  「・・・」
小狐姫 「なにか、わけがありそうですね。」
白狐  「よかったら、はなしていただけませんか?」
ほりっち「ごんちゃん。」
えみっち「ど〜する?」
ごん  「わかりました。きいてください。」

 暗転〜暗転幕アップ

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あきらとばあさん

  • 投稿者:平田 亮 (2015-12-25 (金) 14:09:32)

シーン2・あきら

 暗転幕前
 BGM1(約1分)
 怪しい照明、夢にうなされるあきら、思い出そうとして思い出せない記憶が、満月の夜になると、あきらを襲う。誰かが自分を呼んでいるようでもあり、自分に何か呪文を唱えているようでもあり、その音が聞こえるたびにあきらは、怯える。
 (あ〜き〜ら〜、あ〜き〜ら〜。・・・かんせまあれえ、)
  う〜よおしいでんないれきに〜なん・・・あ〜き〜ら〜。)

あきら 「う〜、う〜、う、う〜ん。・・・いやだあ、や、
     やめろお〜、来るなあ、よ、よせ、やめろ、だめ、 
     だめだ、い、いやだあ、う、うわあああ!。」
ばあさん「ばかたれ!」

 といって、あきらをたたく。
 照明も現実に戻る。

あきら 「あいたあ!」
ばあさん「いつまで、寝とるんじゃ?おてんとさん、とっく
     にあがっとるわ、ぼけ。さっさと畑を耕さんか
     い!」
あきら 「いたすぎてたんこぶできたわ。やめてくれ。いく
     らなんでも、ひどすぎじゃ。」
ばあさん「はっ、笑わすな。そんくらいで何が、痛いか?ち
     ゃんと手加減したわ。」

あきら 「あほ言え!手加減してこげんふとかたんこぶの
     できるかあ!くそばばあ!」
ばあさん「ほー!くそガキ!わしに楯突くか?」
あきら 「なんじゃあ?やるんかい?」
ばあさん「年寄りじゃ思うてなめくさって、(一升瓶を手に
     もって口に含み、出刃包丁に一気に吹きかけた) 
     今日の小鉄は、怪しく光っとるのう、あきらあ!
     天誅じゃあ。」

 と、言ってばあさんは、出刃包丁を取り出しあきらに向か
 って振り回した。

あきら 「待ったあ。あ、あぶない。」
ばあさん「お国のためじゃ。」
あきら 「や、や、やめんかあ!」
ばあさん「花と散れー!」
あきら 「わ、わかったあ、おいが、悪かった、ご、ごめん
     なさい。うわああああ。」

 ばあさん、止めようとしたが、勢いがつきすぎてあきらの
 尻に突き刺してしまう。

ばあさん「あちゃー、止まらんかった。すまんのう。」
あきら 「ひ、ひとごろしー。」
ばあさん「おおげさな。こんくらい、つばつけときゃ、な
     おるわ。」
あきら 「鬼!悪魔!妖怪!」
ばあさん「遊びは、おわり。さ、畑が待っとる、行くぞ。」

暗転〜暗転幕アップ〜あかり

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認証コード(6646)

続き

  • 投稿者:平田 亮 (2015-12-23 (水) 07:16:34)

M6・(サンライズ・ハイウェイ)

    夢は、いま
    ここにあるのさ
    俺の手の中に

    太陽を
    背中にうけて
    ハイウェイを
    突っ走るぜ

    どこまでも
    続く未来へ
    お前と俺だけさ

    移り行く
    この世界
    変えやしない
    この気持ち

    お前の胸が
    俺の背を
    焼き尽くす

    お前の頬が
    俺の肩を
    溶かしてしまう

    だから、いま
    叫ぼう!
    お前を愛してる

    打ち付ける
    風の音
    届かない
    俺の声
    だから、いま
    叫ぼう!
    愛こそすべてだと

    立ち眩む
    青いそら
    もうなにも
    いらないさ

    OH,MY DARLING

 曲終わりで、6人の笑い声。

武志  「やっぱロックは最高だぜ。」
貞雄  「ああ、なんかしらねえが、スカッとするぜ。」
一矢  「く~、俺もバンドやりてーなー。」
紗智  「ねえ、たけし~、わたし、東京に行ってみた
いの、つれてってぇ?」

渓   「貞雄、わたしもいきた~い?」
美智  「一矢、わたしもわたしも~。」
3女  「ねぇ、つれてってぇ~。」
貞男  「おい、たけし、なんとかしてくれよお。」
一矢  「おまえらうるせえぞ。」
武志  「わかった、わかった。あの山の開発が、ひと段
落したら、お前らみんな連れてってやるよ。」
3女  「きゃ~、うれし~。」
一矢  「やった!東京いける、すげー。」
貞雄  「え?俺行けんの?東京!まじ?それまじ?」

武志  「あーあ、東京ぐらいでちいせえなあ。おまえ
     ら!あきらのばあさんが持ってるあの山さえ手
     に入りゃあ、ロンドン、パリ、ニューヨーク何処
     へだって行けるぜ。」
紗智  「私パリよ、断然パリ。」
渓   「ロンドンよお、ロンドン。」
美智  「行けるなら、どこでもいいわ。」

貞雄  「あきらのばあさんかあ。食えねえもんなあ、俺、
     あのばあさんだけは苦手だわ。」
一矢  「俺も苦手だわ。俺らのこと、いつまでたってもガ
     キ扱いして、あったまくるわ。」
武志  「確かにあのばあさん、煮ても焼いても食えねえが
     あのばばあにも、弱点はあるさ。」
貞雄  「あのばあさんに弱点だって?」
一矢  「あるのかよ?弱点なんてさあ。」
武志  「紗智、こいつらにおしえてやりな。」

紗智  「どんなばあさんだって、かわいい孫には弱いも
     んさ。亮さえこっちの味方につけてしまえばあと 
     は楽勝さ、ねえ武志。」
武志  「はい、正解。よくできました。」
貞雄  「あきらを俺たちの仲間にするって、どうするん
     だよ?」
一矢  「そうだよ、あきらだって簡単に俺たちの言いな
     りになる訳ないだろ?」
渓   「わかった、小雪ちゃんでしょ?」

武志  「あたりー!渓、よくわかったなあ。偉いぞ。」
渓   「へへへ。」
貞雄  「はあ?小雪がなんだってんだよ?」
一矢  「小雪?って、武志の妹の・・・あの小雪か?」
美智  「あきらの許嫁なんでしょ?」
渓   「そ!だからあきらは、許嫁の小雪の言うことは
     聞くでしょ?」
男たち 「ああ。」
渓   「そして小雪は、武志お兄ちゃんの言うことは、聞
     くよね。」
男たち 「ああ。・・・で?」
紗智  「あきれた。まだわかんないの?あんたたち、ほん
     と鈍感ねえ。」

武志  「俺が、小雪にあきらを説得しろと言えば、小雪は  
     あきらを説得して、あきらは結局俺たちの仲間に 
     なるしかないだろ?って、言ってんのさ。」
男たち 「おー、そうか!」
貞雄  「なるほどお。」
一矢  「武志は、やっぱあったまいいわ。」

 ここで、こっそり脱出しようとするわたがし3兄弟、
 しかし、ごんちゃん思わずくしゃみが出てしまう。

ごん  「へっ、へっ、へっ、へっくしょーん。」
武志  「だれだ?」

 貞雄と、一矢は、見に行く。そこに、隠れてる綿菓子
 3弟を発見

貞雄  「何だ?お前ら?」
一矢  「おら、おら、おら。」
武志  「おい!こんなところで、何をこそこそやって

        んだ!」

3わた 「いえ、べつに。」
貞雄  「さっさと出てきやがれってんだ。」
3わた 「はい。」
一矢  「ぶっ飛ばすぞ!このやろう!」
3わた 「ひい。」

紗智  「あれ?こいつら、あきらのともだちじゃない?」
渓   「あ、見たことある。って、ださいわ。何、この
     格好。」
美智  「センスゼロでしょ?あったまおかしいんじゃな
     い?」
貞雄  「おまえら、一体なに人なんだ?」
ごん  「ぼ、ぼ、ぼくたち。」
ほりっち「さんだいめ。」
えみっち「綿菓子ブラザーズ。」
3人  「です。」

一矢  「はあ?もっかい言ってみろ!・・・さっさと言わ 
     ないか、このやろう!」
3人  「はい!」
ごん  「おいたちゃ〜あ」
ほりっち「さんだいめ〜え」
えみっち「わたがし〜い」
3人  「ぶらざーずだ〜。」

 武志たち6人は大笑いする。

貞雄  「こいつら、ばかだあ!」
一矢  「くっだらねー。」
紗智  「おなか、いたいよー。」
渓   「たすけてー。」
美智  「おもしろすぎー。」

武志  「お前ら、気に入ったぜ。」
貞雄  「返事しやがれ!」
3わた 「は、はい。」
武志  「なあ、俺たちの話をこっそり盗み聞きしてたよ
     なあ?」
3わた 「・・・。」
一矢  「聞いてんのか、このやろう。」
3わた 「は、はい。」
武志  「まずいなあ。俺たち、聞かれちゃまずい話をして
     たんだよなあ。なあ、紗智。」
紗智  「そうだよ。だめだよ、もし、ここでしゃべった話
     が、あきらやばあさんに知れちゃったら、私たち 
     の計画がパアになっっちゃうよ。こいつら、あき
     らのダチだもん、絶対チクるよ。」
渓   「やだあ。」
美智  「ひどーい。」

 貞雄、ナイフを取り出し、綿菓子の近くで、ナイフを振り
 回してみせる。
貞雄  「かわいそうだが、黙らせるしかないなあ。」
3わた 「え〜。」
ごん  「しゃべりません、しゃべりません。僕たち絶対し 
     ゃべりません。なあ?」
えみっち「はい、一言も、しゃべりません。」
ほりっち「ぼくも、絶対しゃべりません。」
ごん  「だから」
3わた 「ゆるしてくださ〜い。」

 ごん、えみっち、ほりっち、泣く。
 不良たち、笑う。

一矢  「武志、こいつら、どうしようか?」

 3わた、武志を見ながら、訴えるように泣く。
 
武志  「わかった、わかった。許してやるよ。」
3わた 「あ、あびがどうございますぅ。」
紗智  「あーら、よかったわねえ。」
3わた 「ばい。」
武志  「ただしだ、ただし、俺らが言ったこと一言でも
     誰かにばらしやがったら、ただじゃおかねえぞ、
     わかったか?」
3わた 「は、はい。」
貞雄  「しゃべるんじゃねえぞ?」
3わた 「はい。」
一矢  「口を開けるな。」
3わた 「(口をふさいで)はい・」
渓   「いいこ、いいこ。」
美智  「がんばってね〜。」

不良たち、去っていきます。

ほりっち「た、たすかったあ。」
えみっち「よかったよ〜。」
ごん  「みんな、あきらに知らせるぞ。」
2人  「え〜?」
えみっち「そ、そんなことしたら。」
ほりっち「あいつらに、ころされちゃうよ〜。」
ごん  「いいか、もしも言わなかったら、一生俺たちあ
     いつらに脅されて生きてくことになるんだぞ。」
えみっち「殺されるよりましだあ。」
 と、言って、ゴンちゃんに抱きつく。
ほりっち「そうだよ、ごんちゃん、死んで花見がさくもの
     か!」
 と、言って、ゴンちゃんに抱きつく。
ごん  「離せ!」
えみっち「いやだあ。」
ごん  「俺は、行く。」
ほりっち「だめだあ。」
ごん  「俺は行くんだあ。」
2人  「ごんちゃん。」
ごん  「たのむ!行かせてくれえ!」

 ごんちゃん、ばったり、倒れる。
 暗転

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認証コード(2491)

続き

  • 投稿者:hirata akira (2015-12-11 (金) 16:40:22)

あ〜あ
    三代目!
    三代目!  
    三代目!
   
    おれたちゃ、わたがし
    ブラザ〜ズ〜う〜
    うぅ、うぅ、うぅ
   
    あ、どうした、どうした

ごん  「よーし、気合いも入ったぜ。」
3人  「おー!」 
えみっち「みんなに俺たちのすごさをみせてやろうぜ!」
3人  「おー!」
ほりっち「ここから、俺たちの伝説がはじまるんだ。」
3人  「いやっほー。」

3人は、数歩歩いたとたん、出会ってはならないものを見て、
恐怖する。
ごん  「まて!」
ほりっち「え?」
えみっち「なに?」
ごん  「あ、あれ。」

 といって、指差した先に恐怖の根源がゆっくり近づいてくる。

3人  「ひー!」
えみっち「やばいよ、やばいよー。」
ほりっち「お、おわりだあ。」
ごん  「か、隠れろー!」
2人  「うん。」

 三人は慌てて隠れる。すると、どこからともなく暗雲たれ込め、深い霧があたり一面を覆い尽くし、

M6・(サンライズ・ハイウェイ)

夢は、いま
ここにあるのさ

俺の手の中に

太陽を
背にうけて

ハイウェイを
突っ走るぜ

どこまでも
続く未来へ

お前と俺だけさ

移り行く
この世界

変えやしない
この気持ち

お前の胸が
俺の背を
焼き尽くす

お前の頬が
俺の肩を
溶かしてしまう

だから、いま
叫ぼう!

お前を愛してる

打ち付ける
風の音

届かない
俺の声

だから、いま
叫ぼう!

愛こそすべてだと

立ち眩む
青いそら

もうなにも
いらないさ

OH,MY DARLING

曲終わりで、6人の笑い声。
武志  「やっぱロックは最高だぜ。」
貞雄  「ああ、なんかしらねえが、スカッとするぜ。」
一矢  「く~、俺もバンドやりてーなー。」
紗智  「ねえ、たけし~、わたし、武道館に行ってみた
いの、つれてってぇ?」
渓   「貞雄、わたしもいきた~い?」
美智  「一矢、わたしもわたしも~。」
3女  「ねぇ、つれてってぇ~。」
武志  「わかった、わかった。あの山の開発が、ひと段
落したら、お前らみんな連れてってやるよ。」
3女  「きゃ~、うれし~。」

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続き

  • 投稿者:平田亮 (2015-12-03 (木) 11:40:55)

白狐  「姫!まだ、お分かりになりませぬか?千狐様も、
     親方様も、だれもがなぜ姫をたすけようとなさる
     のか、命がけでなぜ姫をまもろうとなさるのか、
     小狐姫、姫だけが、われら一族を未来へ繋ぐ、最
後の希望だからでござる。姫が、あきらのもとへ
嫁ぎ、子を成し、育て、一族の血を絶やすことな
く、幸せに生きてゆくこと、それこそが、姫がな
すべき戦でござる。姫の戦さは、山にあらず、人
間の郷にあり。」

 小狐姫、泣き崩れる。白狐は、小狐姫を抱き寄せ歌う。

M4(泣きなされ)

  姫、泣きなされ
  こころゆくまで
  泣きなされ

  それも今日まで
  今日までなみだ
  あふれるままに

  われら明日から
  狐にあらず
  人に化け
  人になりて
  あきら 探して
  ゆきましょう

  流れる姫の
  涙とともに
  狐の心
  捨てましょう

  もしも
  心が軽ければ
  潮路に消えて
  しまいましょう
  
  もしも
  心が重ければ
  川底深く
  留めましょう
  
    暗転
シーン2あきらの住む処

ほりっち「ごんちゃん。」
ごん  「なん~?」
ほりっち「天気んよかねえ。」
ごん  「んなこつ。」
えみっち「ごんちゃん。」
ごん  「ん~?」
えみっち「雲がゆ〜っくりうごきよるよ。」
ごん  「ん〜なこつ。」

ほりっち「ごんちゃん。」
ごん  「ん〜?」
ほりっち「おいたちゃ、なしてこげんとこで、ぼ〜っとしと
     っと?」
ごん  「そりゃ、すっこつん、なかけんたい。」
えみっち「なんでなかと〜?」
ごん  「そりゃあ、祭りんなかけんたい。祭りのあるな
     らおいたちの出番ばってん、今年は台風のきて中
     止になったけん、おいたちん出番ののーなってし
     もたあ。」
ほりっち「さみしかねえ。」
ごん  「ほなこて。」
えみっち「せつなかねえ。」
ごん  「ほなこて。」
ほりっち「わざわざ頭ば、アフロしとっとに、祭りんなかな
     ら、なーにんならん。」

ごん  「ほんなこったい。」
えみっち「こーよかなまえばつけたつににゃー。」
二人  「そげんたい。」
えみっち「まつりんなかなら、ダーレン、言われん。」
ほりっち「ああ?言うちゃでけんと?」
えみっち「はずかしかろもん。」

ごん  「いっちょん、はずかしなか。三代目わたがしブ
     ラザーズ!こいのどこがはずかしかと?」
ほりっち「ん〜さあ。こぎゃん、かっこよか名前にしたと
     にくさ、だ〜れんしらんまんま、今年ん夏はおわ
     ってしまうとばい。」
えみっち「そーかあ、そりゃあ」
3人  「むなしかなあ〜。」
ごん  「でけんでけん!こんまま、終わってしもうたら
     おいたちの生きとる意味のなかったい。」
ほりっち「そうたいそうたい。」
えみっち「おいたちの生き様ば、みんなにみせちゃるった
     い。」
ごん  「かまえ〜。」
2人  「よーし。」
ごん  「おいたちゃ〜あ」
ほりっち「さんだいめ〜え」
えみっち「わたがし〜い」
3人  「ぶたざーずだ〜。」

M5「三代目わたがしブラザーズ」
   
   あ〜あ
   三代目!
   三代目!  
   三代目!
   
   おれたちゃ、わたがし
   ブラザ〜ズ〜う〜
   うぅ、うぅ、うぅ

   あ、どうした、どうした

  (さあ、よってらっしゃい、みてらっしゃい。良い子も
   悪い子も、おにいさんも、おねえさんも、おじいちゃ
   んも、おばあちゃんも、腕力のない人はみ〜んなよっ
   といで〜)

   朝も早よから
   お風呂に浸かって
   ゴーシゴシ
   ゴーシゴシ
   ゴーシゴシったら
   ゴーシゴシ
   
   全身くまなく
   しっかり磨いて
   ぴーかぴか
   ぴーかぴか
   ぴーかぴかったら
   ぴーかぴか
   
   ローカルブランド
   苦みを利かせ
   愛車のママチャリ
   軽くまたがり
   やってきました
   床屋さん
   

  (へい、いらっしゃい。お、しぶいねえ、そのいでたち、
   こりゃあ今日の仕事は、おもしろくなりそうだぜ、さ
   あ、お客さん、どんな感じにしましょうか?)
  
   わかんないかな
   おいらの好み
   もーふもふ
   もーふもふ
   もーふもふったら
   もーふもふ

   レッツゴー

   アフロで決まり
   アフロで決まり
   アフロで決まり

(すいませ〜ん、わたが〜し、一個くださ〜い)

   はい、どうぞ

   アフロで決まり
   アフロで決まり
   アフロで決まり

(にいちゃん、すまんのう、綿菓子5個くれんかのう)

   はい、どうぞ

   アフロで決まり
   アフロで決まり
   アフロで決まり
   あ〜あ
   三代目!
   三代目!  
   三代目!
   
   おれたちゃ、わたがし
   ブラザ〜ズ〜う〜
   うぅ、うぅ、うぅ

   あ、どうした、どうした

コメント


認証コード(2014)

シナリオプロローグ完成

  • 投稿者:平田 亮 (2015-11-10 (火) 01:35:11)

キッズミュージカルTOSU第13回公演

「続・あきらと小狐姫」~アキラの郷へ~
  
  M1(郷へ行け)
    
狐よ、きつね
なぜ、叫ぶ?

瞳 閉じれば
夢ぞ 在り

月 隠れても
道ぞ 在り

されど、蛍が
示すなら

下るがさだめ
飛び越えよ

    キツネよ、狐
なぜ、踊る?

母を忍んで
身を縮め

祖母を想うて
身をよじる
    
されど、蛍が
諭すなら

笑顔、たたえて
郷に行け!

プロローグ

あきらが狐屋敷を離れた2年後の夏、突然,人間が結界を破り、狐屋敷に攻め入ってきました。
下手から、恐怖で引きつった雷と雹が命からがら戻ってきました。
雷   「だめだあ!に、人間どもが、み、み、見た事もない妖術を使い、攻め入ってまいりました。」
仙狐  「なんじゃと?たわけ!ねぼけたか?人間が妖術
     を使うなどありえぬわ。」
雹   「その、あり得ぬ事が西の森で。大木が根こそぎ
     押し倒され、山肌がえぐられ、まるで、巨人が通った後の様。」

仙狐  「面白い。親方様!この戦さ仙狐に下さりませ。」
天狐  「あいわかった。存分に手柄をたてよ。」
仙狐  「はっ。」
小狐姫 「母上、私も行きます。」
天狐  「ならぬ。」
小狐姫 「でも。」

仙狐  「小狐姫!この戦さ、たった今親方様からこの仙狐にいただいたばかり。手助け無用でござる。」
小狐姫 「・・・(うなづいて)、ご無事で。」
仙狐  「姫、おばあさまを頼みます。」
小狐姫 「母上様、ご自愛なされませ。」
仙狐  「(うなずく)黒狐!遅れをとるでないぞ!」
黒狐  「合点承知。」

 仙狐と黒狐、走って下手にはけます。
時間の経過・・・山が夕焼けに染まる。

天狐  「おそい。白狐見て参れ。」
白狐  「はっ。」
小狐姫 「おばあさま・・・」
天狐  「なんじゃ?」
小狐姫 「なぜ?・・・なぜ人間が?」

天狐  「なぜ、人間がせめて来たのか?誰が手引きした
のか?今まであり得なかった事がなぜ今日起こったのか?それは、いったい誰のせいか?・・・小狐姫、わからぬ、ばあにもそれはわからぬのじゃ。」
小狐姫 「小狐は,小狐は、アキラを信じています。」
     お婆さまに抱きついて泣く。
天狐  「アキラが狐屋敷を教えたとすれば、わしの術が効
かなかったことになる。それは,アキラのせいで
はない。わしの未熟ゆえじゃ。だから、これは、アキラの手引きであろうはずがない。まして、アキラの仲間たちでもあるまい。では,なぜ人間が狐のすみかを嗅ぎ付けて責めて来たのか?・・・もしや、アキラたちが狐屋敷に入った時に,何者かが見ていたかもしれぬ。じゃが、今となってはもはや、せんなきこと・・・」

 白狐、下手より走ってくる。
白狐  「申し上げます。ただいま,仙狐様,黒狐共々・・・
うち、討ち死になされました。」
 
 小狐姫、白狐につめよって、
小狐姫 「まことか?」

 白狐、うなづく。
天狐  「まさか?そんなことが・・・」

 小狐姫、思い詰めて、
小狐姫 「私が行きます。」
天狐  「待て!」

 下手に走り去ろうとする小狐姫を、白狐近づいて、みぞお  
 ちを打つ。
白狐  「御免。」

 白狐は、小狐姫を抱え上げます。
天狐  「小狐姫、許しておくれ。そなたの小さな体に狐の未来がかかっておるのじゃ。白狐、小狐姫をアキラのもとへ。必ず、アキラの嫁に。」
白狐  「承知つかまつりました。天狐様、ご無事で。」

 天狐、うなづいて
天狐  「ゆけ。」

 M2(アキラの郷へ)

 暗転、ホリゾント幕にタイトルコール~時代劇風な感じの曲・・・(最後は、現代風になってるといいなあ。(狐の世界は、時代劇風、あきらの住む世界は現代風みたいな感じです。)

タイトル「続・アキラと小狐姫 」(アキラの郷へ)
タイトル10秒位出て、タイトル燃える~映像消えて、舞台は炎のダンス!炎のダンサー登場。
天狐が妖術を使い炎を鎮めようとする。白狐と小狐姫は、炎が弱まったすきに火の手から逃れる。白狐が消えて、火の手が急に強くなり、天狐が炎に包まれる・・・40“から1‘00”~暗転

山の山頂から、下界を望む風景の映像、雄大な景色~竹が揺れる、林が揺れる映像・・・20秒くらい、~照明ついて風のダンス、風のダンサー登場・・・白狐と、風の追っかけっこ。30秒から40秒白狐足を踏み外し、滝に落ちる~水の子供たち登場

    ざー、ざー、ざー、ざー、
 白狐「うわぁ~!」
   どっぽ~ん、ばしゃ~ん、ざっぶ~ん
 
 M2(水のうた)

   ざー、ざー、ざー、
   ぶくぶくぶくぶく、
   ざー、ざー、ざー、
   ぶくぶくぶくぶく
   ざー、ざー、ざー、
   ぶくぶくぶくぶく、

   ざー、ざー、ざー、
   ぶくぶくぶくぶく
   ざー、ざー、ざー、
   ざー、ざー、ざー、
   ざー、ざー、ざー、
   ざー、ざー、ざー、

   さー、さー、さらさら
   ぽちゃん、
   さー、さー、さらさら
   ぽちゃん、
   さらさら、さらさら
   ちゃっぽん、ぽちゃぽちゃ、
   さらさら
   ちゃっぽん、ぽちゃぽちゃ、
   さー、さわさわ
   さー、さわさわ
   ぽちゃん、ちょろちょろ、
   さー、さわさわ
   さー、さわさわ
   ぽちゃん、ちょろちょろ、

   さー、さわさわ
   さー、さわさわ
   さー、さわさわ
   さー、さわさわ

   ちょろちょろ、
   ちょろちょろ、

   ちゃっぽん
   ちゃっぽん

水、あるいは、川の映像、~照明付いて川の表現約1分
白狐と、小狐姫は、川のほとりにながされて、月明かりに照らされている。

シーン1あきらの国

 6人のこどもたちが蛍を捕りに川辺にやってきました。このあたりで歌われている童謡をうたいながら。

 M2(こんこんきつね)

  どこいった
  あっち行った
  あっちにはお寺の
  お堂があって
  お堂の軒下
  もぐってった ピュウ!ピュウ!
  ピュウ、ピュウ、ピュウ!

  日が落ちた
  軒下で
  きつねのこどもが
  コンと泣いた
  泣いて、かあさん
  呼んだけど、来ん!来ん!
  来ん、来ん、来ん!

  なんで来ん?
  お月さん?
  なんで来んのか
  聞いてみたけど
  知らんぷりして
  笑うだけ、ニィ!ニィ!
  ニィ、ニィ、ニィ!

  笑うだけなら
  月なぞいらぬ
  笑うだけなら
  竹に刺せ
  火にくべろ
  丸焼きじゃ、ジュウ!ジュウ!
  ジュウ、ジュウ、ジュウ

  笑うだけなら
  食ってしまえ

みずえ 「ねえねえ、よしお、あのお月さん食べて?」
すず  「うん、食べて、食べて。食べてみせて。」
よしお 「食える分けないやろ?なあ、さんた。歌なんて、
     みんなうそっぱちさ。」

さつき 「月の直径は、三千四百七十四キロメートル。地球
     から月まで、三十八万四千四百キロメートル。ど
     うやっていきますか?」
さんた 「アムロ、いきます。」  
さよ  「さんた、お月さん食べたら、真っ暗で歩けなくな
     るよ。」

さんた 「わかった半分のこしとくね。ガンダム行くぞ。」
よしお 「はあ?おれかよ。」
さんた 「台になれ。」
よしお 「はいはい。」
さんた 「がしっ。この槍でお月さん突き刺してぐさっ、と
     ったどー!がぶり!むしゃむしゃむしゃ、あー、
     うめえ。って、食えるかあ!」

みんな笑う。
みずえ 「さんた、おもしろーい。」
すず  「すごいすごい、さんたがお月さんとったあ!」

さよ、川辺で、小狐姫をみつける。

さよ  「きゃあ。」
よしお 「なんだ?どうした?」
さよ  「なんか、死んでる。」
すず  「ほんとだ、なんか死んでる。」
よしお 「犬か?」
さつき 「きつねです。」
みずえ 「2匹いるね。ほんとに死んでる?」
よしお 「さんた、棒でつついてみろ!って、あれ?さんた
     は?」

みずえ 「さんた、こっちおいでよ。」」
さんた 「いやだ。」
すず  「さんた、なにしてんの?」
よしお 「さんた、まさか、怖いのか?」
さんた 「ぜんぜん怖くない。」
さつき 「きっと、もう死んでますよ。」
さよ  「動かないから、だいじょうぶよ。」
みずえ 「さんた、おいで。」
さんた 「うん。」
すず  「はやく。」
さんた 「押すな。」
よしお 「つついてみろ。」
さんた 「えー。」
さよ  「うごかないから、だいじょうぶよ。」
さんた 「うん。」

さんたが、おもいきってつつくと、死んだと思った狐は、その棒をがしっとつかみ、三太から奪ったのです。
みんな、ぎゃあ、と叫びながら逃げていきました。

BGMながれる。

白狐起き上がります。

白狐  「姫、姫!大丈夫でござるか?」
小狐姫 「・・・いやあー。」
白狐  「姫。」
小狐姫 「白狐か?」
白狐  「は。」
小狐姫 「ここは、どこ?」
白狐  「人間の郷でございます。」
小狐姫 「母は?母は?」
白狐  「おなくなりに。」

小狐姫 「違う、手厚く葬ったか?」
白狐  「いや。山に捨て置かれたままでございます。」
小狐姫 「おばあさまは、どうなされた?」
白狐  「我らを逃がそうと戦っておられました。」
小狐姫 「で?」
白狐  「拙者は、不覚にも滝に落ち、ここに流れて。」

小狐姫 「わかった、山へ戻るぞ。」
白狐  「なぜ?」
小狐姫 「母を弔い、おばあさまを助けます。」
白狐  「なりませぬ。」

小狐姫 「邪魔立てするな。」
白狐  「退きませぬ。」
小狐姫 「白狐!おばあさまを見殺しにするつもりか?母
     を見捨て、そのうえ、おばあさままで、みすてる
     つもりか?」
白狐  「さよう、白狐は、千狐様を見殺しにし、親方様を
     見捨て、仲間たちを見捨てて、ここに来たのでご
     ざります。白狐が命をかけてお守りするのは、小
     狐姫ただ一人。」

 小狐姫は、白狐をたたく。

小狐姫 「いらぬことを!母も、おばあさまも見捨てて白
     狐!なぜ、おめおめと生きていられるのだ?退
     け!」
白狐  「退きませぬ。」
小狐姫 「退けと言うのが聞こえぬか!」
白狐  「退きませぬ。」
小狐姫 「これほど言うても退かぬなら、小狐は白狐と刺
し違えて・・・」

白狐  「姫!まだ、お分かりになりませぬか?千狐様も、
     親方様も、だれもがなぜ姫をたすけようとなさる
     のか、命がけでなぜ姫をまもろうとなさるのか、
     小狐姫、姫だけが、われら一族を未来へ繋ぐ、最
後の希望だからでござる。姫が、あきらのもとへ
嫁ぎ、子を成し、育て、一族の血を絶やすことな
く、幸せに生きてゆくこと、それこそが、姫がな
すべき戦でござる。姫の戦は、山にあらず、人間
の郷にあり。」

 小狐姫、泣き崩れる。

コメント


認証コード(3994)

シナリオプロローグ

  • 投稿者:hirata akira (2015-09-22 (火) 15:27:08)

キッズミュージカルTOSU第13回公演

「続・あきらと小狐姫」~人の郷~
    
狐よ、きつね
なぜ、叫ぶ?

瞳 閉じれば
夢ぞ 在り

月 隠れても
道ぞ 在り

されど、蛍が
示すなら

下るがさだめ
飛び越えよ

    キツネよ、狐
なぜ、踊る?
母を忍んで
身を縮め

祖母を想うて
身をよじる

されど、蛍が
諭すなら

笑顔、たたえて
郷に行け!

プロローグ

あきらが狐屋敷を離れた2年後の夏、突然,人間が結界を破り、狐屋敷に攻め入ってきました。
下手から、恐怖で引きつった雷と雹が命からがら戻ってきました。
   
雷   「だめだあ!に、人間どもが、み、み、見た事もない妖術を使い、攻め入ってまいりました。」
仙狐  「なんじゃと?たわけ!ねぼけたか?人間が妖術
     を使うなどありえぬわ。」
雹   「その、あり得ぬ事が西の森で。大木が根こそぎ
     押し倒され、山肌がえぐられ、まるで、巨人が通った後の様。」

仙狐  「面白い。親方様!この戦さ仙狐に下さりませ。」
天狐  「あいわかった。存分に手柄をたてよ。」
仙狐  「はっ。」
小狐姫 「母上、私も行きます。」
天狐  「ならぬ。」
小狐姫 「でも。」
仙狐  「小狐姫!この戦さ、たった今親方様からこの仙狐にいただいたばかり。手助け無用でござる。」
小狐姫 「・・・(うなづいて)、ご無事で。」
仙狐  「姫、おばあさまを頼みます。」
小狐姫 「母上様、ご自愛なされませ。」
仙狐  「(うなずく)黒狐!遅れをとるでないぞ!」
黒狐  「合点承知。」

 仙狐と黒狐、走って下手にはけます。
時間の経過・・・山が夕焼けに染まる。

天狐  「おそい。白狐見て参れ。」
白狐  「はっ。」
小狐姫 「おばあさま・・・」
天狐  「なんじゃ?」
小狐姫 「なぜ?・・・なぜ人間が?」

天狐  「なぜ、人間がせめて来たのか?誰が手引きした
のか?今まであり得なかった事がなぜ今日起こったのか?それは、いったい誰のせいか?・・・小狐姫、わからぬ、ばあにもそれはわからぬのじゃ。」
小狐姫 「小狐は,小狐は、アキラを信じています。」
     お婆さまに抱きついて泣く。

天狐  「アキラが狐屋敷を教えたとすれば、わしの術が効
かなかったことになる。それは,アキラのせいで
はない。わしの未熟ゆえじゃ。だから、これは、アキラの手引きであろうはずがない。まして、アキラの仲間たちでもあるまい。では,なぜ人間が狐のすみかを嗅ぎ付けて責めて来たのか?・・・もしや、アキラたちが狐屋敷に入った時に,何者かが見ていたかもしれぬ。じゃが、今となってはもはや、せんなきこと・・・」

 白狐、下手より走ってくる。
白狐  「申し上げます。ただいま,仙狐様,黒狐共々・・・
うち、討ち死になされました。」
 
 小狐姫、白狐につめよって、
小狐姫 「まことか?」

 白狐、うなづく。
天狐  「まさか?そんなことが・・・」

 小狐姫、思い詰めて、
小狐姫 「私が行きます。」
天狐  「待て!」

 下手に走り去ろうとする小狐姫を、白狐近づいて、みぞおちを打つ。
白狐  「御免。」

 白狐は、小狐姫を抱え上げます。
天狐  「小狐姫、許しておくれ。そなたの小さな体に狐の未来がかかっておるのじゃ。白狐、小狐姫をアキラのもとへ。必ず、アキラの嫁に。」
白狐  「承知つかまつりました。天狐様、ご無事で。」

 天狐、うなづいて
天狐  「ゆけ。」

 暗転、ホリゾント幕にタイトルコール~時代劇風な感じの曲・・・(最後は、現代風になってるといいなあ。(狐の世界は、時代劇風、あきらの住む世界は現代風みたいな感じです。)

タイトル「続・アキラと小狐姫 」(アキラの郷へ)

タイトル10秒位出て、タイトル燃える~映像消えて、舞台は炎のダンス!炎のダンサー登場。
天狐が妖術を使い炎を鎮めようとする。白狐と小狐姫は、炎が弱まったすきに火の手から逃れる。白狐が消えて、火の手が急に強くなり、天狐が炎に包まれる・・・40“から1‘00”~暗転

山の山頂から、下界を望む風景の映像、雄大な景色~竹が揺れる、林が揺れる映像・・・20秒くらい、~照明ついて風のダンス、風のダンサー登場・・・白狐と、風の追っかけっこ。30秒から40秒白狐足を踏み外し、滝に落ちる~水の子供たち登場

 ざー、ざー、ざー、ざー、
 白狐「うわぁ~!」
どっぽ~ん、ばしゃ~ん、ざっぶ~ん

ざー、ざー、ざー、
ぶくぶくぶくぶく、
ざー、ざー、ざー、
ぶくぶくぶくぶく
ざー、ざー、ざー、
ぶくぶくぶくぶく、
ざー、ざー、ざー、
ぶくぶくぶくぶく
ざー、ざー、ざー、
ざー、ざー、ざー、
ざー、ざー、ざー、
ざー、ざー、ざー、

さー、さー、さらさら
ぽちゃん、
さー、さー、さらさら
ぽちゃん、
さらさら、さらさら
ちゃっぽん、ぽちゃぽちゃ、
さらさら
ちゃっぽん、ぽちゃぽちゃ、

さー、さわさわ
さー、さわさわ
ぽちゃん、ちょろちょろ、
さー、さわさわ
さー、さわさわ
ぽちゃん、ちょろちょろ、

さー、さわさわ
さー、さわさわ
さー、さわさわ
さー、さわさわ

ちょろちょろ、
ちょろちょろ、

ちゃっぽん
ちゃっぽん
水、あるいは、川の映像、~照明付いて川の表現約1分
白狐と、小狐姫は、川のほとりにながされて、月明かりに照らされている。

コメント

  • うん、かっこよすぎるー☆彡 -- ルフィア 2015-10-14 (水) 17:58:45
  • かっこいい〜✨💕 -- kaho 2015-10-14 (水) 19:05:14

認証コード(2427)

キッズミュージカルTOSU第13回公演「狐、いまだ滅びず。」(仮題)

  • 投稿者:平田 亮 (2015-04-27 (月) 03:48:34)

キッズミュージカルTOSU第13回公演「狐、いまだ滅びず。」(仮題)

プロローグ
あきらが狐屋敷を離れた2年後の夏、突然,人間が結界を破り、狐屋敷に攻め入ってきました。
下手から、恐怖で引きつった雷と雹が命からがら戻ってきました。
雷  「だめだあ!に、人間どもが、み、み、見た事もない妖術を使い、攻め
    入ってまいりました。」
仙狐 「なんじゃと?たわけ!ねぼけたか?人間が妖術を使うなどありえぬわ。」
雹  「その、あり得ぬ事が西の森で。大木が根こそぎ押し倒され、山肌がえ
    ぐられ、まるで、巨人が通った後の様。」
仙狐 「面白い。親方様!この戦さ、仙狐に下さりませ。」
天狐 「あいわかった。存分に手柄をたてよ。」
仙狐 「はっ。」
小狐姫「母上、私も行きます。」
天狐 「ならぬ。」
小狐姫「でも。」
仙狐 「小狐姫!この戦さ、たった今親方様からこの仙狐にいただいたばかり。 
    手助け無用でござる。」
小狐姫「・・・(うなづいて)、ご無事で。」
仙狐 「姫、おばあさまを頼みます。」
小狐姫「母上様、ご自愛なされませ。」
仙狐 「(うなずく)黒狐!遅れをとるでないぞ!」
黒狐 「合点承知。」

 仙狐と黒狐、走って下手にはけます。
時間の経過・・・山が夕焼けに染まる。
天狐 「おそい。白狐見て参れ。」
白狐 「はっ。」
小狐姫「おばあさま・・・」
天狐 「なんじゃ?」
小狐姫「なぜ?・・・なぜ人間が?」
天狐 「なぜ、人間がせめて来たのか?誰が手引きしたのか?今まであり得なかった事がなぜ今日起こったのか?それは、いったい誰のせいか?・・・小狐姫、わからぬ、ばあにもそれはわからぬのじゃ。」
小狐姫「小狐は,小狐は、アキラを信じています。」
    お婆さまに抱きついて泣く。

天狐 「アキラが狐屋敷を教えたとすれば、わしの術が効かなかったことにな
    る。それは,アキラのせいではない。わしの未熟ゆえじゃ。だから、 
    これは、アキラの手引きであろうはずがない。まして、アキラの仲間
    たちでもあるまい。では,なぜ人間が狐のすみかを嗅ぎ付けて責めて
    来たのか?・・・もしや、アキラたちが狐屋敷に入った時に,何者か
    が見ていたかもしれぬ。じゃが、今となってはもはや、せんなきこ
    と・・・」

 白狐、下手より走ってくる。
白狐 「申し上げます。ただいま,仙狐様,黒狐共々・・・うち、討ち死にな
    されました。」 
 小狐姫、白狐につめよって、
小狐姫「まことか?」
 白狐、うなづく。
天狐 「まさか?そんなことが・・・」
 小狐姫、思い詰めて、
小狐姫「私が行きます。」
天狐 「待て!」
 下手に走り去ろうとする小狐姫を、白狐近づいて、みぞおちを打つ。
白狐 「御免。」
 白狐は、小狐姫を抱え上げます。
天狐 「小狐姫、許しておくれ。そなたの小さな体に狐の未来がかかっておる
    のじゃ。白狐、小狐姫をアキラのもとへ。必ず、アキラの嫁に。」
白狐 「承知つかまつりました。天狐様、ご無事で。」
 天狐、うなづいて
天狐 「ゆけ。」
 白狐、上手へ走り去る。

 暗転、スクリーンダウン

 音楽
 映像・山並みから、平地へ、川を下って、ビルが建ち並ぶ現代の風景へ。

シーン1アキラの国

 アキラが住んでいる世界を描く。

シーン2小狐姫と人間
 白狐と小狐姫はどんな人間と出会うのか?
 アキラに会う前に,小狐姫はどんなきもちでいるか?
シーン3再会
三太  「あれが、あきらだよ。」
小狐姫 「どこ?」
三太  「ほたる川を見ながら座って、ほら、許嫁のねねとしゃべってる、あ
     いつが、あきらだよ。」
小狐姫 「いいなづけ?」
鈴   「あきらー!」
小狐姫 「え?よばなくていい。」
鈴   「なんで?うちが,呼んでくるよ。」
小狐姫 「あ、だめ。」
 聞かずに、鈴は走ってアキラを呼びにいく。
小狐姫 「白狐!どういうことじゃ?」
白狐  「衝撃の新事実でござるのう。」
小狐姫 「よりにもよって、許嫁などと。」
白狐  「狐屋敷でも姫の心をあっという間に奪いおったが、人間界でも、
     もてもてでござるのう、うらやましき限りじゃ。」
小狐姫 「許せぬ。斬る。」

シーン4絶望

シーン5略奪

シーン6誕生と死

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  • すっっっっっごくかっこいいです✨✨ -- Fumi 2015-05-04 (月) 19:49:16
  • すっっっっっごくかっこいいです✨✨ -- Fumi 2015-05-04 (月) 19:49:17
  • ふみー!2回もいらない。「思い出した、書いとこ!」みたいな感じ。 -- hirata 2015-05-05 (火) 04:17:17

認証コード(6422)

M8

  • 投稿者:hirata akira (2014-08-13 (水) 14:37:56)

勇太郎 「よくがんばったな・・・うん・・・

 M8

  よくがんばったな
  ほんとうに、よく
  がんばってくれて
  ありがとう
 
  ひとりぼっちで
  背負っていくこと
  それがどんなに
  くるしいことか

  ひとりぼっちで
  立ち向かうこと
  今までどんなに
つらかっただろう

  そんな道を
  みずから選んで
  行くのは君が
  やさしいから
  他人(ひと)のことを
  自分のことの
  ように思える
心があるから

だから、ありがとう
みんなのために
ともだちのために
がんばってくれて・・・・ここまで、勇太郎

いいえ、わたしは
なにもしていない
なにかできれば
いいのだけれど・・・・・のぞみ

ちゃんとしてるよ
背負えないほど
ともだちのこと
気にかけてくれて・・・・・勇太郎

なにも、できないの
気持ちだけあせって
いつも後悔
ばかりしている・・・・・のぞみ

もう十分だ
きみは、よくやった
少し、休めば
元気になるよ・・・・・・勇太郎
  
先生、わたし
このままでいい?
わたし、このまま
ここにいていい?・・・のぞみ

ずっといればいいさ
いいところだぞ
ひとも自然も
こころも熱い・・・・・・勇太郎

ここにいれたら
素敵でしょうね
でも、やっぱりだめ
みんな、かわいそう・・・のぞみ

勇太郎 「林田、聞いてくれ。」
のぞみ 「はい。」

  人はみな死ぬ
  悲しいけれど
  それが現実
  死ねば、終わりだ・・・・・・勇太郎

 勇太郎は、お墓の前へいく。バトンを手に持って・・・

  でも、もしも君が
  後ろではなく
  前を向けたら
  つないでいける・・・・・・勇太郎

のぞみ 「後ろではなく、前を向く・・・え?どういうこと?」
勇太郎 「君には、これがある。」

 と、言って、勇太郎はのぞみにバトンを手渡す。

のぞみ 「このバトンが、なに?」
勇太郎 「命のバトンだ!」
  
  君の心と
  みんなの心
  ひとつにつなぐ
  命のバトン・・・・・・勇太郎

のぞみ 「命のバトン。」

勇太郎 「林田、みんなのことを忘れないようにする事はとても大  
     切だ、でもそれは、後ろ向きなんだ、後ろを向いてばか
     りだと、前に進めない、明日に行けない、みんなの笑顔
     を引き受けて前に進もう。お前がみんなから貰った笑顔
     や、やさしさを今度はお前が九州のみんなに見せるんだ。
     お前は、みんなからバトンを貰った。それは、命のバト
     ンだ。そのバトンを今度はお前が誰かに渡すんだ。その
     ために、生きていこう。」

  バトンを渡そう
  同じ時代を
  走る仲間に
  命のバトンを!

  バトンを渡そう
  次の時代を
  創る仲間に
  命のバトンを

  バトンを渡そう
  同じ時代を
  走る仲間に
  命のバトンを!

  バトンを渡そう
  次の時代を
  創る仲間に
  命のバトンを

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認証コード(6492)

M7の後

  • 投稿者:平田亮 (2014-08-09 (土) 20:49:47)

 だから
もう、あきらめて・・・・・のぞみ

 みんなは、見つけられず、消えていきます。勇太郎先生はおじいちゃんに路上で出会います。
ななえ 「あ、先生。」
勇太郎 「ななえか。」
ななえ 「おじいちゃん、のぞみちゃんの先生。」
おじい 「こりゃ、どうも。孫が心配かけまして、すんません。」
勇太郎 「いいえ、こちらこそ。僕がついていながら、のぞみさ
んを見失ってしまって、申し訳ありませんでした。」
おじい 「いやいや、気にせんでよか。」
勇太郎 「おじいさん、のぞみさんがどこにいるか、なにか、あて
がありませんか?」
おじい 「う~ん、しらんなあ。」
勇太郎 「そうですか。」
おじい 「ななえ、おまえは、何か知らんか?」
ななえ 「知らん。どこかに行くって言っても、このへん、あんま
り知らんやろうしねえ・・・あ、そういえば・・・」
おじい 「ん?なんか?」
ななえ 「そういえば、お墓にいきたかて。」
おじい 「家の墓や?」
ななえ 「うん。おじちゃんの遺骨がみつからんかったけん、代わ
りになるもんば、いれたかって。」
勇太郎 「そこだ、お墓どこですか?」
おじい 「ああ、裏山の林の中たい。」
勇太郎 「失礼します。」
おじい 「あ。」
ななえ 「あ。・・・はやさー。あっという間にいきんさった。」
おじい 「のぞみは、墓になんばいるっとやろ?」
ななえ 「さあ。なんやろ。聞いたけど、見せてもらえんかった。
     なんやろねえ。写真かな、きっと、なんか形見になるよ
うなもん、見つけたっちゃない?」
おじい 「いくぞ。」
ななえ 「あ、待ってじいちゃん。うちも。」

 暗転~BGM~転換(お墓のあるところ)
 お墓が並ぶ丘の上、のぞみは、お墓にかける水桶をもって来る。
 お墓に水をかける。近くの野草の花をとって、お墓の花瓶に添え、手をあわせ、お参りする。
 そこへ、先生が来る。

勇太郎 「林田。」
のぞみ 「先生。」
勇太郎 「・・・ここは、すずしかねえ・・・先生も、お参りして
よか?・・・いや、お参りしてもいいかな?」
のぞみ 「はい・・・よかよ。」

 のぞみの方言に、勇太郎は少し安心する。
勇太郎 「お、九州弁おぼえたか?」
のぞみ 「すこし。」
 勇太郎は、しゃがんで手を合わせる。お墓の前に置いてあるものに目をとめる。

勇太郎 「林田、これは?」
のぞみ 「ああ、バトンです。」
勇太郎 「バトンって・・・リレーのときに使うあれか?」

のぞみ 「はい、そうです。」
勇太郎 「どうして、ここに?」
のぞみ 「・・・おとさんとおかさん、津波に流されてしまって、遺骨ないし、家もみんな流されたけど、・・・これだけ家のあったとこの水道管に引っかかってて。・・・九州に来いって、おじいちゃんに言われたとき・・・形見とかなんにもないし、これしかもっていくものなかったんです・・・私、足が速かったんで、よく運動会でリレーに出ろって言われて、おとさんもおかさんも必ず応援に来てくれていたし、これでもいいのかなって思って。」

勇太郎 「うん。・・・そうか・・・林田、さっきは、悪かった。」
のぞみ 「え?なにが?」
勇太郎 「教室で林田の真剣な話聞いて、先生圧倒されて、なんて答えていいかわからんかった。ごめんな。」
のぞみ 「いいんです。」
勇太郎 「・・・それから、ミク先生のこと、・・・あの人は、思ったことをまっすぐ言っただけで、悪気はないんで、林田は傷ついたやろけど・・・悪く思わんでくれ。」
のぞみ 「いやあ、なんも。」
勇太郎 「・・・林田・・・」
のぞみ 「はい。」
勇太郎 「林田は・・・偉いなあ・・・今日まで、たった一人で、クラスメイトみんなの事を思って、どうしたら、みんなの事を忘れないでいられるか、ずっと、考えてたんだからなあ。」
のぞみ 「・・・」
勇太郎 「先生が林田だったら、とても耐えられなかっただろうなあ。」
のぞみ 「先生。」
 と、言ってのぞみ泣く。
勇太郎 「よくがんばったな・・・うん・・・よくがんばった。」

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M7のぞみ・さがして

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-08-06 (水) 11:42:24)

M7のぞみ・さがして

 ミク先生は、自分のクラスにもどり、みんなにななえの親戚の転
 校生が失踪した事を告げ、みんなで探しましょうと言います。
 みんなは、学校を出ていろんなところを探します。七重は、おじ
 いちゃんのところへいきます。おじいちゃんに知らせて、一緒に
 町へ探しに出かけます。
曲は、いくつかのグループに分かれた、こどもたちが、のぞみを探しながら歌うイメージです。そこに、のぞみも入って歌います。

   どこ?

どこへ行ったの?

なぜ?
なぜ、かくれるの?

なに?
なにをする気よ?

いや!
思いつめたら!・・・・ここまで、グループか、個人
  

   だめ!

  自分一人で
  背負ってしまっちゃ

  だって!
  誰もあなたを
  責めたりしないわ

  さあ!
  ここに、出てきて
  笑顔を見せて

  いま!
  ともに歩こう
  新しい道を・・・・・・ここまでグループか個人

  みつけないで
  探さないで

  かまわないで
  わたしのことなど
  
  おねがいだから
  そっとしておいて

  あなたたちと
  いたらいけない・・・・のぞみソロ
  だめ!
  自分一人で
  背負ってしまっちゃ

  だって!
  誰もあなたを
  責めたりしないわ

  さあ!
  ここに、出てきて
  笑顔を見せて

  いま!
  ともに歩こう
  新しい道を・・・・・・ここまでグループか個人

 (ここから、掛け合い)

  どこ?
  どこにいるのよ?・・・?

  いや、
  探さないで・・・・・・のぞみ
  なぜ?
  なぜ、出てこないの?・?

  だって
  悲しいだけ・・・・・・・のぞみ

  だめよ!
  ひとりぼっちじゃ・・・・?

  いいの
  独りのほうが・・・・・のぞみ

  さあ
  すぐに出てきて・・・・・?

  だから
  もう、あきらめて・・・・のぞみ

  (繰り返し)

  どこ?
  どこにいるのよ?・・・・?

  いや、
  探さないで・・・・・・・のぞみ

  なぜ?
  なぜ、出てこないの?・・・?

  だって
  悲しいだけ・・・・・・・・のぞみ

  だめよ!
  ひとりぼっちじゃ・・・・・?

  いいの
  独りのほうが・・・・・・・のぞみ

  さあ
  すぐに出てきて・・・・・・?

  だから
もう、あきらめて・・・・・のぞみ

  

コメント

  • 早くできるといいですね。 -- ルフィア 2014-08-07 (木) 14:46:46
  • ありがと -- hirata 2014-08-09 (土) 20:47:43

認証コード(9858)

無題

  • 投稿者:ひらたあきら (2014-08-05 (火) 08:43:48)

勇太郎 「・・・たぶん・・・間違ってないと思います。
     でも先生、正しい事も・・・時と場合によっては、こどもたちをひどく傷つけてしまうことだってあります。林田は、とてもいい子です。あの子が背負ったものはあまりにも大きい。僕は、かけてやる言葉が見つからなかった。・・・なにか、言ってあげるべきでした。先生失格です。・・・失礼します。」

 と、言って勇太郎は、林田を追いかける。
 ミク先生、少し考えて、みんなと反対の方へ行く。
 BGM〜転換〜

 M7のぞみと仲間

 ミク先生は、自分のクラスにもどり、みんなにななえの親戚の転
 校生が失踪した事を告げ、みんなで探しましょうと言います。
 みんなは、学校を出ていろんなところを探します。七重は、おじ
 いちゃんのところへいきます。おじいちゃんに知らせて、一緒に。
 町へ探しに出かけます。
  

   どこ?

どこへ行ったの?

なぜ?
なぜ、かくれるの?
  

   だめ!

  自分一人で
  背負ってしまっちゃ

  ほら!
  誰もあなたを
  責めたりしないよ

  さあ!
  ここに、出てきて
  笑顔を見せて

  いま、
  ともに歩める
  新しい道

  みつけないでね
  探さないでよ
  わたしのことなど
  かまわないでね

  

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ほう

  • 投稿者:ひらたあきら (2014-08-03 (日) 05:35:24)

いやよ!だめなの!
忘れられない
忘れることが
生きる事なら
わたしいらない
命なんて

 のぞみは、走って去っていきます。
 
勇太郎 「林田!」
聰太  「のぞみちゃん!」
美紗  「のぞみちゃん!」
涼香  「のぞみちゃん!」
 みんな口々に望を呼び止めようとします。
 望は、振り返らずに消えます。

 一馬、少し走って、振り返り
一馬  「何ぼーっと突っ立ってるんだ!追いかけるぞ!」

 みんなは、一馬と望を追いかける。
 一馬と一緒に行こうとする勇太郎に

ミク先生「先生・・・あの、わたしが言った事、間違ってました?」
勇太郎 「・・・たぶん・・・間違ってないと思います。
     でも、正しい事も・・・時と場合によっては、こども
     たちをひどく傷つけてしまうことだってあります。林田
     は、とてもいい子です。あの子が背負ったものは、   
     あまりにも大きい。僕は、かけてやる言葉が見つからな
     かった。・・・なにか、言ってあげるべきでした。先生失
     格です。・・・失礼します。」

 と、言って勇太郎は、林田を追いかける。
 
 ミク先生、少し考えて、みんなと反対の方へ行く。
 BGM〜転換〜

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つづきです

  • 投稿者:平田亮 (2014-07-30 (水) 21:45:57)

 なにもかも、奪っていったの
    なかよかった、クラスみんなの

    忘れえぬ、あの日、あの時
    あの笑顔、もう、もどらない

    わたしだけ、生き残ったの
    わたしだけ、おぼえているの

    ここにいちゃ、消えてしまうの
    ここにいちゃ、忘れてしまう

    だから、だめ
    仲良くできない

    だから、だめ
    わたし、見ないで

 のぞみ、この場所を立ち去ろうとすると、そこへ
 みんなが、リレーの練習を終えて、教室に戻ってくる。

聡太  「待って。」
一馬  「なんだ?」
圭介  「うわっ。」
美紗  「なに?」
涼香  「泣いてたよ。」
勇樹  「なんだ、なんだ?」
 
美紗はのぞみのところへ

美紗  「のぞみ、どうしたの?」

 一馬は、聰太のところへ

一馬  「聡太 、どうした?」
圭介  「聡太、なにやらかしたんだよー?」
聡太  「・・・」
一馬  「まさか!お前!」
みんな 「えー???」
聡太  「またまたあ、ぼくが、そんな変な事するような男に」
みんな 「はっきり、見えます。」

聡太  「・・・ちきしょう・・・おれ、なにもしてない。」
一馬  「そうた,いい加減に白状しろ。」
圭介  「そうた、悪いようにはしないからさあ。」
仁   「何があったか白状しないと、」
健吾  「けっちょんけっちょんだぜ!」
昇平  「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」

のぞみ 「そうたくん、悪いこと、なにもしてない。」
みんな 「え?」
そうた 「のぞみちゃん・・・」
のぞみ 「そうたくん、私のこと、理解しようとしてくれた。私の気持ちをきいてくれたの。悪いこと何もしてない。こんな私を、心配してくれただけ。私が、悪いの、私が、この町に来たのが悪いの。わたし、何で来たんだろう? 
     どうして、ここにいるんだろう?・・・きっと、だめっ
     だったんだ。わたし、この町に来ちゃいけなかったんだ。」

美紗  「駄目よ、そんな事言っちゃ。」
涼香  「のぞみちゃん、どうして、そんなに自分を責めるの?」

のぞみ 「だって、わたし、津波の日、学校行けたのに行かなかった。ずる休みしたの、それなのに、ちゃんと学校行ったみんなが死んでしまって、・・・どうして?おかしいよ、間違ってるよ。・・・仲良しのよっちゃんと、かなちゃん、前の晩一緒に勉強したの。勉強して帰ってきて、次の日、一緒に学校行くはずだった。私、何で、休んだんだろう・・・一緒に、行けばよかったよー、わたし・・・みんなと一緒に、津波に・・・・津波に、おそ・・・おそわれたほうが・・・(泣く)。」

美紗  「そんなこと言っちゃだめ。」
一馬  「ば、ばかやろー!津波に襲わわれたほうがよかったなん
     て、そんなことあるかあ!」

 そこへ、勇太郎先生がやってくる。
勇太郎 「こら!なんしよっとか?」
ミク先生「まあまあ、一体何事ですか?騒々しい。」
涼香  「・・・先生、のぞみちゃんが・・・」
ミク先生「え?だれ?」
勇太郎 「林田が、どうした?」
涼香  「・・・ここに来なきゃよかったって。」
ミク先生「え?なに?」
勇太郎 「かずま、おまえ、なんばした?」
一馬  「ちがいますよ。おれは、のぞみが津波に襲われて死んで
ればよかったなんて言うから、そんな事あるかって、ど
なっただけす。」
ミク先生「まあ、どうして?」
勇太郎 「林田、そうか?」

M6どうして、私だけ生き残ったの?
 (のぞみ、うなずいて)

  あのね先生
私、つらいの

なぜ、私だけ
生き残ったの?

おとうさん
おかあさん
ともだちみんな
しんじゃったのに、

どうして、わたし
生きてるのか
わからない

先生、わたし
わからないのよ
先生、わたし
どうしたらいい

ミク先生「まあまあ、なんてこと。何を言うかと思ったら。あなた
は、命を授かったのよ。生かされたの。どうして、恥じる必要があるの?」

かなしいことに
あなたのパパや
ママ、お友達は
なくなった

それはもちろん
かわいそうな事
でも、
仕方ないこと

私たちの力では
どうすることも
できなかったのよ
だからあなたは
生かされたことに
感謝して
前を向いて
生きて行かなきゃ!

いつまでも
亡くなった人の
事なんか
かんがえちゃ
だめ

前を向いて
生きて行きましょ

それが、生き残った
あなたのやるべき
こと・・・・・・・・・ここまで、ミク先生

のぞみ 「違う、違う、違う違う!」

  そんなこと
聞いていないわ
生き残った
人間の
都合のいい
言い訳なんか

死んでいった
人たちの
生きた証は
どうなるの?

死んでいった
人たちの
叫びや思い
忘れるの?

みんなの事を
わすれるなんて
みんなの事を
考えないって

ひどすぎるでしょ?
できるわけない

みんな笑っているよ
とてもやさしい
ひとりひとりの
笑顔あふれて

記憶の中で
遊んでいるわ
笑えないのは
わたしだけなの

いやよ!だめなの!
忘れられない
忘れることが
生きる事なら
わたしいらない
命なんて

 なにもかも、奪っていったの
    なかよかった、クラスみんなの

    忘れえぬ、あの日、あの時
    あの笑顔、もう、もどらない

    わたしだけ、生き残ったの
    わたしだけ、おぼえているの

    ここにいちゃ、消えてしまうの
    ここにいちゃ、忘れてしまう

    だから、だめ
    仲良くできない

    だから、だめ
    わたし、見ないで

 のぞみ、この場所を立ち去ろうとすると、そこへ
 みんなが、リレーの練習を終えて、教室に戻ってくる。

聡太  「待って。」
一馬  「なんだ?」
圭介  「うわっ。」
美紗  「なに?」
涼香  「泣いてたよ。」
勇樹  「なんだ、なんだ?」
 
美紗はのぞみのところへ

美紗  「のぞみ、どうしたの?」

 一馬は、聰太のところへ

一馬  「聡太 、どうした?」
圭介  「聡太、なにやらかしたんだよー?」
聡太  「・・・」
一馬  「まさか!お前!」
みんな 「えー???」
聡太  「またまたあ、ぼくが、そんな変な事するような男に」
みんな 「はっきり、見えます。」

聡太  「・・・ちきしょう・・・おれ、なにもしてない。」
一馬  「そうた,いい加減に白状しろ。」
圭介  「そうた、悪いようにはしないからさあ。」
仁   「何があったか白状しないと、」
健吾  「けっちょんけっちょんだぜ!」
昇平  「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」

のぞみ 「そうたくん、悪いこと、なにもしてない。」
みんな 「え?」
そうた 「のぞみちゃん・・・」
のぞみ 「そうたくん、私のこと、理解しようとしてくれた。私の気持ちをきいてくれたの。悪いこと何もしてない。こんな私を、心配してくれただけ。私が、悪いの、私が、この町に来たのが悪いの。わたし、何で来たんだろう? 
     どうして、ここにいるんだろう?・・・きっと、だめっ
     だったんだ。わたし、この町に来ちゃいけなかったんだ。」

美紗  「駄目よ、そんな事言っちゃ。」
涼香  「のぞみちゃん、どうして、そんなに自分を責めるの?」

のぞみ 「だって、わたし、津波の日、学校行けたのに行かなかった。ずる休みしたの、それなのに、ちゃんと学校行ったみんなが死んでしまって、・・・どうして?おかしいよ、間違ってるよ。・・・仲良しのよっちゃんと、かなちゃん、前の晩一緒に勉強したの。勉強して帰ってきて、次の日、一緒に学校行くはずだった。私、何で、休んだんだろう・・・一緒に、行けばよかったよー、わたし・・・みんなと一緒に、津波に・・・・津波に、おそ・・・おそわれたほうが・・・(泣く)。」

美紗  「そんなこと言っちゃだめ。」
一馬  「ば、ばかやろー!津波に襲わわれたほうがよかったなん
     て、そんなことあるかあ!」

 そこへ、勇太郎先生がやってくる。
勇太郎 「こら!なんしよっとか?」
ミク先生「まあまあ、一体何事ですか?騒々しい。」
涼香  「・・・先生、のぞみちゃんが・・・」
ミク先生「え?だれ?」
勇太郎 「林田が、どうした?」
涼香  「・・・ここに来なきゃよかったって。」
ミク先生「え?なに?」
勇太郎 「かずま、おまえ、なんばした?」
一馬  「ちがいますよ。おれは、のぞみが津波に襲われて死んで
ればよかったなんて言うから、そんな事あるかって、ど
なっただけす。」
ミク先生「まあ、どうして?」
勇太郎 「林田、そうか?」

M6どうして、私だけ生き残ったの?
 (のぞみ、うなずいて)

  あのね先生
私、つらいの

なぜ、私だけ
生き残ったの?

おとうさん
おかあさん
ともだちみんな
しんじゃったのに、

どうして、わたし
生きてるのか
わからない

先生、わたし
わからないのよ
先生、わたし
どうしたらいい

ミク先生「まあまあ、なんてこと。何を言うかと思ったら。あなた
は、命を授かったのよ。生かされたの。どうして、恥じる必要があるの?」

かなしいことに
あなたのパパや
ママ、お友達は
なくなった

それはもちろん
かわいそうな事
でも、
仕方ないこと

私たちの力では
どうすることも
できなかったのよ
だからあなたは
生かされたことに
感謝して
前を向いて
生きて行かなきゃ!

いつまでも
亡くなった人の
事なんか
かんがえちゃ
だめ

前を向いて
生きて行きましょ

それが、生き残った
あなたのやるべき
こと・・・・・・・・・ここまで、ミク先生

のぞみ 「違う、違う、違う違う!」

  そんなこと
聞いていないわ
生き残った
人間の
都合のいい
言い訳なんか

死んでいった
人たちの
生きた証は
どうなるの?

死んでいった
人たちの
叫びや思い
忘れるの?

みんなの事を
わすれるなんて
みんなの事を
考えないって

ひどすぎるでしょ?
できるわけない

みんな笑っているよ
とてもやさしい
ひとりひとりの
笑顔あふれて

記憶の中で
遊んでいるわ
笑えないのは
わたしだけなの

いやよ!だめなの!
忘れられない
忘れることが
生きる事なら
わたしいらない
命なんて

なにもかも、奪っていったの
    なかよかった、クラスみんなの

    忘れえぬ、あの日、あの時
    あの笑顔、もう、もどらない

    わたしだけ、生き残ったの
    わたしだけ、おぼえているの

    ここにいちゃ、消えてしまうの
    ここにいちゃ、忘れてしまう

    だから、だめ
    仲良くできない

    だから、だめ
    わたし、見ないで

 のぞみ、この場所を立ち去ろうとすると、そこへ
 みんなが、リレーの練習を終えて、教室に戻ってくる。

聡太  「待って。」
一馬  「なんだ?」
圭介  「うわっ。」
美紗  「なに?」
涼香  「泣いてたよ。」
勇樹  「なんだ、なんだ?」
 
美紗はのぞみのところへ

美紗  「のぞみ、どうしたの?」

 一馬は、聰太のところへ

一馬  「聡太 、どうした?」
圭介  「聡太、なにやらかしたんだよー?」
聡太  「・・・」
一馬  「まさか!お前!」
みんな 「えー???」
聡太  「またまたあ、ぼくが、そんな変な事するような男に」
みんな 「はっきり、見えます。」

聡太  「・・・ちきしょう・・・おれ、なにもしてない。」
一馬  「そうた,いい加減に白状しろ。」
圭介  「そうた、悪いようにはしないからさあ。」
仁   「何があったか白状しないと、」
健吾  「けっちょんけっちょんだぜ!」
昇平  「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」

のぞみ 「そうたくん、悪いこと、なにもしてない。」
みんな 「え?」
そうた 「のぞみちゃん・・・」
のぞみ 「そうたくん、私のこと、理解しようとしてくれた。私の気持ちをきいてくれたの。悪いこと何もしてない。こんな私を、心配してくれただけ。私が、悪いの、私が、この町に来たのが悪いの。わたし、何で来たんだろう? 
     どうして、ここにいるんだろう?・・・きっと、だめっ
     だったんだ。わたし、この町に来ちゃいけなかったんだ。」

美紗  「駄目よ、そんな事言っちゃ。」
涼香  「のぞみちゃん、どうして、そんなに自分を責めるの?」

のぞみ 「だって、わたし、津波の日、学校行けたのに行かなかった。ずる休みしたの、それなのに、ちゃんと学校行ったみんなが死んでしまって、・・・どうして?おかしいよ、間違ってるよ。・・・仲良しのよっちゃんと、かなちゃん、前の晩一緒に勉強したの。勉強して帰ってきて、次の日、一緒に学校行くはずだった。私、何で、休んだんだろう・・・一緒に、行けばよかったよー、わたし・・・みんなと一緒に、津波に・・・・津波に、おそ・・・おそわれたほうが・・・(泣く)。」

美紗  「そんなこと言っちゃだめ。」
一馬  「ば、ばかやろー!津波に襲わわれたほうがよかったなん
     て、そんなことあるかあ!」

 そこへ、勇太郎先生がやってくる。
勇太郎 「こら!なんしよっとか?」
ミク先生「まあまあ、一体何事ですか?騒々しい。」
涼香  「・・・先生、のぞみちゃんが・・・」
ミク先生「え?だれ?」
勇太郎 「林田が、どうした?」
涼香  「・・・ここに来なきゃよかったって。」
ミク先生「え?なに?」
勇太郎 「かずま、おまえ、なんばした?」
一馬  「ちがいますよ。おれは、のぞみが津波に襲われて死んで
ればよかったなんて言うから、そんな事あるかって、ど
なっただけす。」
ミク先生「まあ、どうして?」
勇太郎 「林田、そうか?」

M6どうして、私だけ生き残ったの?
 (のぞみ、うなずいて)

  あのね先生
私、つらいの

なぜ、私だけ
生き残ったの?

おとうさん
おかあさん
ともだちみんな
しんじゃったのに、

どうして、わたし
生きてるのか
わからない

先生、わたし
わからないのよ
先生、わたし
どうしたらいい

ミク先生「まあまあ、なんてこと。何を言うかと思ったら。あなた
は、命を授かったのよ。生かされたの。どうして、恥じる必要があるの?」

かなしいことに
あなたのパパや
ママ、お友達は
なくなった

それはもちろん
かわいそうな事
でも、
仕方ないこと

私たちの力では
どうすることも
できなかったのよ
だからあなたは
生かされたことに
感謝して
前を向いて
生きて行かなきゃ!

いつまでも
亡くなった人の
事なんか
かんがえちゃ
だめ

前を向いて
生きて行きましょ

それが、生き残った
あなたのやるべき
こと・・・・・・・・・ここまで、ミク先生

のぞみ 「違う、違う、違う違う!」

  そんなこと
聞いていないわ
生き残った
人間の
都合のいい
言い訳なんか

死んでいった
人たちの
生きた証は
どうなるの?

死んでいった
人たちの
叫びや思い
忘れるの?

みんなの事を
わすれるなんて
みんなの事を
考えないって

ひどすぎるでしょ?
できるわけない

みんな笑っているよ
とてもやさしい
ひとりひとりの
笑顔あふれて

記憶の中で
遊んでいるわ
笑えないのは
わたしだけなの

いやよ!だめなの!
忘れられない
忘れることが
生きる事なら
わたしいらない
命なんて

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続き訂正

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-28 (月) 14:45:05)

 のぞみ、この場所を立ち去ろうとすると、そこへ
 みんなが、リレーの練習を終えて、教室に戻ってくる。

聡太  「待って。」
一馬  「なんだ?」
圭介  「うわっ。」
美紗  「なに?」
涼香  「泣いてたよ。」
勇樹  「なんだ、なんだ?」
 
美紗はのぞみのところへ

美紗  「のぞみ、どうしたの?」

 一馬は、聰太のところへ

一馬  「聡太 、どうした?」
圭介  「聡太、なにやらかしたんだよー?」
聡太  「・・・」
一馬  「まさか!お前!」
みんな 「えー???」
聡太  「またまたあ、ぼくが、そんな変な事するような男に」
みんな 「はっきり、見えます。」

聡太  「・・・ちきしょう・・・おれ、なにもしてない。」
一馬  「そうた,いい加減に白状しろ。」
圭介  「そうた、悪いようにはしないからさあ。」
仁   「何があったか白状しないと、」
健吾  「けっちょんけっちょんだぜ!」
昇平  「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」

のぞみ 「そうたくん、悪いこと、なにもしてない。」
みんな 「え?」
そうた 「のぞみちゃん・・・」
のぞみ 「そうたくん、私のこと、理解しようとしてくれた。私の気持ちをきいてくれたの。悪いこと何もしてない。こんな私を、心配してくれただけ。私が、悪いの、私が、この町に来たのが悪いの。わたし、何で来たんだろう? 
     どうして、ここにいるんだろう?・・・きっと、だめっ
     だったんだ。わたし、この町に来ちゃいけなかったんだ。」

美紗  「駄目よ、そんな事言っちゃ。」
涼香  「のぞみちゃん、どうして、そんなに自分を責めるの?」

のぞみ 「だって、わたし、津波の日、学校行けたのに行かなかった。ずる休みしたの、それなのに、ちゃんと学校行ったみんなが死んでしまって、・・・どうして?おかしいよ、間違ってるよ。・・・仲良しのよっちゃんと、かなちゃん、前の晩一緒に勉強したの。勉強して帰ってきて、次の日、一緒に学校行くはずだった。私、何で、休んだんだろう・・・一緒に、行けばよかったよー、わたし・・・みんなと一緒に、津波に・・・・津波に、おそ・・・おそわれたほうが・・・(泣く)。」

美紗  「そんなこと言っちゃだめ。」
一馬  「ば、ばかやろー!襲われちゃだめだろー!

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続き

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-24 (木) 17:25:15)

 のぞみ、この場所を立ち去ろうとすると、そこへ
 みんなが、リレーの練習を終えて、教室に戻ってくる。

聡太  「待って。」
一馬  「なんだ?」
圭介  「うわっ。」
美紗  「なに?」
涼香  「泣いてたよ。」
勇樹  「なんだ、なんだ?」

一馬  「聡太 、どうした?」
美紗  「のぞみちゃん、泣いてたよ。」
圭介  「聡太、なにやらかしたんだよー?」
聡太  「・・・」
一馬  「まさか!お前!」
みんな 「えー???」
聡太  「またまたあ、ぼくが、そんな変な事するような男に見えますか?」
みんな 「はい、見えます。」
聡太  「・・・。ちくしょう、あ、のぞみちゃん!まって!」
一馬  「おっと、そうは問屋がいかのごーるでんぼーるっと。」
聡太  「え?」
一馬  「そうた、黙って帰すわけにはいかないなあ。」
圭介  「そうだ、そうだ!そうた、おれたちをなめてもらっちゃ、こまるんだよなあ。」
仁   「何があったか白状しないと、」
健吾  「けっちょんけっちょんだぜ!」
昇平  「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」
みんな 「そう、そう、けっちょんけっちょんだぜ!」

 暗転、クラスメイト上手にはける。

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M5

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-19 (土) 15:21:02)

7月の
夏の教室
まぶしいの
おしゃべりに
笑い声
絶えることない・・・・・・・・・・・・全員歌

なっは、なはなは
ななな、なはなは

ミク先生「はい、授業しましょう。今日は、校舎の裏山に、虫取りにいきます。」
みんな 「イェーイ!」
ミク先生「じゃあ、体操服に着替えてください。」
みんな 「はーい。」
 
BGM2スタート

 と、みんなは着替えるために、上手にはけます。みく先生は、白板を押して、下手にはけます。・・・椅子だけ残った教室、その椅子の一つに頭をもたせかけて、のぞみが寝ている。のぞみは、体育の授業を気分が悪いので、休んでいた。
 そこへ、聡太がやって来る。

BGM2が、前奏へ変わる~
M5「僕らの世界」スタート

聡太  「のぞみちゃん。」・・・歌詞

のぞみ 「はい。」・・・・・・・セリフ

聡太  「具合悪いの?」・・・歌詞

のぞみ 「あ、ちょっと。」・・・セリフ

聡太  「顔色わるいよ。」・・・歌詞

のぞみ 「うん。」・・・・・・・セリフ

聡太  「みんなは、リレーをやってるよ、運動会の練習さ。」・・・歌詞
                    (あーヤダヤダって、感じで)

のぞみ 「そう、仙台では私も走ってた。・・・あの・・・」・・・・・セリフ

聡太  「あっと、僕、聡太。ずるやすみ。
     リレーなんてやっちゃったら、
     心臓発作!起こしてしまう。」・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「え?からだ、弱いの?」・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

聡太  「1年の半分くらいは、保健室だよ。
     走っちゃだめ、興奮しちゃだめ、あばれちゃいけない、じっとしていろ。
     言われたとうりに、ぼーっとしている。・・・・・・・・歌詞

     だから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

     よくわかるんだー。」・・・・・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「な、なにが?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

聡太  「君の事だよー。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「え?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ
聡太  「君が転校してきてから、僕、ずっとみてた。君の事。きみもぼくといっしょさ。 
     1日中、ぼーっとしている。」・・・・・・・・・・・・・・セリフ
のぞみ 「なにそれ!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

いつも見ていた
柱のかげから
じーっとみていた
みんなに隠れて

君のためいき
物憂い顔を 
肩に流れる
うつくしい髪

ああ
僕のマドンナ!
僕の天使よ!
ちょっとだけでも
振り向いてくれ

違う、そうじゃないわ、間違いよ、そんなこと・・・・のぞみセリフ

ぜったいだめなのー・・・・・・・のぞみ歌詞

「どうして?」・・・・・・・・・そうたセリフ
「え?」・・・・・・・・・・・・のぞみセリフ
「だから、どうして?」・・・・・そうたセリフ
「それは・・・」・・・・・・・・のぞみセリフ
「それは?」・・・・・・・・・・そうたセリフ
「それは・・・」・・・・・・・・のぞみセリフ
「それは?」・・・・・・・・・・そうたセリフ

それはー・・・・・・・・・・・のぞみ、そうた歌詞(総太は、疑問符で。)

私、ここにいちゃだめなの!・・・・・・のぞみセリフ

どういうことか
わからないけど
きみがいいなら
おしえてほしい・・・・・・・・・・・・そうた歌詞

なにもかも、奪っていったの
なかよかった、クラスみんなの

忘れえぬ、あの日、あの時
あの笑顔、もう、もどらない

わたしだけ、生き残ったの
わたしだけ、おぼえているの

ここにいちゃ、消えてしまうの
ここにいちゃ、忘れてしまう

だから、だめ
仲良くできない

だから、だめ
わたし、見ないで

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M5

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-18 (金) 06:52:49)

BGM2スタート

 と、みんなは着替えるために、上手にはけます。みく先生は、白板を押して、下手にはけます。・・・椅子だけ残った教室、その椅子の一つに頭をもたせかけて、のぞみが寝ている。のぞみは、体育の授業を気分が悪いので、休んでいた。
 そこへ、聡太がやって来る。

BGM2が、前奏へ変わる~M5「僕らの世界」スタート

聡太  「のぞみちゃん。」・・・歌詞

のぞみ 「はい。」・・・・・・・セリフ

聡太  「具合悪いの?」・・・歌詞

のぞみ 「あ、ちょっと。」・・・セリフ

聡太  「顔色わるいよ。」・・・歌詞

のぞみ 「うん。」・・・・・・・セリフ

聡太  「みんなは、リレーをやってるよ、運動会の練習さ。」・・・歌詞
                    (あーヤダヤダって、感じで)

のぞみ 「そう、仙台では私も走ってた。・・・あの・・・」・・・・・セリフ

聡太  「あっと、僕、聡太。ずるやすみ。
     リレーなんてやっちゃったら、
     心臓発作!起こしてしまう。」・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「え?からだ、弱いの?」・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

聡太  「1年の半分くらいは、保健室だよ。
     走っちゃだめ、興奮しちゃだめ、あばれちゃいけない、じっとしていろ。
     言われたとうりに、ぼーっとしてるよ。・・・・・・・・歌詞

     だから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

     よくわかるんだー。」・・・・・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「な、なにが?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

聡太  「君の事だよー。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歌詞

のぞみ 「え?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ
聡太  「君が転校してきてから、僕、ずっとみてた。君の事。きみもぼくといっしょ。 
     1日中ぼーっとしてる。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ
のぞみ 「なにそれ!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

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勇太郎先生

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-14 (月) 04:57:50)

ミク先生「はい、授業しましょう。今日は、校舎の裏山に、虫取りにいきます。」
みんな 「イェーイ!」
ミク先生「じゃあ、体操服に着替えてください。」
みんな 「はーい。」
 
 と、みんなは着替えるために、上手にはけます。みく先生は、白板を押して、下手にはけます。・・・椅子だけ残った教室、その椅子の一つに頭をもたせかけて、のぞみが寝ている。勇太郎先生が、白板を押して、上手から入って来る。勇太郎先生は、白板に何か書いて、振りかえると、のぞみに気付く。

勇太郎 「のぞみ?」
のぞみ 「あ、先生。」
勇太郎 「早いなあ、びっくりしたぞ。」
のぞみ 「すみません、早く来すぎました。」
勇太郎 「そうか、そんなに学校好きか?」
のぞみ 「あ、いえ。」
勇太郎 「・・・うん、だろうな。」
のぞみ 「・・・先生。」
勇太郎 「ん?」
のぞみ 「学校にいると、わたし、なんか安心するんです。」
勇太郎 「そうか。・・・どうだ?もうみんなとも慣れたか?」
のぞみ 「あ・・・あんまり、まだ。」
勇太郎 「そうか。」

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M4完成版

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-11 (金) 14:16:46)

BGM1スタート(場面転換)お爺ちゃんの家から、2つの教室へ

のぞみと、ななえは舞台前下手へ学校へ行く準備して、上手へ、そこで2人は別れて、ななえはセンター奥へ。のぞみは上手から奥へ行って教室に入る。

Scene4・・・ふたつの教室

ななえ 「じゃあ、お姉ちゃん、あたしの教室あっちだから、後でね。」
のぞみ 「うん。」
ななえ 「がんばろー。」
のぞみ 「うん。」

下手の教室は、ななえの教室(小学4年生)、上手はのぞみの教室(小学6年生の教室)
1本の木がセンター奥にあって、その木の葉っぱが緑から黄色になって赤く染まって、かれていくように表現。
教室は交互に照明がつき、役者は衣装が変わる。つまり、夏、秋、冬、春みたいに。
ななえの教室が夏(7月)のシーンをやって、次ののぞみの教室は、秋(10月)のシーンを、次のななえの教室は、冬(12月)をやって、次ののぞみは、春まえ(3月)のシーンをやる。

M4(7月の教室)

イントロ~
ななえ 「ヘイ、エブリバディ!グッモーニン!」・・・セリフ
 全員振り向く、で、全員、無視。
ななえ 「えー!こらー!」・・・・・・・・・・・・・セリフ

「あいさつしてよ。無視は、ひどいわ!」・・・ななえ歌
「なによ。」・・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトA歌
「どうして?」・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトB歌
「いやよ。」・・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトC歌
「だめだめ。」・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトD歌
「あっち、行ってよ。」・・・・・・・・・・・クラスメイトE歌
「忙しいのよ。」・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトF歌

「こっしょ、こしょこしょ
 こここ、こしょこしょ
 ぺっちゃ、くちゃくちゃ
 ぺぺぺ、くちゃくちゃ」・・・・・・・・・ななえ以外のみんなの歌

 そこへ、先生が入ってくる。

「さあさ、みなさん!授業ですわよ。席についてくだ、・・・うわっ。」・・・先生の歌
  突き飛ばされる先生、

「あんまりよ
 ひどすぎるでしょ
 あなたたち
 みんなに会いたい 
 そう思って
 この教室へ
 走って来たのよ。」・・・・・・・・・・・ななえ歌

「何を言ってるの?さっさと、席につきな・・・ひえー!」・・・・先生の歌

「わたしたちには。」・・・・・・・・・・・女性グループ歌
「目的がある。」・・・・・・・・・・・・女性グループ歌
「遅れた君の。」・・・・・・・・・・・・男性グループ歌
「相手は無理だ。」・・・・・・・・・・・男性グループ歌

「ビコーズ」・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

夏休み!
長い休みの
過ごし方
今から、決めなきゃ
間に合わないよ

こっしょ、こしょこしょ
こここ、こしょこしょ

 (喋らないのよ、しずかにしてね。)・・・・・先生セリフ

夏休み!
あっと言う間に
やって来るよ
今から計画
立てておかなきゃ

ぺっちゃ、くちゃくちゃ
ぺぺぺ、くちゃくちゃ

(喋らないのよ、しずかにしてね。)・・・・・先生セリフ

7月の
校舎は、いつも
にぎやかで
毎日が
待ちきれないほど
刺激的だよ・・・・・・・・・・・・・・全員歌

7月の
夏の教室
まぶしいの
おしゃべりに
笑い声
絶えることない・・・・・・・・・・・・全員歌

なっは、なはなは
ななな、なはなは

(はい、授業しましょう。今日は、漢字の書き取りテストです。)・・・先生セリフ
(えーーー!)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みんなのセリフ

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修正

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-11 (金) 00:37:27)

M4は、やり直し!先生いれてなかった。

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M4(夏の教室)

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-11 (金) 00:34:34)

BGM1スタート(場面転換)お爺ちゃんの家から、2つの教室へ

のぞみと、ななえは舞台前下手へ学校へ行く準備して、上手へ、そこで2人は別れて、ななえはセンター奥へ。のぞみは上手から奥へ行って教室に入る。

Scene4・・・ふたつの教室

ななえ 「じゃあ、お姉ちゃん、あたしの教室あっちだから、後でね。」
のぞみ 「うん。」
ななえ 「がんばろー。」
のぞみ 「うん。」

下手の教室は、ななえの教室(小学4年生)、上手はのぞみの教室(小学6年生の教室)
1本の木がセンター奥にあって、その木の葉っぱが緑から黄色になって赤く染まって、かれていくように表現。
教室は交互に照明がつき、役者は衣装が変わる。つまり、夏、秋、冬、春みたいに。
ななえの教室が夏(7月)のシーンをやって、次ののぞみの教室は、秋(10月)のシーンを、次のななえの教室は、冬(12月)をやって、次ののぞみは、春まえ(3月)のシーンをやる。

M4(7月の教室)

イントロ~
ななえ 「ヘイ、エブリバディ!グッモーニン!」・・・セリフ
 全員振り向く、で、全員、無視。
ななえ 「えー!こらー!」・・・・・・・・・・・・・セリフ

「あいさつしてよ。無視は、ひどいわ!」・・・ななえ歌
「なによ。」・・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトA歌
「どうして?」・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトB歌
「いやよ。」・・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトC歌
「だめだめ。」・・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトD歌
「あっち、行ってよ。」・・・・・・・・・・・クラスメイトE歌
「忙しいのよ。」・・・・・・・・・・・・・・クラスメイトF歌

「こっしょ、こしょこしょ
 こここ、こしょこしょ
 ぺっちゃ、くちゃくちゃ
 ぺぺぺ、くちゃくちゃ」・・・・・・・・・ななえ以外のみんなの歌

「あんまりよ
 ひどすぎるでしょ
 あなたたち
 みんなに会いたい 
 そう思って
 この教室へ
 走って来たのよ。」・・・・・・・・・・・ななえ歌

「わたしたちには。」・・・・・・・・・・・女性グループ歌
「目的がある。」・・・・・・・・・・・・女性グループ歌
「遅れた君の。」・・・・・・・・・・・・男性グループ歌
「相手は無理だ。」・・・・・・・・・・・男性グループ歌

「ビコーズ」・・・・・・・・・・・・・・・セリフ

夏休み!
長い休みの
過ごし方
今から、決めなきゃ
間に合わないよ

こっしょ、こしょこしょ
こここ、こしょこしょ

夏休み!
あっと言う間に
やって来るよ
今から計画
立てておかなきゃ

ぺっちゃ、くちゃくちゃ
ぺぺぺ、くちゃくちゃ

7月の
校舎は、いつも
にぎやかで
毎日が
待ちきれないほど
刺激的だよ・・・・・・・・・・・・・・全員歌

7月の
夏の教室
まぶしいの
おしゃべりに
笑い声
絶えることない・・・・・・・・・・・・全員歌

なっは、なはなは
ななな、なはなは

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M3あとから

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-08 (火) 08:49:36)

BGM1スタート(場面転換)お爺ちゃんの家から、2つの教室へ

のぞみと、ななえは舞台前下手へ学校へ行く準備して、上手へ、そこで2人は別れて、ななえはセンター奥へ。のぞみは上手から奥へ行って教室に入る。

Scene4・・・ふたつの教室

ななえ 「じゃあ、お姉ちゃん、あたしの教室あっちだから、後でね。」
のぞみ 「うん。」
ななえ 「がんばろー。」
のぞみ 「うん。」

下手の教室は、ななえの教室(小学4年生)、上手はのぞみの教室(小学6年生の教室)
1本の木がセンター奥にあって、その木の葉っぱが緑から黄色になって赤く染まって、かれていくように表現。
教室は交互に照明がつき、役者は衣装が変わる。つまり、夏、秋、冬、春みたいに。
ななえの教室が夏(7月)のシーンをやって、次ののぞみの教室は、秋(10月)のシーンを、次のななえの教室は、冬(12月)をやって、次ののぞみは、春まえ(3月)のシーンをやる。

7月の教室

ぺっちゃ、くちゃくちゃ
ぺぺぺ、くちゃくちゃ
なっは、なはなは
ななな、なはなは

ぺっちゃ、くちゃくちゃ
ぺぺぺ、くちゃくちゃ
えっへ、えへえへ
えへへ、えへえへ

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命のリレエ

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-07-03 (木) 16:02:23)

おじい 「おまえたちが、あんまい真剣な顔するけん、つい、やってしもうたったい。も   
     うせん。」
ななえ 「ぜったね?」
おじい 「ぜったいせん。」
のぞみ 「おじいさ、お父さの話して。」
おじい 「うん、達雄の話しばせないけんねえ。おまえのおとうさんは、学校にいきよる 
     ときは、ほんに頭のよか子でね、かあさんと、おいの自慢やった。そいに比べ
     て、弟の雄二はぼーっとして、ようわからん子やった。」
ななえ 「雄二は、うちのとうちゃんでーす。」
おじい 「そん自慢の達雄が東京の大学に行ってから、わけのわからんこと言いだして、  
     海はよかあ、おいは、海の仕事ばしたかあって、こっちに帰らんごとなって、
     お前は長男やけん、こん家ば継がんばいかんていうても、聞きゃせんし、おい
     もついカーッとなって、そんなら家ば出て行け、仕送りもせん、お前ひとりで
     勝手に生きて行け、っち言うたら、わかった、っち言うて・・・それっきり・・・
     かあさんも、具合が悪うなって、寝たきりになるし、そんでも、弟の雄二がお
     いががんばるっちて、嫁ばもろうて、しばらくは、家のことばしよったが、昔
     から続かんねえ、要らん遊びしだして、嫁にも出ていかれて、酒におぼれて結
     局、交通事故で死んでしもうた。」
ななえ 「ふつつかな親で、ごめんなさい。」
おじい 「かあさんも、雄二が死んで生きる気が失せたとやろう、後を追うごとして逝っ
てしもうた。・・・今から思えば、なんでもうちょっと広か心で達雄に声かけて
やれんかったかなあ、ち思うばってん、もう遅かねえ、骨もわからんごとなっ
て帰ってこん。」
ななえ 「じいちゃん、ちがうよ・・・帰ってきとるよ。」

M3「命のリレエ」(ななえバージョン)曲スタート

だって、ほら、ここに
いるでしょう

失くした時は
戻らないけど
あなたが会いたい
人、いないけど

あなたと同じ
大地に立って
あなたの命
つないで生きる

あなたと同じ
血をうけついで
あなたの夢を
支えてゆける

わかっているのよ
まだおさないわ
なんにもできない
おにもつだってね

それでも、ゆめは
両手にあまる
希望の道は
地平線まで
どこまでも
どこまでも
どこまでも
続いていくの

だから、おねがい
生きる希望を
失わないで

明日へつなぐ
未来へつなぐ
命のリレエー

 (曲終わり)

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続き

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-30 (月) 06:38:04)

ななえ 「はいはい、あたしゃ今年で、小学4年生になりました、ななえばあさんでえご  
     ぜーます、みなさん、よろしゅうおねげーしますだ。」
 お祖父さん笑う。のぞみもわらう。
 ななえ、じいさんにおばあさんのまねして、お茶をつぐ。
ななえ 「じいさん、はい、お茶。」
おじい 「・・・ああ・・・ばってん、さ、酒がよかなあ・・・」
ななえ 「はあ?」
おじい 「だ、だけん、酒が、よかなあって・・・ちょっと、ほんのちょっとだけ。」
ななえ 「はあ・・・はいはい、わかりましたよ。」
 ななえ、焼酎を持ってきてコップに注ぐ。
 じいさん、のむ。顔が、にたあーってなる。
おじい 「ばあさん、たくわん。」
ななえ 「はいはい。」
 お祖父さん、とーっても真剣な顔して、
おじい 「のぞみ・・・実はのう・・・まあ、そういうこったい。」
 のぞみ、ななえ、オーバーにこける。
ななえ 「まだなんも、言うとらんじゃろがい!」
おじい 「うん、冗談たい、冗談、いや、わるかった、うん、ごめん。」
のぞみ 「おじいちゃん、真面目に話して。」
おじい 「わかっとる、うん。ちゃんと話すけん。」
ななえ 「ここは、吉本新喜劇と違うとよ。」
おじい 「おまえたちが、あんまい真剣な顔するけん、つい、やってしもうたったい。も   
     うせん。」
ななえ 「ぜったね?」
おじい 「ぜったいせん。」
のぞみ 「お父さあの話して。」
おじい 「・・・達雄の話しばせないけんねえ。おまえのおとうさんは、学校にいきよる 
     ときは、ほんに頭のよか子でね、かあさんと、おいの自慢やった。そいに比べ
     て、弟の雄二はぼーっとして、ようわからん子やった。」
ななえ 「雄二は、うちのとうちゃんでーす。」

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続き

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-26 (木) 07:50:54)

 ・・・無言の時間が流れる・・・
 ご飯を食べ終わり、ななえがお茶をつぐ。
おじい 「達雄は、よかとうちゃんやったか?」
のぞみ 「え?」
おじい 「達雄は、やさしかったか?」
のぞみ 「あ、はい。」
おじい 「そうか・・・あいつはなあ、おいば捨て、こん町ば捨てて出ていった薄情者たい。」
のぞみ 「え?」
ななえ 「じいちゃん!でけんやろ!そげんこと言うたら。ななえちゃん、なんも知ら 
     んとやけん、言うなら言うで、ちゃんと説明してやらんば。ごめんねえ。いっ 
     つもこげんたーい、人の気持ち考えんと、ぺらぺらぺらぺら。ばってんねえ、  
     悪気はなかとよ、ちょっと、はやとちりのおっちょこちょいのとこがあるばっ
     てん、根はよかひとやけん、ゆるしちゃって、ねえ。」
ななえ 「???」
ななえ 「あ、あーあ、わからんやった?ごめんねえ。・・・それでは、標準語でもうしあ
     げまーす。」 
おじい 「よか。」
ななえ 「え?」
おじい 「よかて。おいがのぞみのとーちゃんのことば説明ばすっけん。・・・ばってんお
     まえは、よーしゃべんにゃー。生きとっときんばーちゃんによーにと、瓜二つ
     ばい。」
 ななえ、いきなりばあさんになって、
ななえ 「はいはい、あたしゃ今年で、小学4年生になりました、ななえばあさんでえご  
     ぜーます、みなさん、よろしゅうおねげーしますだ。」
 お祖父さん笑う。のぞみもわらう。
 ななえ、じいさんにおばあさんのまねして、お茶をつぐ。
ななえ 「じいさん、はい、お茶。」

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おじいちゃん登場

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-22 (日) 23:37:48)

おじい 「のぞみ、学校はどうだ?」
のぞみ 「うん・・・。」
ななえ 「あ、だいぶなれたって。クラスの子もやさしいって。みんな、話しかけてくれるって。」
おじい 「おまえは、だまっとけ。お前にきいとらんやろが。」
ななえ 「あー、そうか。そうやん。姉ちゃんが言わんけん、うちが言うてあげたったい。こげな気持ちじゃなかかなあって。」
おじい 「よかけん、だまっとけ。」
ななえ 「はーい。」
 ・・・無言の時間が流れる・・・
 ご飯を食べ終わり、ななえがお茶をつぐ。
おじい 「達雄は、よかとうちゃんやったか?」
のぞみ 「え?」
おじい 「達雄は、やさしかったか?」
のぞみ 「あ、はい。」
おじい 「そうか・・・あいつは、おいば捨て、こん町ば捨てて出ていった薄情者たい。」
のぞみ 「え?」

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tyotto maekara

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-21 (土) 23:43:36)

のぞみ、小さくうなずく。

のぞみ 「・・・あの、は・や・し・だ・の・ぞ・み・です。・・・よろしく、お、願いし 
     ます。」

 (林田希望は方言を喋らないように必死に気を使っているけど、それが、とても不自然   
  で、返ってみんなの注意を引く。)
美紗  「ぷっ、おっかしい。」
莉帆  「ねえ。」
百合音 「まっじ?」
紫乃  「変なの。」
健吾  「なにが?」
智香  「意味不明。」
勇樹  「どっからきたんだよ。」
涼香  「えっ、なんで。」
昇平  「方言だろ。」
亜美  「あれ、おかしいよね。」
圭介  「うわっ、ひでえ。」
仁   「聞こえるぞ。」
美希  「なーにぃ、あれ!」
純夏  「方言なの?」
春奈  「しーらなーい。」
梨咲  「だめよ、かわいそう。」
聡太  「だまれよ。」
冬美  「えー。」
沙織  「だって、へんすぎ!」
芽衣  「だよねえ。」
花梨  「やめてよ。」
一馬  「おまえさあ、なんで変なしゃべり方すんだよ、ばっかじゃねえの?」

 ハハハハハ、と笑い声がする。

先生  「こらあ、静かにせんか。林田さんは、九州は、初めてだそうです。こっちの方
     言もしらんとやけん、方言でいじめちゃいかんやろ。林田さんも、気にせんで  
     よかけんね。すぐなるって。みんなと遊びよったらいつん間にか覚えるけん、
     気ば楽うして、緊張せんごと。」

のぞみ 「え?」

先生  「・・・あ、そうか、なん言いよるかわからんか!・・・えーっと、方言のこと
     は気に・・・しないで、そのうち、みんなと仲・・・が、よくなったら、な・  
     れ・ま・すから、心配・・・しない・で、気持ちを楽に・・・して・・・くだ
     さい・・・ね。あー、標準語ばしゃべっとは、むずかしかあ!」

 子供たち、大笑いする。先生は、頭をかきながら、まんざらでもない様子。
 のぞみは、この先生はきっといい先生だとおもったけど、みんなが怖くてまだ、打ち解 
 けない。

先生  「はーい。そしたら、林田さんは、えーっと・・・あ、一馬のとなりがあいとる  
     ね。あそこにすわってもらおうかね。あ、そうか。あそこ、すわってください。」
 
 のぞみは、少し、うなずき、恐る恐るあいている椅子のほうへ行く。

先生  「そしたら、授業ばすっけん、教科書の10ページば開いて。美紗、教科書、みせ 
     てやって。」
美紗  「はい。」

 ブリッジ曲スタート~あかりFO~FI~
(朝の授業から~帰りのあいさつへ)

先生  「はーい、掃除用具はちゃんと片付けたか?」
 掃除用具係りは、返事する。
先生  「そしたら今日は解散。」
生徒  「起立、礼、さようなら。」
 椅子を定位置に片付ける。

かりん、まき、ゆりね、ふゆみ、さおり、ともかは、ハケル。
りさ、すみか、みき、りほ、しの、はるなは、2つのグループを作って、話してる。

じん、けんご、けいすけ、かずまは、男1グループ
ゆうき、そうた、しょうへいは、男2グループ

みき、すずか、あみがばたばたと、のぞみのそばにやってくる。

美紗  「ねえ、私、みさ、こっちは、すずか、で、こっちはあみ、よろしくね。」
のぞみ 「あ、よ・ろ・し・く。」
美紗  「わかんないことあったら、なんでも聞いて。」
のぞみ、うなずく。
美紗  「あ、言葉なんか気にしない気にしない。」
すずか 「いじめるやついたら、言って。」
あみ  「わたしたちが、けっちょんけっちょんにしてやるから。」
美紗  「わかる?けっちょんけっちょん。ねえ、意味わかる?意味。」
 のぞみ、困った顔をする。
三人で、けっちょんけっちょんのジェスチャーをする。
美紗  「ね!わかった。これが、けっちょんけっちょん、ね!」
 そこへ、一馬がやってきて、
一馬  「ちげーよ、けっちょんけっちょんだぜ!ちげーよ。いいか。けっちょんけっち
     ょんってのはなあ、・・・」
翔太  「あ、や、や、や、やめろやめろやめろー!」
 逃げ回る。みんな笑う。
 
BGM

少しずつ、のぞみから、みんなは離れ、笑い声は小さくなる。
照明は、暗くなり、のぞみだけスポットが付いている。
いつのまにか、のぞみの机もイスも片付けられている。
のぞみは、ゆっくり、移動する。

 歌い始める。

M2・ここじゃない

初めての街
新しい出会い
とてもやさしい
人たちなのに

ここじゃない

わたしは、ここに
いちゃいけないの

もう夏なのに
どうしたんだろう?
あの日の雪が
心に積もる

ここじゃない

わたしは、ここに
いちゃいけないの

あの日、無理やり
いのち無くした
みんなのことを
忘れちゃだめだ

授業を受けて
死んでしまった
クラスメイトを
忘れちゃだめだ

だって、わたしだけ
生き残った
だって、わたしだけ
生き残った
だって、わたしだけ
生き残った

のぞみは、壁の前で立ち止まり、かばんをその場に置き壁を背に座る。
膝を抱えて、横になり、

・・・おっかあ、今日はかなちゃん家で勉強してくっから、
なーんも、心配することねえし、ご飯は、帰ってきて食べっから。
そりゃ、よっちゃんも来るにきまってっぺ。えー、そんなことねえし、
ちゃんと3人で勉強すっから、な、したば、いってきます、帰ったら
お手伝いすっから約束だあ、ゆびきりげんまん、ゆびきったらはりせんぼん
のーます、ゆびきった・・・

・・・おと、おと、寝てる場合じゃねってえ、うき、沈んでっと、竿上げてってば。
あー、見えた見えた、すげえなあ、こんなでっけえ魚はじめてだあ!あ、糸切れねえように、そーっと、あげんだぞ、がんばって・・・がんばって・・・あがったあ、おっかあ、おとさん釣ったあ!こーんなでっかいの釣ったあ・・・

おか・・・おと・・・あいたいよー・・・くるしいよー・・・さみしいよー・・・

 いつの間にか、ななえがのぞみの上に覆いかぶさっている。
ななえ 「わっ!」
 
 のぞみ、ビックリして飛び起きる。
のぞみ 「わあっ、って、なんだあ?」
ななえ 「なんだあ?って、ごはんだよ。」
のぞみ 「ごはん?」
ななえ 「そ、晩御飯。でなー。わかる?でなー、えーごだよ、えーご。たべよ!」
のぞみ 「あ、・・・はらへってね。」
ななえ 「へってる、へってる!はんぐり、はんぐり。さあ、行こ行こ!」
のぞみ 「へってねえし。くいたくねえ。」
ななえ 「だめ、おねえちゃん連れてこなきゃじいちゃんに怒られっから。行こ行こ!
     はい、こっち、こっち、おいちにっさんし、おいちにっさんし。」
のぞみ 「だから、いらねって言ってっしょ。おさねーで、いらないって・・・」

 のぞみの抵抗むなしく居間に連れてこられるのぞみ、おじいちゃんが、味噌汁ついでる。

おじい 「せからしか。さっさ、くえ。」
ななえ 「はーい。おねえちゃんは、ここ。はい、座って。」
 のぞみ、すわる。
ななえ 「じゃあ、いっただきまーす。」

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つづき

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-15 (日) 05:54:26)

先生  「はーい。そしたら、林田さんは、えーっと・・・あ、一馬のとなりがあいとる  
     ね。あそこにすわってもらおうかね。あ、そうか。あそこ、すわってください。」
 
 のぞみは、少し、うなずき、恐る恐るあいている椅子のほうへ行く。

先生  「そしたら、授業ばすっけん、教科書の10ページば開いて。美紗、教科書、みせ 
     てやって。」
美紗  「はい。」

 ブリッジ曲スタート~あかりFO~FI~
(朝の授業から~帰りのあいさつへ)

先生  「はーい、掃除用具はちゃんと片付けたか?」
 掃除用具係りは、返事する。
先生  「そしたら今日は解散。」
生徒  「起立、礼、さようなら。」
 椅子を定位置に片付ける。

かりん、まき、ゆりね、ふゆみ、さおり、ともかは、ハケル。
りさ、すみか、みき、りほ、しの、はるなは、2つのグループを作って、話してる。

じん、しょうへい、けんご、けいすけ、かずまは、男1グループ
ゆうき、そうた、しょうへいは、男2グループ

みき、すずか、あみがばたばたと、のぞみのそばにやってくる。

美紗  「ねえ、私、みさ、こっちは、すずか、で、こっちはあみ、よろしくね。」
のぞみ 「あ、よ・ろ・し・く。」
美紗  「わかんないことあったら、なんでも聞いて。」
のぞみ、うなずく。
美紗  「あ、言葉なんか気にしない気にしない。」
すずか 「いじめるやついたら、言って。」
あみ  「わたしたちが、けっちょんけっちょんにしてやるから。」
美紗  「わかる?けっちょんけっちょん。ねえ、意味わかる?意味。」
 のぞみ、困った顔をする。
三人で、けっちょんけっちょんのジェスチャーをする。
美紗  「ね!わかった。これが、けっちょんけっちょん、ね!」
 そこへ、一馬がやってきて、
一馬  「ちげーよ、けっちょんけっちょんだぜ!ちげーよ。いいか。けっちょんけっち
     ょんってのはなあ、・・・」
翔太  「あ、や、や、や、やめろやめろやめろー!」
 逃げ回る。みんな笑う。
BGM

少しずつ、のぞみから、みんなは離れ、笑い声は小さくなる。
照明は、暗くなり、のぞみだけスポットが付いている。
いつのまにか、のぞみの机もイスも片付けられている。
のぞみは、ゆっくり、移動する。
移動したら、そこは、お祖父さんの家。

コメント

  • 進みましたね!!頑張ってください! -- ひいろ 2014-06-16 (月) 21:15:13
  • 頑張ってください!! -- ひいろ 2014-06-18 (水) 20:34:15

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第1部 津波

  • 投稿者:HIRATA AKIRA (2014-06-07 (土) 23:43:36)

第1部・・・津波の記憶

サイレンの音が鳴る。達雄は上手から、佳乃は下手から走ってくる。
佳乃  「あなた。」
達雄  「のぞみは?」
佳乃  「今日は、学校休んで、家にいます。」
 ゴーっと言ううなり声とともに、津波が押し寄せる。
達雄  「だめだ。もう、間に合わない。」
佳乃  「いやあー。」
達雄  「のぞみーーーにげろーーー!」
 達雄の声をかき消すように、津波が二人を飲み込む。
 津波の音、大きな津波の音が聞こえ、音も照明もカットアウト!
 ・・・
 舞台奥段の上にベッドに明かり、飛び起きるのぞみ、

のぞみ 「おとうさん?・・・おかあさん!」

 再び、ゴーっと言う津波の音がはじまり、曲につながる。

いつもと同じ
退屈な
金曜日だと
思っていたけど

そう思った
私のせいなの
大切な人
みんな、奪われた

怒り狂った
海の悪魔が
この街を
襲って来たのよ!

ともだち「なせ、学校に来なかったの?」
かあさん「なぜ、病院に行かなかったの?」
わたし 「なぜ、わたしだけ、生きているの?」

 曲は、続いている・・・
のぞみ 「あの日、お母さんの声で目覚めると、寒気がして、なんだか気分が悪かったし、 
     熱っぽかったので、学校を休むことにしました。
     お母さんは、病院に行きなさいって言ったけど、病院に行くのもなんだか億劫  
     で、ずっと寝てました。そしたら、地震がきたの。
     私、びっくりして、家が壊れるんじゃないかないかって、怖くて泣きました。
     お母さんも、お父さんもいないし、家の中めちゃくちゃだし、どうしていいか 
     わからないし、電話してもつながらないし、とにかく外に出てみようって思っ
     て、着替えてたら、サイレンが鳴って、津波が来るって放送してて。」

のぞみ 「わたし、慌てて飛び出した!」(飛び出すアクション)
 
 (街の人が叫びながら出てくる)
 逃げろー。津波だあー!津波がくるぞー!
 こっち、こっちよー、はやく!
 登れ登れー!急げー!高台にのぼれー!
 早く!

のぞみ 「おかあさん、どうすればいい?」
母   「走るの!」

みんなが叫ぶ
声を信じて
わたし、必死に
坂道を
駆けあがった

息ができない
心臓が
きりきり痛い
怖くて今にも
膝が崩れそう

(遠くからごー、っという津波の音が迫ってくる、のぞみ振り返る)
(静かな感じ)

ちらつく雪の
遠くの方の
見慣れた街が
消えてゆく

・・・ここからダンス(はげしい津波の表現)・・・

大木をなぎ倒し
家々を押し潰して
真黒い悪魔が
押し寄せてくる

畑も、田んぼも、
道も、公園も
工場も、スーパーも
病院も、何もかも

・・・おとうさん、おかあさんはだいじょうぶだろうか?・・・ 

のぞみ 「おとうさーん、おかあさーん」・・・セリフ

・・・お願い、無事でいて・・・

(学校のこと、友達のことを思い出して)

のぞみ 「はっ!かなちゃん、よっちゃん!」・・・セリフ

(ここから、津波を表現していた子どもたちは、クラスメイトになる)
(津波に、飲み込まれていくクラスメイトを曲とダンスで表現)

のぞみ 「いやー!」・・・セリフ

のぞみは、みんなを助けに津波に飛び込んだ。
それは、夢の中の出来事(ダンスで表現する)
クラスメートと再会するのぞみ
みんな、何も言わない
みんな、悲しい目で見ている
それから、みんなは立ち上がって去っていきます。
のぞみは、とても悲しくて泣きながら寝てしまいます。
何人かの仲良しだった子が、眠っているのぞみをたたせて
学生服を着せ、靴をはかせて、通学の準備をします。
そして、さよならしながら消えて行きました。 

ここまで、約2分

残ったのぞみ・・・そこは、九州の小さな町の小学校です。
こどもたちは、自然に教室を作ります。

ここまで、約1分・・・曲終わり・・・トータル8分
先生が教室に入ってくる。
先生  「はーい、今日は新しいお友達がこの教室に来てくれました。」

 黒板に、先生は名前を書きます。
先生  「林田のぞみさんです。のぞみさんは、東北のね、仙台のほうから、転校してき  
     ました。それじゃあ、のぞみさん、自己紹介してください。」

 のぞみ、小さくうなずく。

のぞみ 「・・・あの、は・や・し・だ・の・ぞ・み・です。・・・よろしく、お、願いし 
     ます。」

 (林田希望は方言を喋らないように必死に気を使っているけど、それが、とても不自然   
  で、返ってみんなの注意を引く。)
A「ぷっ、おっかしい。」
B「変なの。」
C「えっ、なんで。」
D「あれ、おかしいよね。」
E「うわっ、ひでえ。」
F「なーにぃ、あれ!」
G「方言なの?」
H「だめよ、かわいそう。」
I「だまれよ。」
A「だって、へんすぎ!」
J「おまえさあ、なんで変なしゃべり方すんだよ、ばっかじゃねえの?」

 ハハハハハ、と笑い声がする。

先生「こらあ、静かにせんか。林田さんは、九州は、初めてだそうです。こっちの方言も 
   しらんとやけん、方言でいじめちゃいかんやろ。林田さんも、気にせんでよかけん 
   ね。すぐなるって。みんなと遊びよったらいつん間にか覚えるけん、気ば楽うして、 
   緊張せんごと。」

のぞみ「え?」

先生「・・・あ、そうか、なん言いよるかわからんか!・・・えーっと、方言のことは気
   に・・・しないで、そのうち、みんなと仲・・・が、よくなったら、な・れ・ま・
   すから、心配・・・しない・で、気持ちを楽に・・・して・・・ください・・・ね。
   あー、標準語ばしゃべっとは、むずかしかあ!」

 子供たち、大笑いする。先生は、頭をかきながら、まんざらでもない様子。
 のぞみは、この先生はきっといい先生だとおもったけど、みんなが怖くてまだ、打ち解 
 けない。

先生「はーい。そしたら、林田さんは、えーっと・・・あ、一馬のとなりがあいとるね。 
   あそこにすわってもらおうかね。あ、そうか。あそこ、すわってください。」
 
 のぞみは、少し、うなずき、恐る恐るあいている椅子のほうへ行く。

先生「そしたら、授業ばすっけん、教科書の10ページば開いて。美紗、教科書、みせてや
   って。」
美紗「はい。」

 ブリッジ曲スタート~あかりFO~FI~
(朝の授業から~帰りのあいさつへ)

先生「はーい、掃除用具はちゃんと片付けたか?」
 掃除用具係りは、返事する。
先生「そしたら今日は解散。」
生徒「起立、礼、さようなら。」
 椅子を定位置に片付ける。

コメント

  • お疲れ様です! -- ゆうな 2014-06-08 (日) 16:04:37
  • がんばってください! -- ゆうな 2014-06-08 (日) 16:05:16
  • 進んでますね♪ファイトです꒰*´∀`*꒱ -- さやか 2014-06-09 (月) 03:06:40

認証コード(5512)

TUNAMI

  • 投稿者:hirata (2014-05-31 (土) 10:50:29)

第1部・・・つなみ
海がすべてを飲み込んでいく

主人公・・・のぞみ
父・・・・・達雄
母・・・・・佳乃
街の人々
子供たち
先生

サイレンの音が鳴る。達雄は上手から、佳乃は下手から走ってくる。
佳乃  「あなた。」
達雄  「のぞみは?」
佳乃  「今日は、学校休んで、家にいます。」
 ゴーっと言ううなり声とともに、津波が押し寄せる。
達雄  「だめだ。もう、間に合わない。」
佳乃  「いやあー。」
達雄  「のぞみーーーにげろーーー!」
 達雄の声をかき消すように、津波が二人を飲み込む。
 津波の音、大きな津波の音が聞こえ、音も照明もカットアウト!
 ・・・
 舞台奥段の上にベッドに明かり、飛び起きるのぞみ、

のぞみ 「おとうさん?・・・おかあさん!」

 再び、ゴーっと言う津波の音がはじまり、曲につながる。
 
曲スタート

いつもと同じ
退屈な
金曜日だと
思っていたけど

そう思った
私のせいなの
大切な人
みんな、奪われた

怒り狂った
海の悪魔が
この街を
襲って来たのよ!

ともだち「なせ、学校に来なかったの?」
かあさん「なぜ、病院に行かなかったの?」
わたし 「なぜ、わたしだけ、生きているの?」

 曲は、続いている・・・
のぞみ 「あの日、お母さんの声で目覚めると、寒気がして、なんだか気分が悪かったし、 
     熱っぽかったので、学校を休むことにしました。
     お母さんは、病院に行きなさいって言ったけど、病院に行くのもなんだか億劫  
     で、ずっと寝てました。そしたら、地震がきたの。
     私、びっくりして、家が壊れるんじゃないかないかって、怖くて泣きました。
     お母さんも、お父さんもいないし、家の中めちゃくちゃだし、どうしていいか 
     わからないし、電話してもつながらないし、とにかく外に出てみようって思っ
     て、着替えてたら、サイレンが鳴って、津波が来るって放送してて。」

のぞみ 「わたし、慌てて飛び出した!」(飛び出すアクション)
 
 (街の人が叫びながら出てくる)
 逃げろー。津波だあー!津波がくるぞー!
 こっち、こっちよー、はやく!
 登れ登れー!急げー!高台にのぼれー!
 早く!

のぞみ 「おかあさん、どうすればいい?」
みんなが叫ぶ
声を信じて
坂道を
駆けあがる

(遠くからごー、っという津波の音が迫ってくる、のぞみ振り返る)
(静かな感じ)
ちらつく雪の
遠くの方の
見慣れた街が
消えてゆく

・・・ここからダンス(はげしい津波の表現)・・・

大木をなぎ倒し
家々を押し潰して
真黒い悪魔が
押し寄せてくる

畑も、田んぼも、
道も、公園も
工場も、スーパーも
病院も、何もかも

・・・おとうさん、おかあさんはだいじょうぶだろうか?・・・ 

のぞみ 「おとうさーん、おかあさーん」・・・セリフ

・・・お願い、無事でいて・・・

(学校のこと、友達のことを思い出して)

のぞみ 「はっ!かなちゃん、よっちゃん!」・・・セリフ

(ここから、津波を表現していた子どもたちは、クラスメイトになる)
(津波に、飲み込まれていくクラスメイトを曲とダンスで表現)
のぞみ 「いやー!」・・・セリフ

できれば、ここで、みんなを助けに津波に飛び込みたい
それは、夢の中の出来事(ダンスで表現する)
クラスメートと再会するのぞみ
みんな、何も言わない
みんな、悲しい目で見ている
それから、みんなは立ち上がって去っていきます。
のぞみは、とても悲しくて泣きながら寝てしまいます。
何人かの仲良しだった子が、眠っているのぞみをたたせて
学生服を着せ、靴をはかせて、通学の準備をします。
そして、さよならしながら消えて行きました。
残ったのぞみ・・・そこは、九州の小さな町の小学校です。

先生が教室に入ってくる。
先生  「はーい、今日は新しいお友達がこの教室に来てくれました。」
 黒板に、先生は名前を書きます。
先生  「林田のぞみちゃんです。」

コメント

  • あれれー?途中ですよね?(笑) -- 彩乃 2014-05-31 (土) 22:18:05

認証コード(2951)

エンディング

  • 投稿者:ひらたあきら (2014-01-06 (月) 02:57:49)

エンディング

天狐、仙狐、小狐姫、白狐、あきら、ひとみ、しずか、ほっ
ち、えみっち、ごんちゃん
川の畔にて、鳥居の前にやってきた、あきらたち。
別れのBGM

白狐  「姫、ここまででござる。」
小狐姫 「いや。だめ。もうすこし、地蔵のところまで、いいで
しょ?」
白狐  「なりませぬ。ここで、お別れでございます。」
小狐姫 「いや、いや。おばあ様、いいでしょ、あの地蔵のとこ
ろまで一緒に行かせて。」
天鼓  「うーむ、白狐、なんとかならぬか?」
仙狐  「なりませぬ。鳥居の外は何が起こるか、わかりません、姫、ここで、おわかれです。」
小狐姫 「いや!聞きませぬ、おばあさま、なんとかして、ほら、見えるでしょ、あの川の畔までよ、お地蔵様が見える
ところまで、せめてそこまで一緒に行かせて!・・・
さ、あきら、行きま・・・」

あきら、小狐姫をしっかり抱いて、

あきら 「ここまでで・・・いいよ・・・ありがとう。」

小狐姫、はげしく泣く。

あきら 「ねえ、最後にもう一度、小狐の顔を見せて。・・・僕の 
記憶が消える前に、もう一度君の顔を心に刻みたい
んだ・・・」

 そういいながら、あきらは小狐姫の涙をふきます。
あきら 「待ってるよ。小狐が僕をみつけてくれるのを。」
小狐姫 「命に代えても見つけてみせます。・・・でも怖い・・・
だから、あきら・・・しんじゃだめ。絶対生きてて、
おねがい、約束よ。」
あきら 「うん。絶対死なない。小狐姫も死んじゃダメだよ。」
小狐姫 「はい。」
白狐  「間もなく夜明けでございます。」
天鼓  「あきら、ひとみ、しずか、それに、お前たちも、さあ、ここに座りなさい。」
 あきらと、、ひとみと、しずか、ごんちゃん、ほっち、えみっちは、座る。
 天狐は、呪文を唱え6人は倒れる。天狐、仙狐、小狐姫、白狐は、下がって、シルエットになる。明かりは、倒れているあきらた
ちの所だけ。
あきらとひとみとしずかは、起き上がる。

しずか  「あれ、なんでこんなとこにいるんだろ?」
ひとみ  「う、うーん、あれ?ここどこ?」
しずか  「わかんない。あきら、起きなさい、あきら!」
あきら  「うーん、ふわあ、よく寝た。あれ、ここどこ?」
しずか  「わかんない、どこだろ?」 

ひとみ  「あれ?ごんちゃん、えみっちにほっちもいる。」
しずか  「ほんとだ、なんか、寝言言ってるよ。」
ひとみ  「おどかしてやろうか?」
しずか  「うん、うん。」
2人   「わあー!」
3人   「ぎゃあー!」

 ひとみ、しずか、あきら笑う。

ほっち  「あ、ひとみにしずか。」
えみっち 「あ、あきら。」
ごんちゃん「なーんだ、お前たちかあ。」
3人   「おどかすなよー。」
えみっち 「おれたち、なにしてたんだっけ?」
ほっち  「えっと、花火見たなあ。」
みんな  「うん、うん。それから?」
ほっち  「あれ?なにしたっけ?」

 みな、かんがえる。
あきら  「あー、あっち。夜があけるよ。」
みんな  「ほんとだ。」
しずか  「あー、お母さんにおこられるよ。」
ごんちゃん「やばい。とーちゃんに殺される。」
えみっち 「どっち帰るんだ?」
ひとみ  「あっちが、花火があがったとこだよね?」
しずか  「うん、そうだよ。」
ひとみ  「じゃあ、こっち行けば帰れるよ。」
しずか  「そっか。あきら、いくよ。」
ごんちゃん「あ、待て。俺たちが先だ。」

 ごんちゃん、えみっち、ほっちは、先に走っていきます。客席へ。
 ひとみ、しずか、あきらはついていきます。すると、
小狐姫が、あきらー!と叫びます。あきらたちには犬のなきご
えのように聞こえるだけです。あきら、ひとみ、しずか、振り
向いて・・・

あきら  「なんだろ?」
ひとみ  「犬じゃないの?」
しずか  「悲しそうに聞こえるね。」
あきら  「仲間と、はぐれたのかな?」
しずか  「さ、かえろ。」
あきら  「よし、競争だよ。」
ひとみ  「どーせ、あきらが一番びりっけつだよ。」
あきら  「ひとみには、ぜったいぜったいまけないからなあ。」
しずか  「いくよ。よーい、どん。」

 小狐姫の、あきらを呼ぶ声がずっと聞こえて、幕が閉まります。

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M11

  • 投稿者:石橋 (2013-12-28 (土) 08:06:57)

M11のメロ入りとカラオケです。
http://d.pr/f/x3H9/20vTlT0T

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らすと

  • 投稿者:hirata (2013-12-13 (金) 15:38:32)

 (あきら)
  川のそばには
  ちいさい蛍が

  星の数ほど
いっぱいいるんだ
  
  ぼく、小狐姫に
  とってあげるよ

  君がほしいって
  言ってくれるなら

  (あきら、ひとみ、しずか)
  それから、いっしょに
  かけっこしよう

  天の川の
  ずっとむこうの

  悲しいことが
  ないところまで
   
  戦さなんか
  ないところまで

   みなが、あきらと小狐姫の恋を認めようと思い始めた時、何か怪しい動きをする悪い狐たち、どんな動きじゃ?
 
仙狐  「は、は、は、は、人間のわっぱごときが、何をさえずるかと思えば、キツネの子と同じ、おさないものだ。されど、この罪のない子供も成長すれば、やがてはわれらを襲う悪しき人間になるかと思うと、このまま、返すわけにもいかぬ。今のうちに、悪い芽は摘んでおかねば。のう、黒狐。」
黒狐  「はっ。」

天狐  「仙狐!何を騒いでおる?」
仙狐  「おかあさま、いや、親方様こそ、何をたくらんでいらっしゃるのやら・・・。」
天狐  「なんじゃと?」

仙狐  「そうではござりませぬか!今まで、人間が一匹でも、この屋敷に入り込む事などなかったのに、この評定の時期に合わせて、狐の結界など、とても破りそうにない子供が3匹、この屋敷に侵入できたのは、いったいなぜ?
そのうえ、時期をあわせたかのように、親方様は、小狐姫に人間の嫁になれなどと、途方もないことをおっしゃる。はてさて、誰がいかに思い致そうとも、この一連の出来事、親方様が仕掛けたたくらみとしか、思えませぬが?」

  ざわわ、ざわわ、ざわわ

天狐  「何を申すかと思えば、たわけたことを。仙狐、まだ、まだ、器が小さいのう。」
仙狐  「ご本心を見抜かれて、話を逸らされるとは、親方様こそ器が小さい。正直に、わが企みと、申されよ。」
天狐  「我が娘よ。天はわれらが行いのすべてをご存じじゃ。わし一人の企みですべてを動かすことは、できん。たまたまじゃよ、たまたま、あきらは、狐屋敷の入り口に来た、
     たまたま、地蔵がこけた、たまたま、結界が開いてしもうた。われらが見る世界では、たまたまじゃが、天から見れば、すべては、必然。なるべくしてなっておるのじゃ。いわば、これ等すべては天の配在、我が企みに非ず。」
 
仙狐  「えーい、だまされませぬぞ!天にかこつけて、ご自分の企みを、なかったかのように申されるとは、年をとっても、悪賢さは衰えませぬか?」
天狐  「そこだけは、ぴんぴんしておるわ!」
仙狐  「昔から、食えぬお方じゃ。もはや、問答無用。黒狐。」
  
  黒狐は、あきらを切ってしまおうと、刀を振り上げました。

白狐  「まてぃ!」

  白狐の肩の上に、小狐姫。匕首を首にあて、構えている。

仙狐  「ひるむな、黒弧、やれ!」
黒狐  「はっ。」

  黒狐、あきらに剣を振り上げる。白狐、手裏剣で、黒狐の腕を切る。黒狐、剣を落とす。

黒狐  「うっ。」
白狐  「動くな!・・・動けば、姫が死ぬぞ!」

  そう、言いながら、白狐はあきらの所へ行きます。そこへ、仙狐が立ちふさがります。
  
仙狐  「白狐!ここから先は、通さぬ。」
白狐  「姫は、本気でございます。どうか、お通し下され。」
仙狐  「ならぬ、ならぬ。白狐動くな!・・・小狐姫・・・、どうか、その刀をそなたのかわいい喉から外しておくれ。
     そして、ほんの一時でよいから、母の話を聞いてくだされ。お願いでございます。」
  
  仙狐の必死の声を聴いて、小狐姫はゆっくり匕首を喉からはずします。そして、白狐の肩から降りて、仙狐と対峙(たいじ)します。

仙狐  「ありがとう。」
子狐姫 「母上、お話とは、なんでございましょう?」
仙狐  「姫、母は、本当にうれしく思います。ほんとうに、強くたくましくなられました。そなたの年頃で、自分の命を賭けてまで、守るべきものを持っている狐が、何人いるでしょう?
     されど、姫が命を賭けて守りたいものがあるように、この母にも命を賭けて守りたいものがございます。それは、狐の誇りでございます。おばあ様の言われるとおりに、人間に紛れて狐が生き続けて、さて、それは、われらが誇りに思える先祖と同じ狐でしょうか?人間の習慣に流され、堕落した狐となって生き続けることが、果たして、狐の未来をまもることになるのでしょうか?
誇りを失ってなお生きるは、恥でございましょう。
     姫は、狐の誇りを失ってまで生きていたいと思いま
すか?」
     
小狐姫 「いいえ、思いません。」
仙狐  「ならば、ならば、人間に嫁いで、人間に紛れて生きていくなど、屈辱以外のなにものでもありますまい?」
小狐姫 「いいえ、お母様。小狐は、人間の奴隷になるために嫁ぐのではありません。狐の誇りをもったまま、人間に嫁ぐのです。」

仙狐  「なんと!人間に嫁いで、なお、狐の誇りを失わず、生きていけると思いか?」
小狐姫 「はい、小狐は、狐の誇りを失うことなく、人間の住む国へ参ります。そして、人間と一戦交えるつもりでございます。小狐にとって嫁ぐとは、人間が長い間行ってきた過ちを、正しに参るという意味でございます。」

仙狐  「これは、これは。姫から、まさか、そのような言葉が飛び出すとは、予想だにしませんでした。母上、今、小狐姫が申したこと、聞かれましたか?」
天狐  「は、は、は、は、は!我が一族の長にふさわしき言葉じゃ。」
仙狐  「姫、それほどの覚悟がおありなら、母はもう、何も申すことはございません。できるなら母も、姫とともに人間と、ひと戦さしたい、されど、姫のじゃまになりましょう、ひとえに陰ながら、ご武運をお祈りいたします。」

  みんな、一様に、さすが、姫じゃ、なんと賢いお方じゃ、
姫にはかなわぬ、などと、姫を讃えます。

小狐姫 「みなさん、どうか、お聞きください。わたしは、人間と言えば私たちの祖先に鬼のようなひどいことをした人しか知りませんでした、でも、3人の心やさしい人間の子に出会って、人間にも私たち狐と同じ心があること、しかも、あきらは、狐よりも素直な優しい心をもっていることをしりました。それで、わかったのです。狐と同じように、心があれば、必ず通いあうことができると。心が通えば、人間も過ちを正すことができるということを。
     千年憎みあうなど、むだなことはやめましょう。人間と狐の間には、分かり合える言葉があります。心という言葉が。」

  天狐、鈴をならす。
天狐  「うむ。あっぱれじゃ、小狐姫。これにて、今宵の評定を終わりに致す。」

  白狐が応じる。
白狐  「皆の者、支度じゃ、支度をいたせ!小狐姫様の嫁入りでござる。」
あきら 「まって。」 
天狐  「なんじゃ?あきら。」
あきら 「あの嫁入りって小狐姫が僕の所にお嫁行くってこと?」
天狐  「そうじゃ。」
あきら 「僕、まだ、十一歳だよ。結婚できないよ。」
天狐  「ほ?なせじゃ?」
ひとみ 「当然よ。法律で決まってるの。男は、十八才以上じゃないと結婚できないの。」
天狐  「いつからそんなややこしい法律ができたのじゃ?」
しずか 「ややこしいって、ずっとそうだよ。」
天狐  「それでは、これからあきらの家に婚礼の儀を申し込んでもできぬということか?」
3人  「はい。」
天狐  「絶対か?」
3人  「はい。」
天狐  「なんともならぬか?」
3人  「だめです。」
天狐  「そこを、なんとか?」
3人  「だーめ!」
天狐  「何年待てばよいのじゃ?」
3人  「7年。」
天狐  「ひ、7年か?とほほ。仙狐、小狐姫、あきらとの婚礼は、あと7年も待たねばならぬそうだ。」
仙狐  「姫、どうされます?待ちますか?後、7年。」
小狐姫 「ええ、小狐は、待ちます。そして7度目の夏が来たら、川の畔に行って蛍を探します。そしたら、きっとあきらがやってきてくれます。小狐は、そう信じます。」
天狐  「小狐姫、あきらを生きてここから帰すには、あきらの記憶を消さねばならぬ。夫婦になるならまだしも、そうでなければ、ここであったことすべて忘れてもらうしかないのじゃ。」
あきら 「小狐姫とであったことも?」
天狐  「すべてじゃ。」
あきら 「じゃあ、7年後、小狐姫とあっても、何も思い出さないってこと?」
天狐  「そうじゃ。」
あきら 「そんな。じゃあ、どうすればいいんだ?」

  M10あきらと小狐姫

  たとえ、あきらが
  記憶をなくし

  2人の糸が
  切れてしまっても

  小狐にはわかる
  あきらの顔が

  胸に刻んで
  忘れはしない

  7年待てば、
  探しに行ける
  川の畔の
  蛍とあきら

  その日、来るまで
  夢見ているわ

  天の川で
  出会うふたりを

 (あきら)   (小狐姫)
  7年後には   7年後には
  必ず会おう   必ず会うわ

  蛍と星が    蛍と星が
  瞬く夜に    瞬く夜に

  それでも記憶  あなたの記憶
  なくしていたら 戻らないなら

  さらっておくれ さらっていくわ
  僕のすべてを  あなたを、ふたたび

 歌い終わると、上手のほうで、何やらうるさい声がします。焼き
そば仮面が狐に捕まって、連れてこられました。
えみっち 「いたい、いたい。」
ほっち  「やめてくれー。」
ごんちゃん「食わないでくれー。」
仙狐   「何者じゃ。」
ひとみ  「あ、ごんちゃん。」
しずか  「ほっちに、えみっちもいる。」
仙狐   「仲間か?」
3人   「ひとみー。しずかー」
ひとみ  「はい、あんたたち、なにしてんのよ。」
ごんちゃん「なにしてるって、お、おまえたちを助けに来たんだ
よ。」
しずか  「えー?」
ほっち  「そ、そーだよ。おれたち、ずっと追いかけてきたんだぞ。」
えみっち 「すごいだろ?」
ひとみ  「でも、つかまってるじゃん。」
あきら  「なにしてんの?」
3人   「あ、あきらちゃーん。」
 近づく3人、黒狐が立ちはだかる。そろそろ下がる3人。
黒狐   「おい。姫の夫になるやもしれぬお方になれなれしい。
切るぞ!」
3人   「うわー。」
 3人は、ひとみとしずかの後ろに隠れます。それを見て、みんな笑います。天狐、仙狐に合図を送ります。
仙狐  「皆の者、あきらと小狐姫の7年後の嫁入りを祝い、空が白むまで、いざ、」
  
狐たち 「舞ませい!歌いませい!」

  M11狐の嫁入り

  山の麓の
お地蔵様が

 こけてきつねの
  お屋敷見えた

  白い満月
  参道照らし

  赤い鳥居を
  たんと、くぐれば

  そこは、狐の
・ お屋敷じゃ!

  一度くぐれば、
  もう、もどられぬ
 
  二度と帰れぬ
  一本道じゃ!

  二度と帰れぬ
  迷い道

  トントコ、トントン
  トコトコ、トントン

  スッタ、スッタ、    踊れや、踊れ 
  スッタ、スッタ     

  チキチキ、テントン   
 チキチキ、テントン   

  スッタ、スッタ、    歌えや、歌え
スッタ、スッタ

  トントコ、トントン
  トコトコ、トントン   お狐様の
  チキチキ、テントン
  チキチキ、テントン

  トンチキ、トンチキ   嫁入りじゃもの
  トンチキ、トンチキ
  テンテンテンテン
  テンテンテンテン

  山のてっぺん、おやしろ立てて、
神さん祭って、お参りすれば、
家内安全、無病息災
護国長寿の、契りかわして
踊りましょうや、歌いましょうや
とにもかくにも、ぶたのかくにも、
笑い飛ばせば、すべてこの世は、
思いのままに、よいじゃないかえ!

狐の嫁入り
いずこに行くや

森を巡りて
霞に消える

消えた空には
天の川

わたる行列
狐か人か

狐の嫁入り
いずこに行くや

森を巡りて
霞に消える

消えた空には
天の川

わたる行列
狐か人か

 曲終わり、緞帳

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認証コード(4442)

M09メロディ決定分

  • 投稿者:石橋 (2013-12-13 (金) 13:30:01)

後半ちょっといじってますがこれでいきます。よろしくお願いします。

http://d.pr/a/EBzU/4p3zvh6e

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認証コード(7987)

M09のラフスケッチ

  • 投稿者:石灰s (2013-12-11 (水) 10:01:05)

M09のラフスケッチおいておきます。

http://d.pr/f/c8Vp/1iQ1Yz0n

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認証コード(9476)

ラスト前

  • 投稿者:ひらた (2013-12-08 (日) 10:28:43)

  (あきら)
  川のそばには
  ちいさい蛍が

  星の数ほど
いっぱいいるんだ
  
  ぼく、小狐姫に
  とってあげるよ

  君がほしいって
  言ってくれるなら

  (あきら、ひとみ、しずか)
  それから、いっしょに
  かけっこしよう

  天の川の
  ずっとむこうの

  悲しいことが
  ないところまで
   
  戦さなんか
  ないところまで

   みなが、あきらと小狐姫の恋を認めようと思い始めた時、何か怪しい動きをする悪い狐たち、どんな動きじゃ?
 
仙狐  「は、は、は、は、人間のわっぱごときが、何をさえずるかと思えば、キツネの子と同じ、おさないものだ。されど、この罪のない子供も成長すれば、やがてはわれらを襲う悪しき人間になるかと思うと、このまま、返すわけにもいかぬ。今のうちに、悪い芽は摘んでおかねば。のう、黒狐。」
黒狐  「はっ。」

天狐  「仙狐!何を騒いでおる?」
仙狐  「おかあさま、いや、親方様こそ、何をたくらんでいらっしゃるのやら・・・。」
天狐  「なんじゃと?」

仙狐  「そうではござりませぬか!今まで、人間が一匹でも、この屋敷に入り込む事などなかったのに、この評定の時期に合わせて、狐の結界など、とても破りそうにない子供が3匹、この屋敷に侵入できたのは、いったいなぜ?
そのうえ、時期をあわせたかのように、親方様は、小狐姫に人間の嫁になれなどと、途方もないことをおっしゃる。はてさて、誰がいかに思い致そうとも、この一連の出来事、親方様が仕掛けたたくらみとしか、思えませぬが?」

  ざわわ、ざわわ、ざわわ

天狐  「何を申すかと思えば、たわけたことを。仙狐、まだ、まだ、器が小さいのう。」
仙狐  「ご本心を見抜かれて、話を逸らされるとは、親方様こそ器が小さい。正直に、わが企みと、申されよ。」
天狐  「我が娘よ。天はわれらが行いのすべてをご存じじゃ。わし一人の企みですべてを動かすことは、できん。たまたまじゃよ、たまたま、あきらは、狐屋敷の入り口に来た、
     たまたま、地蔵がこけた、たまたま、結界が開いてしもうた。われらが見る世界では、たまたまじゃが、天から見れば、すべては、必然。なるべくしてなっておるのじゃ。いわば、これ等すべては天の配在、我が企みに非ず。」
 
仙狐  「えーい、だまされませぬぞ!天にかこつけて、ご自分の企みを、なかったかのように申されるとは、年をとっても、悪賢さは衰えませぬか?」
天狐  「そこだけは、ぴんぴんしておるわ!」
仙狐  「昔から、食えぬお方じゃ。もはや、問答無用。黒狐。」
  
  黒狐は、あきらを切ってしまおうと、刀を振り上げました。

白狐  「まてぃ!」

  白狐の肩の上に、小狐姫。匕首を首にあて、構えている。

仙狐  「ひるむな、黒弧、やれ!」
黒狐  「はっ。」

  黒狐、あきらに剣を振り上げる。白狐、手裏剣で、黒狐の腕を切る。黒狐、剣を落とす。

黒狐  「うっ。」
白狐  「動くな!・・・動けば、姫が死ぬぞ!」

  そう、言いながら、白狐はあきらの所へ行きます。そこへ、仙狐が立ちふさがります。
  
仙狐  「白狐!ここから先は、通さぬ。」
白狐  「姫は、本気でございます。どうか、お通し下され。」
仙狐  「ならぬ、ならぬ。白狐動くな!・・・小狐姫・・・、どうか、その刀をそなたのかわいい喉から外しておくれ。
     そして、ほんの一時でよいから、母の話を聞いてくだされ。お願いでございます。」
  
  仙狐の必死の声を聴いて、小狐姫はゆっくり匕首を喉からはずします。そして、白狐の肩から降りて、仙狐と対峙(たいじ)します。

仙狐  「ありがとう。」
子狐姫 「母上、お話とは、なんでございましょう?」
仙狐  「姫、母は、本当にうれしく思います。ほんとうに、強くたくましくなられました。そなたの年頃で、自分の命を賭けてまで、守るべきものを持っている狐が、何人いるでしょう?
     されど、姫が命を懸けて守りたいものがあるように、この母にも命を懸けて守りたいものがございます。それは、狐の誇りでございます。おばあ様の言われるとおりに、人間に紛れて狐が生き続けて、さて、それは、われらが誇りに思える先祖と同じ狐でしょうか?人間の習慣に流され、堕落した狐となって生き続けることが、果たして、狐の未来をまもることになるのでしょうか?
誇りを失ってなお生きるは、恥でございましょう。
     姫は、狐の誇りを失ってまで生きていたいと思いま
すか?」
     
小狐姫 「いいえ、思いません。」
仙狐  「ならば、ならば、人間に嫁いで、人間に紛れて生きていくなど、屈辱以外のなにものでもありますまい?」
小狐姫 「いいえ、お母様。小狐は、人間の奴隷になるために嫁ぐのではありません。狐の誇りをもったまま、人間に嫁ぐのです。」

仙狐  「なんと!人間に嫁いで、なお、狐の誇りを失わず、生きていけると思いか?」
小狐姫 「はい、小狐は、狐の誇りを失うことなく、人間の住む国へ参ります。小狐は、人間に戦さを仕掛けに参るのです。小狐にとって嫁ぐとは、人間が長い間行ってきた過ちを、正しに参るという意味でございます。」

仙狐  「これは、これは。母上、今、小狐姫が申したこと、聞かれましたか?」
天狐  「は、は、は、は、は!我が一族の長にふさわしき言葉じゃ。」

  みんな、一様に、さずがひめじゃ、なんと賢いお方じゃ、
姫にはかなわぬ、などと、姫を讃えます。

小狐姫 「みなさん、どうか、お聞きください。わたしは、人間と言えば私たちの祖先に鬼のようなひどいことをした人しか知りませんでした、でも、3人の心やさしい人間の子に出会って、人間にも私たち狐と同じ心があること、しかも、あきらは、狐よりも素直な優しい心をもっていることをしりました。それで、わかったのです。狐と同じように、心があれば、必ず通いあうことができると。心が通えば、人間も過ちを正すことができるということを。
     千年憎みあうなど、不毛なことはやめましょう。人間と狐の間には、分かり合える言葉があります。心という言葉が。」

  天狐、鈴をならす。白狐が応じる。
白狐  「皆の者、支度じゃ、支度をいたせ!キツネの嫁入りでござる。」

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あきらの冒頭のせりふ

  • 投稿者:hirata akira (2013-12-04 (水) 22:52:22)

あきらと小狐姫(夏休みの夜、ぼくは、キツネにさらわれた。)

本ベル、客電アウト・・・あきらにスポット

あきら  「ぼく、あの、あきらって言います。小学校の5年生、で、今は、夏休み。お父さんの親戚ん家に遊びに来てるんだ。小学2年生の時から毎年夏休みになると、ここに遊びに来るんだよね。どうしてかって?だって、おじちゃん、おばちゃん、やさしいし、お小遣いくれるし、しーねえちゃんとひとみがいるから。今ね、3人で蛍とって、花火大会見に行くところなんだ。でも、すぐいなくなるんだよねえ。もう、どこ行ったんだろう?」

 あきら、客席へ、
子供たちは、客席中央へ集まる。

アカペラ

ほ、ほ、ほーたるこい
そっちのみーずは、にーがいぞ
こっちのみーずは、あーまいぞ
ほ、ほ、ほーたるこい

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M9天の道筋・狐の叫び

  • 投稿者:ひらた (2013-11-30 (土) 23:32:16)

満天の星空・それから、満月、かがり火が屋敷を覆い、キツネたちは、今か今かと、評定の始まりを待っています。

(M9)天の道筋・狐の叫び

前奏(約20秒)~幕開き~狐が1人牢屋に急ぎ足で来る。
キツネが来る気配~怖気づく3人~狐は門番2人と目配せして、
牢を開けます。

さあ、立ちませい!
 
3人は、おびえて立つことができません。

えーい、聞こえぬか!
さっさと、引っ立てー!

いやだ、いやだよ、
だれか、たすけてー!

だめよ、この子に
乱暴しないで。

さわらないでよ!
離しなさいよ!

問答無用だ
黙って、行くのだ

あー、おねえちゃん!
離れちゃいやだ

いっしょにいるから
だいじょうぶだよ

痛いじゃないの!
どこに行くのよ?

親方様が
待っていなさる
問答無用だ
黙って、行くのだ

親方様が
待っていなさる

さあ、はじまるぞ
いまから、ここで、
狐の道が
さし示される

それから、次に
決まるであろう
おまえたちが
生きるか死ぬか

 社の神前に天弧、仙弧、小弧姫がならび、上手に良い狐、下手に
悪い狐たちが並んでいます。

今宵、満月、
評定のとき
天の定めに従いて
狐の行く末
いざ、照らさぬ

申せ、申せ、
いざ、申せ!

申せ、申せ、
いざ、申せ!
申せ、申せ、
いざ、申せ!

申せ、申せ、
いざ、申せ!

親方様に
お答え願おう!

おう、申せ!・・・はやし

なぜ、人間を
さらうのだ?
なぜ、人間を
殺さない?

そうじゃ、そうじゃ・・・はやし

何を、申すか
親方様が
言われることに
楯突くなどと
正気の沙汰か
不届き千万

不届き千万・・・はやし

ここは、評定
無礼は承知
皆の行く末
思えばこそだ
親方様も
ゆるしてくださる

そうじゃ、そうじゃ
許してくださる

今宵、満月
評定のとき
月の光に
導かれ
思いのままに
申すがよいぞ

ならば、ふたたび
申しあげます
なぜ、人間を
さらうのだ?
なぜ、人間を
殺さない?

人をあやめて
何が変わるか?

食ってしまえ!
八つ裂きにしろ!

憎しみは
己に帰るぞ!

望むところだ!
先祖のかたき
打てるのならば
後のことなど
どうでもよいわ

そうじゃ、そうじゃ!
先祖のかたきじゃ!
 
わたしたちの
おじいさまと
おばあさまは

あいつらと同じ
人間に

皮をはがされ
殺されたんだ

どうして、それを
忘れられるの?

人間どもを
殺してしまえ!
人間どもを
八つ裂きにしろ!

今宵の月は、
血に飢えて
むやみやたらに
ほえなさる

戦をすれば、満足か?
仇を討てれば、満足か?

それで、キツネの
明日は、あるか?

それで、キツネの
未来は、あるか?
今、戦えば
多勢に無勢

狐は、滅ぶ
他はあるまい

恐れながら、申し上げます

仇も打たずに
戦もせずに

われら狐は
いかに生きるや?

人と交わり
人に紛れて
かすかな未来に
望みを繋ぐ

それが、キツネの
生き残る道

なんといこと?
おぞましいうえ
身の毛もよだつ
母上様は
お気が振れたか?

おそましや
おそろしや

親方様は
気が狂われた!

おそましや
おそろしや

親方様は
気が狂われた!

いまは、静まれ
しばし、しずまれ

親方様の
お言葉を聞け!

われらが生きる
唯一の道
それは、姫様が
人間に
嫁ぐこと

そんなことが
あっていいのか?

ばかな、ありえぬ
ゆるされぬ

親方様の
決められたこと

命に代えて
従うまでじゃ

われら狐の
かたきに姫を

嫁がせるなど
言語道断

静かに、なされ!
どうか、静かに!、

これが、しずかに
しておられるか!

親方様!

この道だけは
通れませぬぞ!

 てんやわんやの大騒ぎ。みな、収拾がつかなくなります。
 親方様を、守ろうとする良い狐と、仙狐に賛同する悪い狐が、大
きく2つに分かれて、言い争うもの、取っ組み合いの喧嘩をする
もの、剣を抜くもの、
  
しばし、待て
待てというのが
聞こえぬか?

姫のこころは
どうなのじゃ?

姫の心を

問うてみよ

おう、そうじゃ

姫は、なんと
思われるのか

姫のお気持ち
聞かせてくだされ

昼間に月は
みえないけれど

夜空の月は
こんなにきれい
  
闇がなければ
輝かないの?

悲しい場所に
花はひらく

人間がした
ひどい仕打ちを

忘れることは
できないけれど

戦さをすれば
森は荒れ果て

たくさん仲間が
死んでしまうわ

わたしは、とても
耐えられないの

いま、ともにいる
あなたたちの

誰一人をも
失うの、いや

だから、おねがい
わたしを、行かせて

人間が住む
川の畔へ

角隠しして
参りましょう

小狐の戦は、
嫁いで行くこと
  
狐たちは、その健気な心に打たれ、皆泣いています。
口々に、姫!姫様!小狐姫様!と、叫びながら。 

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後半

  • 投稿者:ヒラタ (2013-11-24 (日) 23:27:18)

後半・・・後半は、評定のが始まる少し前から始まります。

M9天の道筋・狐の叫び

前奏(約20秒)~幕開き~狐が1人牢屋に急ぎ足で来る。
キツネが来る気配~怖気づく3人~狐は門番2人と目配せして、
牢を開けます。

さあ、立ちませい!
 3人は、おびえて立つことができません。
えーい、聞こえぬか!
さっさと、引っ立てー!

(あきら)
いやだ、いやだよ、
だれか、たすけてー!

(しずか)
だめよ、この子に
乱暴しないで。

(ひとみ)
さわらないでよ!
離しなさいよ!

(きつね)
問答無用だ
黙って、行くのだ

(あきら)
あー、おねえちゃん!
離れちゃいやだ

(しずか)
いっしょにいるから
だいじょうぶだよ

(ひとみ)
痛いじゃないの!
どこに行くのよ?

(きつね)
親方様が
待っていなさる

問答無用だ
黙って、行くのだ

親方様が
待っていなさる

(きつねたち)
さあ、はじまるぞ
いまから、ここで、
狐の道が
さし示される

(きつねたち)
それから、次に
決まるであろう
おまえたちが
生きるか死ぬか

 社の神前に天弧、仙弧、小弧姫がならび、上手に良い狐、下手に悪い狐たちが並んで
います。
(天狐、仙狐、小狐姫)
今宵、満月、
評定のとき
天の定めに従いて
狐の行く末
いざ、照らさぬ

(良い狐)
申せ、申せ、
いざ、申せ!

(悪い狐)
申せ、申せ、
いざ、申せ!

(良い狐)
申せ、申せ、
いざ、申せ!

(悪い狐)
申せ、申せ、
いざ、申せ!

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M8いのちの場所曲終わりから、前半終了まで

  • 投稿者:ヒラタ (2013-11-19 (火) 02:57:43)

小狐姫 「白狐、小狐は決めました。」
白狐  「はっ、どのように?」
小狐姫 「あきらたちを、あきらたちが住んでいた世界に返しましよう。」

 ひとみとしずか喜ぶ、あきら少し喜ぶけど、ほんとにそれでいいのか不安。

白狐  「わかりました。されど、姫が言われるほど、簡単ではございませんぞ。」

 そこへ、仙狐、笑いながら登場。黒弧、2,3の手下を連れてくる。
 仙狐が現れて、あきらと、ひとみと、しずかは、再び絶望の淵に立たされる。

仙狐  「ほほほほほ。簡単ではないなどと、白狐、遠回しな言い方をせずともよい。この者たちは、2度と人間界には戻れないのだから。」
白狐  「これは、仙狐さま。」
小狐姫 「お母様!もしも、この子たちをここで殺すおつもりなら、私も死にます。」

 といって、匕首を自分の喉に突き付けます。

仙狐  「まあまあまあ、小狐姫、まだまだ、子供だと思っていたおまえが、どうしてこんなに母親が嫌がることを、平気でやれるの?」
小狐姫 「小狐は、小狐の心に照らして正しいものは、正しいと言い、間違っているものは、間違っていると、申しているのです。たとえ、お母様でも、おばあ様だって、間違いがあれば」
仙狐  「黙りなさい!」
小狐姫 「黙りません。すでに、覚悟はできています。術をかけようとしても、無駄です。小狐に術は効きません。」
仙狐  「ほほほほ、小狐姫には、脅しも、はったりも聞きませんか。わかりました。ここは、姫の覚悟に免じて、引き揚げましょう。すべては、明日の評定の場で。白狐、おばあ様にこれを何と報告するつもりじゃ?」
白狐  「ありのままに。」
仙狐  「は、は、は。それでは、あすの評定の場では、白狐の顔をみれなくなりますねえ。かわいそうに。姫がわがままを言うたびに周りの家来が死んでいく。姫はわかっておいでなのでしょか?ほほほほほ。」

 と、言って仙狐、黒狐、ほかの家来は、引き揚げていきました。
 あきらたち、ほっとする。小狐姫だけ、怖い顔をして、白狐を見つめています。
小狐姫 「白狐。どういう意味です?」
白狐  「大丈夫でございます、仙狐様は、われらを仲違いさせようと、なされたのでございます。気にされることでは、ございません。」
小狐姫 「小狐が、おばあ様の言いつけを守らなければ、白狐は死ぬのですか?」
白狐  「だから、そのようなことは、ござらぬ。」
小狐姫 「まことか?」
白狐  「まことに、ございます。」
小狐姫 「うそじゃ。白狐は、ウソを申しておる。鼻がひくひくしています。」
白狐  「まったく、姫には、ウソが付けませぬ。」
小狐姫 「おばあ様は、そこまでなされるのですか?」
白狐  「まず、まちがいなく。ですから、一刻も早く、あきらたちをここから逃がさねばなりますまい。」
小狐姫 「だめです。」
白狐  「なぜ?」
小狐姫 「白狐が殺されます。」
白狐  「拙者のことなどどうでもよい。」
小狐姫 「なりません。」
白狐  「姫!人間をこの狐屋敷から逃がすは、至難の業。そのうえ、我が命まで助けようなど、あまりに無謀過ぎますぞ。」
小狐姫 「白狐が死ねば、小狐も死にます。」
白狐  「小狐姫は、だれが死んでも、死にまするか?それは、あまりに無責任でござるぞ。」
小狐姫 「ちがいます。小狐は、自分がしたことで、誰かが死ぬのが嫌なのです。きっと、皆が助かる道があるはず、まだ、一時あります。みなで考えましょう。」

ブリッジ6(約10秒)
真っ暗闇に浮かぶ懐中電灯
焼きそば仮面、3度目の登場
 フクロウの泣き声、サルの泣き声、
えみっち 「こわいよー。」
2人   「こわいよー。」
ごんちゃん「さ、寒いよー。」
2人   「寒いよー。」
ほっち  「はらへったよー。」
2人   「はらへったよー。」
ごんちゃん「なんかないかなあ?」
2人   「なんかないかなあ?」
えみっち 「お、お、おい、おい、おい!」
2人   「なんだよ!」
えみっち 「あ、あ、あ、あるよ、あるよ。」
2人   「だから、何が?」
えみっち 「だから、く、く、く、食い物!」
2人   「どこ?どこ?どこ?」
えみっち 「頭の上!」
2人   「あーーーーー!やきそばだあー!」
ごんちゃん「俺たち、焼きそば仮面になって、」
3人   「よかったなあー!」
 3人、開けてみる。
3人   「お湯は?」
ほっち  「どーすんだよー。」
えみっち 「くえねーよー。」
ごんちゃん「俺は、食える。」
2人   「え?」
 ごんちゃん、ソースと、海苔をふりかけて、ぼりぼりと、
まるでスナック菓子のように食べます。
 それを見た2人も、同じようにがりがり、食べ始めます。
えみっち 「いける!」
ほっち  「うまい!」
ごんちゃん「最高だあ!」
 3人は、焼きそばに感動して、おもわず涙してしまいます。
ごんちゃん「うん、うん、生きててよかったなあ。」
えみっち 「ちきしょー、おれたち、正しかったんだなあ。」
ほっち  「よかった、よかった、焼きそば仮面に救われたなあ。」

 3人で、感動を分かち合ってると、なんか変な生き物が出てきます。
 きっと、焼きそばの匂いに吸い寄せられたのでしょう。
 
なんじゃもんじゃの登場です。

M8なんじゃもんじゃ

さわさわさわさわ
ぷちっと、ぴっとん
さわさわさわさわ
ぷちっと、ぴっとん
さわさわさわさわ

ふんわかふんわか
もわもわもわ
ふんわかふんわか
もわもわもわ

ぴろぴろりん
ぽてちん

さわさわさわさわ
ぷちっと、ぴっとん
さわさわさわさわ
ぷちっと、ぴっとん
さわさわさわさわ

ふんわかふんわか
もわもわもわ
ふんわかふんわか
もわもわもわ

ぴろぴろりん
ぽてちん
  
ごんちゃん「なんだあー?こいつらー?」
えみっち 「近づくんじゃない!あっちいけ!」
ほっち  「とるな!食べるな!くわえるな!」
ごんちゃん「あー、こいつら、焼きそばの匂いに吸い寄せられたんだあ!」

 せっかく、食べ物を見つけたのに、全部取られてしまい、
 絶望に打ちひしがれる3人であった。

ごんちゃん「どうして、俺たち、こんな目に会わなきゃいけないんだあ?」
えみっち 「踏んだり蹴ったりだ!」
ほっち  「これじゃあ、あんまりだろー!」
ごんちゃん「・・・こいつが悪いんだ。」
えみっち 「そうだ、こいつだ。」
ほっち   「お前だったのかあ!?」
3人    「焼きそば仮面!」
ごんちゃん 「こいつをはめてから、俺たちだめになったんだ。」
えみっち  「ちくしょー、お前が俺の心を惑わしていたのかー!」
ほっち   「おまえなんか、2度とつけないぞー!」
3人    「ばかやろー!」
 といって、川に投げ捨てます。
 うっすらと、夜が明けてきます。
 すると、後ろのほうにキツネ屋敷が見えてきます。
ごんちゃん 「おれたち、もう、ヒーローじゃ、なくなったなあ。」
2人    「そうだなあ。」
えみっち  「も、もう、普通の人だな。」
2人    「そうだなあ。」
ほっち   「帰ろうか。」
2人    「そうだなあ。」
 と言って、振り返ったら、

荘厳な、音楽!(約40秒くらい)

後ろに狐屋敷が見えて、3人は、腰を抜かします。

ごんちゃん「な、な、な、なんだなんだなんだー?」
えみっち 「こ、こ、こ、これこれこれこれってー?」
ほっち  「ま、ま、ま、まさ、まさ、まさかまさかまさかー?」
3人   「狐のすみかだあーーーーー!」

緞帳ダウン
休憩15分
前半終了

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あきら、ひとみ、しずか、キツネ登場のセリフ変更

  • 投稿者:ひらた (2013-11-17 (日) 14:30:03)

突然、雨が降ります。
SE1雨音
 わー、雨だあ。みんな、大慌てで、両サイドにハケていきます。
 あきらは、ねーちゃんの名前を呼びながら2人をまだ探しています。
 すると、下手のほうからあきらを呼ぶ声がします。

ひとみ 「あきらー。」
しずか 「あきらー。」
 下手から、ひとみとしずかがやってきました。
しずか 「よかったあ、もうびっくりしたわ。」
あきら 「もう、どこいってたんだよ。」
ひとみ 「それはこっちの言うセリフ!うわっ、もうびちょびちょ。」
あきら 「あっち行こ!」
 あきらとひとみは、上手へ行こうとします。
しずか 「待って。・・・なんか聞こえる。」

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命の場所以後

  • 投稿者:アキラ ヒラタ (2013-11-16 (土) 20:19:35)

M6いのちの場所

(小狐姫のうた)
わたし、今、
困っています

おばあさまが
私に言うの

あきらの嫁に
なりなさいって

ねえ、どうすれば
いいのでしょう?

あきらのうた(曲調変えて)
え?・・・えー!
ぼ、ぼくの?お嫁さん!

い、いやだ、いやだ、
いやだ、いやだー!

キツネのお化けと
いっしょなんて

じょうだんだろう?
ぜったいいやだよー!」

小狐姫、あまりに拒絶されて、かっとなり、あきらを食い殺そうとする。ひとみとしずか、あきらの盾になる。
小狐姫 「あきら!」
 白狐、あきらの前に立ちふさがり、小狐姫を止める。
白狐  「なりませぬ。ご辛抱くだされ。」

(小狐姫のうた)
なぜ、人間に
化けものあつかい
されねばならぬ

人間こそ
化け物であろう?

われら一族の
皮を剥ぎ

肉を食らい
欲望のままに

キツネの命
もてあそんできた

それが、お前ら
人間の
本性だ

(白狐のうた)
人間と
申しましても

まだこどもに
すぎませぬ

姫が、人間と
出会うのが

はじめてならば
この子等が

われらに出会うも
初めてでござる

どうか、ご辛抱
くださりませ

 小狐姫の怒りは、少しおさまりました。少し離れて

(小狐姫のうた)
あのとき私が
おかあさまに

泣いていやだと
言ったように

あきらも嫌だと
言っているだけ

そういうことね

(白狐のうた)
ええ、そのとおり

人も狐も
生き物ならば

生まれ落ちた
ところ違えど

心は同じで
ございましょう

(あきらの歌)
ねえ、ぼくたちは
小狐のなかまを
殺したの?

(ひとみとしずかのうた)
いいえ、知らないわ
遠いむかしの
ことでしょう

(あきらとひとみとしずか)
もしも、それが
ほんとうならば

(小狐姫と白狐)
人間という
ただそれだけで

(あきらとひとみとしずか)
僕ら狐に
殺されても
しかたないよね

(小狐姫と白狐のうた)
あなたたちを
こんなところに
連れてきたのよ

(あきらと小狐姫)
ごめんなさい
どうかゆるして

小狐姫 「白狐、小狐は決めました。」
白狐  「はっ、どのように?」
小狐姫 「あきらたちを、あきらたちが住んでいた世界に返しましよう。」

 ひとみとしずか喜ぶ、あきら少し喜ぶけど、ほんとにそれでいいのか不安。

白狐  「わかりました。されど、姫が言われるほど、簡単ではございませんぞ。」

 そこへ、仙狐、笑いながら登場。黒弧、2,3の手下を連れてくる。
 仙狐が現れて、あきらと、ひとみと、しずかは、再び絶望の淵に立たされる。

仙狐  「ほほほほほ。簡単ではないなどと、白狐、遠回しな言い方をせずともよい。この者たちは、2度と人間界には戻れないのだから。」
白狐  「これは、仙狐さま。」
小狐姫 「お母様!もしも、この子たちをここで殺すおつもりなら、私も死にます。」

 といって、匕首を自分の喉に突き付けます。

仙狐  「まあまあまあ、小狐姫、まだまだ、子供だと思っていたおまえが、どうしてこんなに母親が嫌がることを、平気でやれるの?」
小狐姫 「小狐は、小狐の心に照らして正しいものは、正しいと言い、間違っているものは、間違っていると、申しているのです。たとえ、お母様でも、おばあ様だって、間違いがあれば」
仙狐  「黙りなさい!」
小狐姫 「黙りません。すでに、覚悟はできています。術をかけようとしても、無駄です。小狐に術は効きません。」
仙狐  「ほほほほ、小狐姫には、脅しも、はったりも聞きませんか。わかりました。ここは、姫の覚悟に免じて、引き揚げましょう。すべては、明日の評定の場で。白狐、おばあ様にこれを何と報告するつもりじゃ?」
白狐  「ありのままに。」
仙狐  「は、は、は。それでは、あすの評定の場では、白狐の顔をみれなくなりますねえ。かわいそうに。姫がわがままを言うたびに周りの家来が死んでいく。姫はわかっておいでなのでしょか?ほほほほほ。」

 と、言って仙狐、黒狐、ほかの家来は、引き揚げていきました。
 あきらたち、ほっとする。小狐姫だけ、怖い顔をして、白狐を見つめています。
小狐姫 「白狐。どういう意味です?」
白狐  「大丈夫でございます、仙狐様は、われらを仲違いさせようと、なされたのでございます。気にされることでは、ございません。」
小狐姫 「小狐が、おばあ様の言いつけを守らなければ、白狐は死ぬのですか?」
白狐  「だから、そのようなことは、ござらぬ。」
小狐姫 「まことか?」
白狐  「まことに、ございます。」
小狐姫 「うそじゃ。白狐は、ウソを申しておる。鼻がひくひくしています。」
白狐  「まったく、姫には、ウソが付けませぬ。」
小狐姫 「おばあ様は、そこまでなされるのですか?」
白狐  「まず、まちがいなく。ですから、一刻も早く、あきらたちをここから逃がさねばなりますまい。」
小狐姫 「だめです。」
白狐  「なぜ?」
小狐姫 「白狐が殺されます。」
白狐  「拙者のことなどどうでもよい。」
小狐姫 「なりません。」
白狐  「姫!人間をこの狐屋敷から逃がすことは、まずは、不可能!とてもかなわぬことにございます。それを、成し遂げるは至難の業。そのうえ、我が命まで助けようなど、あまりに無謀過ぎますぞ。」
小狐姫 「
みなが助かる道があるはずです。まだ、一時あります。みなで考えましょう。」

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怪しいたくらみ以後

  • 投稿者:akira hirata (2013-11-14 (木) 15:09:31)

ブリッジ4(怪しいたくらみ)
 
仙狐  「これまで、どんな理不尽なご命令にも、母上のなさることと思い、仰せのままに従ってまいりましたが、こともあろうに自分の孫娘を人間に嫁がせようなどと、たくらむとは、あきれ返ってものも言えぬ。」
黒狐  「あの天狐様が、よりにもよって小狐姫を人間に嫁がせるなどと、恐ろしい考えをお持ちになるとは、とても、にわかに信じがたいことにございますs。」
仙狐  「一族の純潔を汚してまで、この世に生き長らえるなどと、考えることさえ忌まわしいのに、それが、キツネが生き残る唯一の方法だなどと、たわけたことを申しておったわ。」
黒狐  「なんと。」
仙狐  「もはや、一刻の猶予もなりません。明日の評定を待たず、すぐにあの人間たちを殺してしまわなければ。黒狐」
黒狐  「はっ。」
仙狐  「ぬかるでないぞ。」
黒狐  「承知いたしました。」
仙狐  「これを付けて行きなさい。」
 と、言って天狗の仮面をわたす。
黒狐  「はっ。」
 それを、黒狐はうけとってはける。

牢屋の外で
ブリッジ5
 門番が、見張っている。
 2人の門番、天狗を見てびっくり、あっと言う間に、門番を倒す黒狐、
 剣を抜き、牢の中に入ろうとする。
 と、逆に、牢の中から、白狐が出てくる。飛び退く天狗。
白狐  「これは、これは。天狗様ではござりませんか?いかがなされた?こんな夜更けにキツネの牢屋に何用でござるかの?」
天狗  「・・・」
白狐  「しゃべらぬところを見ると、さては、異国の天狗か?それとも、天狗の顔の裏には、意外と身近な顔が隠れているのか?どちらでござるかのう?」
 天狗、一太刀浴びせて、下手にはける。
 白狐は、ひらりとかわし、
白狐  「あの立捌きと言い、あの逃げ足と言い、どこぞの狐によう似ておる。」

 そう言って、牢の中にもどります。
小狐姫 「だれか、いましたか?」
白狐  「迷い狐が一匹、去っていきました。」
小狐姫 「そうですか。」
白狐  「きつね屋敷に人間が3人、捕えられた。みな、のぞきたいのでございましょう。」
ひとみ 「どうして、私たちを捕まえたの?」
あきら 「僕たち、何か悪いことした?」
しずか 「私たちを、いったいどうするつもりなの?」

 3人の矢継ぎ早の問いかけに、小狐姫は、動じることなく、しずかに語りかけます。
小狐姫 「まずは、みなさん、ご自分が何者か、お名乗りください。わたしは、小狐と申します。この者は、白狐と申します。」
しずか 「しずかです。」
ひとみ 「ひとみです。」
あきら 「あ、あきらです。」
小狐姫 「しずか、ひとみ、あきらですか・・・あなた方のご質問に答える前に、ワタシから、ひとつ、お尋ねいたします・・・川の畔のお地蔵様は、われら狐一族の棲家への、言わば入り口にございます。その入り口を壊した不届き者がいると、聞いておりますが・・・さて、みなさんは、ご存知でしょうか?」

 3人は、思いもかけない問いかけに、びっくりして声も出ません。

小狐姫 「その者達は、倒したお地蔵様を、悪いと思ったのか起こしはしましたが、ろくに謝りもせず走って逃げた、とか。まったく、近頃のこどもは礼儀をしらぬものばかり。」
しずか 「ちがいます、ちがいます。私、ちゃんと謝りました。すみませんって。あ、あの、わたしたち、たしかに倒しました、お地蔵さんを。ごめんなさい。」
ひとみ 「あんなところにお地蔵さんがあるなんて、真っ暗だったんだから、わかるわけないじゃない。そのうえ、お地蔵さんが狐屋敷の入り口だなんて、わかりっこないわ。不可抗力よ。わたしたちがわるいわけじゃない!」
 あきらは、我慢に我慢を重ねていましたが、ついに、我慢できず、なきだしました。
あきら 「うわ~ん、ごめんなさい、ごめんなさい、ぼくが倒したんです。僕が、ぶつかって、そしたら、ぐらって倒れたんですー。うわ~ん。」
小狐姫 「うるさい。静かにしなさい。」
あきら 「ひっ。」

しずか、あきらを抱く。ひとみ、あきらを守ろうとする。

小狐姫 「白狐、今、この子が言ったこと、聞きましたか?」
白狐  「はっ、しかと。」
小狐姫 「どう、思いますか?」
白狐  「地蔵は、われら狐一族への入り口、もしも、このあきらが申す通り、簡単に壊れるものならば、とうに、我が狐一族は人間どもに滅ぼされていたでしょう。われらが、今日まで生きながらえたのは、あの地蔵が絶対に壊れぬように、天狐様が術をかけていたからにほかなりません。」
小狐姫 「そうです。あのお地蔵様は、いままで一度も倒れたことはないのです。それがなぜ、あきらの力でたおれたのでしょう?」
白狐  「あきらがウソを申しているとは思えません。さりとて、この者が、何かの力を宿しているようにも思えません。とすると、天狐さまが、わざと術をお解きになったとしか・・・」

小狐姫 「おばあ様が術を解いた?どうして?」
白狐  「この者たちを招き入れるために。」
小狐姫 「おばあ様は、人間と狐を結びつけるために、術を解き、人間を狐の世界に招き入れた。・・・でも、どうしてこの子たちだったのでしょう?」
白狐  「さて、それがどうにもわかりません。」
小狐姫 「あきらに聞いてみましょう。」
あきら 「なに?」

M6いのちの場所

(小狐姫のうた)
わたし、今、
困っています

おばあさまが
私に言うの

あきらの嫁に
なりなさいって

ねえ、どうすれば
いいのでしょう?

あきらのうた(曲調変えて)
え?・・・えー!
ぼ、ぼくの?お嫁さん!

い、いやだ、いやだ、
いやだ、いやだー!

キツネのお化けと
いっしょなんて

じょうだんだろう?
ぜったいいやだよー!」

小狐姫、あまりに拒絶されて、かっとなり、あきらを食い殺そうとする。ひとみとしずか、あきらの盾になる。
小狐姫 「あきら!」
 白狐、あきらの前に立ちふさがり、小狐姫を止める。
白狐  「なりませぬ。ご辛抱くだされ。」

(小狐姫のうた)
なぜ、人間に
化けものあつかい
されねばならぬ

人間こそ
化け物であろう?

われら一族の
皮を剥ぎ

肉を食らい
欲望のままに

キツネの命
もてあそんできた

それが、お前ら
人間の
本性だ

(白狐のうた)
人間と
申しましても

まだこどもに
すぎませぬ

姫が、人間と
出会うのが

はじめてならば
この子等が

われらに出会うも
初めてでござる

どうか、ご辛抱
くださりませ

 小狐姫の怒りは、少しおさまりました。少し離れて

(小狐姫のうた)
あのとき私が
おかあさまに

泣いていやだと
言ったように

あきらも嫌だと
言っているだけ

そういうことね

(白狐のうた)
ええ、そのとおり

人も狐も
生き物ならば

生まれ落ちた
ところ違えど

心は同じで
ございましょう

(あきらの歌)
ねえ、ぼくたちは
小狐のなかまを
殺したの?

(ひとみとしずかのうた)
いいえ、知らないわ
遠いむかしの
ことでしょう

(あきらとひとみとしずか)
もしも、それが
ほんとうならば

(小狐姫と白狐)
人間という
ただそれだけで

(あきらとひとみとしずか)
僕ら狐に
殺されても
しかたないよね

(小狐姫と白狐のうた)
あなたたちを
こんなところに
連れてきたのよ

(あきらと小狐姫)
ごめんなさい
どうかゆるして

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小孤姫の歌以後

  • 投稿者:ヒラタ アキラ (2013-11-09 (土) 22:35:04)

M6小狐姫の歌

千年生きた、おばあ様なら
この不可思議が、お判りでしょう?

川面に浮かぶ 上弦の月
天に流れる天の川

すべてこの世は
美しいのに

なぜ、生き物は殺しあう?
血を流さずにいられないのか?

いのちを食らい
命を育て

いのちを奪い
命を守る

ひどいことと
やさしいことが

同じ心で、なぜできるのか?
小狐には、それがわからない
 
小狐姫 「おばあ様、どうして?。」
天狐  「小狐姫、この世に生きているものは、すべて殺生を背負って生きています。
生きるために殺し食らい、仲間を増やし子孫を残すは自然の摂理じゃ。それがかなわぬとなれば、滅ぶしかあるまい?」
小狐姫 「滅ぶは、悪い道でしょうか?」
天狐  「なんと?姫は、滅んで良いとお思いか?」
小狐姫 「小狐は、おばあ様から、キツネは、人間のように、同族で争ってはならね、いつも仲間と助け合って生きねばならぬ、そして、われら術を授かった狐の一族は、常によい道、正しい道を進まねばならぬ、と教えていただきました。」
天狐  「ま、まあ、そうじゃなあ。」
小狐姫 「ならば、正しい道とは、この場合、殺生をしないことではないでしょうか?」
天狐  「姫、そのようなお考えを屁理屈というのじゃ。よい道とは、我が一族が未来永劫繁栄すること、それを外して、正しいことなどあろうはずがない!まず、一族の繁栄ありきじゃ。そう願わぬものは、もはや狐ではない。」
小狐姫 「おばあ様こそ都合がよすぎます。小狐が問うているのは、自分たちだけに都合の良い正しいことではございません。小狐は生きとし生けるものみなにとって、正しく、良い道を選ばないと、永遠に争い事は終らないのではと、」
天狐  「だまらっしゃい!」

 と、怒ってはみたものの、怒ったそばから後悔する天狐であった。

小狐姫 「狐も、人間と同じですね。自分の都合のいいことを申して、周りの生き物を滅ぼしていく。よくわかりました、おばあ様、小狐は、無慈悲な狐として、無慈悲な人間のもとへ、嫁いでいきます。」
天狐  「いやはや、どうしたものか、賢いうえに、頑固なおかたじゃ。そんなに、人間に嫁ぐはいやか?」
小狐姫 「はい。」
天狐  「ふむ、では、あの者たちは、明日殺してしまうしかないのう。」
小狐姫 「だ、だめです。おやめください。どうして殺す必要があるのです。?逃がしてください。」
天狐  「それは、ならぬ、われらが土地に入ってきた人間を生かして帰すわけにはいかんでの。」
小狐姫 「・・・人間に嫁ぐか、殺してしまうか、この私に決めさせようとなさるのですね?」
天弧  「よくおわかりで。さよう、婆が決めると、あちらこちらと波風が立つでのう。・・・じゃが、今ここで決めるは、ちと早い。すべては、明日。評定の場で決まることじゃ。今宵の月もよい顔をしていなさる。・・・だれじゃ。」
白狐  「白狐でございます。」
天狐  「良いところに来た。小狐姫様についておくれ。」
白狐  「はっ。」
天狐  「ばばは、お先に床につきます。」
白狐  「おやすみなさいませ。」
小狐姫 「おやすみなさいませ。」

天狐、下手にはけます。

小狐姫 「白狐。」
白狐  「はっ。」
小狐姫 「おばあ様と小狐の話を、すべて聞いていましたね。」
白狐  「・・・申し訳ありません。」
小狐姫 「謝ることではありません。それが、白狐の務めですもの。小狐は、どうすればよいのでしょう?」
白狐  「人間に嫁ぐか、殺してしまうか、で、ございますか?」
小狐姫 「それとも、ほかの道がありますか?」
白狐  「さて、どうしたものか?」
小狐姫 「明日までに、なんとしても答えをださねば。」
白狐  「・・・あってみては、いかがでしょう?」
小狐姫 「人間にか?」
白狐  「はい。まずは、その目でしかと見定めることこそ肝要かと。」
小狐姫 「わかりました。今すぐまいりましょう。共をお願いします。」
白狐  「はっ。」

ブリッジ4(怪しいたくらみ)
 
仙狐  「これまで、どんな理不尽なご命令にも、母上のなさることと思い、仰せのままに従ってまいりましたが、こともあろうに自分の孫娘を人間に嫁がせようなどと、たくらむとは、あきれ返ってものも言えぬ。」
黒狐  「あの天狐様が、よりにもよって小狐姫を人間に嫁がせるなどと、恐ろしい考えをお持ちになるとは、とても、にわかに信じがたいことにございますs。」
仙狐  「一族の純潔を汚してまで、この世に生き長らえるなどと、考えることさえ忌まわしいのに、それが、キツネが生き残る唯一の方法だなどと、たわけたことを申しておったわ。」
黒狐  「なんと。」
仙狐  「もはや、一刻の猶予もなりません。明日の評定を待たず、すぐにあの人間たちを殺してしまわなければ。黒狐」
黒狐  「はっ。」
仙狐  「ぬかるでないぞ。」
黒狐  「承知いたしました。」
仙狐  「これを付けて行きなさい。」
 と、言って天狗の仮面をわたす。
黒狐  「はっ。」
 それを、黒狐はうけとってはける。

牢屋の外で
ブリッジ5
 門番が、見張っている。
 2人の門番、天狗を見てびっくり、あっと言う間に、門番を倒す黒狐、
 剣を抜き、牢の中に入ろうとする。
 と、逆に、牢の中から、白狐が出てくる。飛び退く天狗。
白狐  「これは、これは。天狗様ではござりませんか?いかがなされた?こんな夜更けにキツネの牢屋に何用でござるかの?」
天狗  「・・・」
白狐  「しゃべらぬところを見ると、さては、異国の天狗か?それとも、天狗の顔の裏には、意外と身近な顔が隠れているのか?どちらでござるかのう?」
 天狗、一太刀浴びせて、下手にはける。
 白狐は、ひらりとかわし、
白狐  「あの立捌きと言い、あの逃げ足と言い、どこぞの狐によう似ておる。」

 そう言って、牢の中にもどります。
小狐姫 「だれか、いましたか?」
白狐  「迷い狐が一匹、去っていきました。」
小狐姫 「そうですか。」
白狐  「きつね屋敷に人間が3人、捕えられた。みな、のぞきたいのでございましょう。」
ひとみ 「どうして、私たちを捕まえたの?」
あきら 「僕たち、何か悪いことした?」
しずか 「私たちを、いったいどうするつもりなの?」

 3人の矢継ぎ早の問いかけに、小狐姫は、動じることなく、しずかに語りかけます。
小狐姫 「まずは、みなさん、ご自分が何者か、お名乗りください。わたしは、小狐と申します。この者は、白狐と申します。」
しずか 「しずかです。」
ひとみ 「ひとみです。」
あきら 「あ、あきらです。」
小狐姫 「川の畔のお地蔵様は、われら狐一族の棲家への、言わば入り口にございます。その入り口を壊した不届き者がたしか、3人だと聞いておりますが・・・さて、みなさんは、ご存知でしょうか?」

 3人は、思いもかけない問いかけに、びっくりして声も出ません。

小狐姫 「その者達は、倒したお地蔵様を、悪いと思ったのか起こしはしましたが、ろくに謝りもせず走って逃げた、とか。まったく、近頃のこどもは礼儀をしらぬものばかり。」
しずか 「ちがいます、ちがいます。私、ちゃんと謝りました。すみませんって。あ、あの、わたしたち、たしかに倒しました、お地蔵さんを。ごめんなさい。」
ひとみ 「あんなところにお地蔵さんがあるなんて、真っ暗だったんだから、わかるわけないじゃない。そのうえ、お地蔵さんが狐屋敷の入り口だなんて、わかりっこないわ。不可抗力よ。わたしたちがわるいわけじゃない!」
 あきらは、我慢に我慢を重ねていましたが、ついに、我慢できず、なきだしました。
あきら 「うわ~ん、ごめんなさい、ごめんなさい、ぼくが倒したんです。僕が、ぶつかって、そしたら、ぐらって倒れたんですー。うわ~ん。」
小狐姫 「うるさい。静かにしなさい。」
あきら 「ひっ。」

しずか、あきらを抱く。ひとみ、あきらを守ろうとする。

小狐姫 「白狐、今、この子が言ったこと、聞きましたか?」
白狐  「はっ、しかと。」
小狐姫 「どう、思いますか?」
白狐  「地蔵は、われら狐一族への入り口、もしも、この童が申す通り、簡単に壊れるものならば、とうに、我が狐一族は人間どもに滅ぼされていたでしょう。われらが、今日まで生きながらえたのは、あの地蔵が絶対に壊れぬように、天狐様が術をかけていたからにほかなりません。」
小狐姫 「そうです。あのお地蔵様は、いままで一度も倒れたことはないのです。それがなぜ、あきらの力でたおれたのでしょう?」
白狐  「この童がウソを申しているとは思えません。さりとて、この者が、何かの力を宿しているようにも思えません。とすると、天狐さまが、わざと術をお解きになったとしか・・・」

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小孤姫の歌以後

  • 投稿者:平田亮 (2013-11-03 (日) 23:35:10)

M6小狐姫の歌

千年生きた、おばあ様なら
この不可思議が、お判りでしょう?

川面に浮かぶ 上弦の月
天に流れる天の川

すべてこの世は
美しいのに

なぜ、生き物は殺しあう?
血を流さずにいられないのか?

いのちを食らい
命を育て

いのちを奪い
命を守る

ひどいことと
やさしいことが

同じ心で、なぜできるのか?
小狐には、それがわからない
 
小狐姫 「おばあ様、どうして?。」
天狐  「小狐姫、この世に生きているものは、すべて殺生を背負って生きています。
生きるために殺し食らい、仲間を増やし子孫を残すは自然の摂理じゃ。それがかなわぬとなれば、滅ぶしかあるまい?」
小狐姫 「滅ぶは、悪い道でしょうか?」
天狐  「なんと?姫は、滅んで良いとお思いか?」
小狐姫 「小狐は、おばあ様から、キツネは、人間のように、同族で争ってはならね、いつも仲間と助け合って生きねばならぬ、そして、われら術を授かった狐の一族は、常によい道、正しい道を進まねばならぬ、と教えていただきました。」
天狐  「ま、まあ、そうじゃなあ。」
小狐姫 「ならば、正しい道とは、この場合、殺生をしないことではないでしょうか?」
天狐  「姫、そのようなお考えを屁理屈というのじゃ。よい道とは、我が一族が未来永劫繁栄すること、それを外して、正しいことなどあろうはずがない!まず、一族の繁栄ありきじゃ。そう願わぬものは、もはや狐ではない。」
小狐姫 「おばあ様こそ都合がよすぎます。小狐が問うているのは、自分たちだけに都合の良い正しいことではございません。小狐は生きとし生けるものみなにとって、正しく、良い道を選ばないと、永遠に争い事は終らないのではと、」
天狐  「だまらっしゃい!」

 と、怒ってはみたものの、怒ったそばから後悔する天狐であった。

小狐姫 「狐も、人間と同じですね。自分の都合いいことを申して、周りの生き物を滅ぼしていく。よくわかりました、おばあ様、小狐は、無慈悲な狐として、無慈悲な人間のもとへ、嫁いでいきます。」

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  • ありがとうございます☻頑張ります‼︎ -- 天狐 2013-11-04 (月) 00:37:41

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前後の変更と式神様

  • 投稿者:hirata akira (2013-10-27 (日) 23:54:37)

 M3悪夢のような

 ・・・ひとみの歌・・・
 まるで、悪夢よ!
 ありえないでしょ?

何をしたのよ?
わたしたち!
 
 どうして こんな
 ひどい目に合うの?
 
 あいつら、いったい
 なにするつもり?

 ・・・あきらの歌・・・
 
 なにも、みえない
 なにも、きこえない

 真っ黒な夜
 迫ってくる闇

 気味悪い目が
 僕をのぞいてる

 真っ赤なしたが
 僕を食べにくる

・・・しずかの歌・・・

おびえちゃいけない
冷静でいなきゃ

今、起こっていること
ちゃんと、みなきゃ

なにか、あるはず
助かる道が

ああ、でもどうすれば
いいのでしょう?

やられるまえに
なんとかしなきゃ・・・ひとみ
こんなにはやく
しにたくないよ・・・・あきら
私が弱気で
どうするの・・・・・・しずか

あきらさえ
にがしてあげたら・・・ひとみ
ぼくなにか
わるいことした?・・・あきら
3人で
支えあえれば・・・・・しずか

あとは、ふたりで
どうにでもなるわ・・・ひとみ
神様、どうか
ゆるしてください・・・あきら
かならず、いつか
もどれるはずよ・・・・しずか

元の世界に帰りたい・・3人

ひとみ 「だれ?」
 歌に、吸い寄せられるようにして、やってきたのは、式神さまたち。
 アカペラ・・・伴奏があるとするなら、草笛とか、鈴とか、たいことか。

M4式神様の歌

あれやひゅうひゅう
これやしんしん

どうして、ここに
人間がいる?

あれやこんこん
これやくーくー

キツネの森で
なにをしている?

あれやどんどん
これやぱたぱた

おじぞうさんを
壊してしまった

あれやえんえん
これやしくしく

キツネにつかまり
連れてこられた

式神6人「おい、人間!なにをしている?」
しずか 「え?狐につかまったんです。あなたがたは、だれ?」
式神6人「聞くな!」
しずか 「え?あの、よかったら、たすけてもらえませんか?」
式神6人「お断り。」
ひとみ 「だったら、なんでここに来たのよ?」
式神6人「ちょっと、おもしろそうだったから。」
ひとみ 「お前たち、バカにしてんのか?」
式神6人「人間怒った、恐ろしい、人間怒った、殺される。離れろ、逃げろ、近づくな。」
しずか 「ひとみ、だまってて。」
ひとみ 「だって、こいつら。」
しずか 「いいから。」
ひとみ 「ちぇっ。」
しずか 「あの、私は、人間のしずか、こっちは、ひとみ、それから、この子があきら。どうぞよろしく。で、あなた方は、なんておなまえ?」
狸神  「俺、タヌキ神。」
鼠神  「ぼくは、ねずみ神です。」
猫神  「私は、猫神よ。」
鳥神  「私は、鳥神なの。」
兎神  「あたいは、兎神さ。」
鹿神  「俺は、鹿神だ。」
ひとみ 「すごい。みんな、神様だ。」
しずか 「(ひとみに)うん、すごいね。(式神に)みんな、偉いんですね!」
式神6人「まーね。」(偉そうなポーズ)
ひとみ 「神様だったら、なんでもできちゃんでしょ?」
式神6人「まーね。」
あきら 「どうか、僕たちを、家に帰してください。」
ひとしず「どうか、お願いします。」
式神6人「よかろう。」
3人  「ほ、ほんとうですか?」
式神6人「ほんとうじゃ。」
 3人は、やったあ、良かったあ、助かったあ、と口々に言って喜びます。
ひとみ 「じゃあ、いまのうちに行きましょう。」
式神6人「どこへ?」
あきら 「家に帰してくれるっていったよ?」
式神6人「うーんと、帰すって言ったけど、今すぐって、言ってないなあ。」
しずか 「では、いつ帰してくれるの・」
式神6人「そのうち、そのうち。」
ひとみ 「そのうちって、なんで今じゃいけないのよ?私たちは、待てないのよ!今すぐ帰して!」
式神6人「今逃げたら、すぐに捕まる。そして、食われる。だからねえ・・・」

M5かえる、かえれる

だから、まつまつ
ここで、まつまつ

じっと、まつまつ
とにかく、まつまつ

がまん、がまーんだ
がまん、がえーるだ

かえるになったら
きっと、かえれる

たぶん、かえれる
なんとか、かえれる

げろげーろ、げろっげろ
げろげーろ、げろっげろ

げろげーろ、げろっげろ
げろげーろ、げろっげろ

げろげーろ、げろっげろ
げろげーろ、げろっげろ

 と、言いながら、式神様は去っていきます。
ひとみ 「あいつら、いったい、なんだったの?」
しずか 「めちゃくちゃ変だったね。」
あきら 「でも、こわくなかったね。」

小狐姫 「いやー!いやいやいやいやー!」

 ひとみと、しずかと、あきらのいる牢屋は暗転。
 キツネの屋敷カットイン

仙狐  「小狐姫、しずかにしなさい。」
小狐姫 「小狐は、絶対嫌でございますからね。母さまが、どうしてもと、仰せなら、小弧は首を吊って死んでしまいます。」
仙狐  「まあ、なんということを。首を吊って死んでしまうなんて、そんな、恐ろしいこと、どこで憶えてくるのでしょう?」
小狐姫 「黒狐が言ってました。むかし、私たちの祖先は、人間に首に縄をかけられ殺されたって。」

仙狐  「なんですって。黒狐め、いらぬ知恵を小狐に吹き込みおって、許さぬ。」
小狐姫 「黒狐は、悪くないわ。悪いのは人間でしょ?その人間と、夫婦(めおと)になれと、お母様はおっしゃったのよ。なんと、おぞましい。小狐は、死んでも嫌でございます。」
天狐  「なんじゃ?騒々しい。どうしたというのじゃ?」
仙狐  「これは、母上様。あいすみません。小狐がまた、駄々をこねまして。」

小狐  「駄々ではありません。小狐は、大概のことは、お母様の言うとおりにしてまいりました。でも、でも、人間と夫婦になれ等と、そ、そんな恐ろしいことをお母様の口からお聞きするとは、思ってもみませんでしたわ。小狐は、小狐は、もう、死んでしまいたい。う、うわーん。」

天狐  「おー、よしよし。泣くでない、泣くでないぞ。仙狐、しばらく、二人にしておくれ。」
仙狐  「はい、承知いたしました。」

 仙狐、何か言いたげにするが、天狐に止められ、しぶしぶ部屋を出ていく。
 仙狐部屋の外で、2人の会話を聞く。
天狐  「小狐姫は、いくつになりましたかな?」
小狐姫 「・・・(泣き止んで)・・・十とひとつにございます。」
天狐  「おお、そうか。ずいぶん大きくなりましたのう。」
小狐姫 「おばあ様、小狐は十とひとつ、まだまだ子供でございます。」

天狐  「身体はまだでも、このおつむは(指でおでこをつつく)、もうりっぱなおとなじゃ。何でも、ここで考えようとなさる。賢いおかたじゃ。」
小狐姫 「そうよ。小狐は、なんでも知っていますよ。小狐を人間に嫁がせようと、お考えになったのは、お母様ではないわ。」
天弧  「なんと。では、誰がそのようなことを考えたのじゃろう?」

 小狐姫は、じっと、天狐の顔を見る。

小狐姫 「本当は・・・おばあ様でしょ?」
天狐  「ほ・・・ほほほほ。こ、、これはまた、突拍子もないことを。」
小狐姫 「ごまかしてもだめ。はい、そのとおり!って、おばあ様のお顔に書いてあります。小狐をだまそうなんて、無駄なことはおやめくださいませ。」
天狐  「これはこれは、本当に賢いお方じゃ。婆の心を見抜くとは、頼もしくもあるが、末恐ろしいのう。」

 天狐と、小狐姫はお互いを見合って笑います。笑い終わって、
 小狐姫は、何か、覚悟したように、姿勢を正して、天狐に向かいます。

小狐姫 「おばあ様。小狐は、おばあ様が好きでございます。この世でも、あの世でも、いっち番好きでございます。・・・小狐の好きなおばあ様が、小狐の幸せをお考えにならないはずがない・・・そう信じております・・・ですから、そのおばあ様が、本当に人間に嫁げと仰せなら、小狐は・・・小狐は、・・・喜んで人間の嫁になります。」

 二人の会話を聞いていた仙狐は、小狐姫の心に打たれ、もらい泣きをします。
 その声を聴かれまいとして、その場を去ります。

天狐  「なんと、健気なお心じゃ。悲しいのう。・・・姫よ、これは、我が一族が滅ぶやもしれぬ将来を案じて、わしが考えた苦肉の策じゃ。このまま、山奥に隠れて居続けられるのも、そう長くはないでのう。人間に見つかればいずれ殺される。」
小狐姫 「え?みんな、死んでしまうのですか?」

天狐  「逃げる場所もない、さりとて、戦を仕掛けても、多勢に無勢、引くも進むもならぬわ。どちらを向いても、滅びの道じゃ。狐では、もはや生きていけぬのじゃ。ならば、いっそのこと、人に紛れて生きるしかあるまい、婆は、そう考えましたのじゃ。」
小狐姫 「それで、私を人間に嫁がせようと。」
天狐  「そう思ったのじゃが、姫の心を考えぬ、無慈悲の策であった。許しておくれ。この話は、なかったことに。」
 小狐姫は、小川に浮かぶ月を見ています。
小狐姫 「おばあ様。」
天狐  「ん?」

 曲スタート

M6小狐姫の歌

千年生きた、おばあ様なら
この不可思議が、お判りでしょう?

川面に浮かぶ 上弦の月
天に流れる天の川

すべてこの世は
美しいのに

なぜ、生き物は殺しあう?
血を流さずにいられないのか?

いのちを食らい
命を育て

いのちを奪い
命を守る

ひどいことと
やさしいことが

同じ心で、なぜできるのか?
小狐には、それがわからない
 
小狐姫 「おばあ様、お答えください。」
天狐  「それが、生きるということじゃ。」
小狐姫 「おばあ様、小弧は、喜んで、人間に嫁ぎます。」
天弧  「小弧姫。・・・ありがたや。じゃが、まだ、決めてしまうまい。母を交えてよーく、考えようではないか。次の満月まで、あと3日、急ぐまい。」

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キツネの屋敷で

  • 投稿者:平田 亮 (2013-10-21 (月) 16:59:26)

小弧姫 「いやー!いやいやいやいやー!」
仙弧  「小弧姫、しずかにしなさい。」
小弧姫 「小弧は、絶対嫌でございますからね。母さまが、どうしてもと、仰せなら、小弧は首を吊って死んでしまいます。」
仙弧  「まあ、なんということを。首を吊って死んでしまうなんて、そんな、恐ろしいこと、どこで憶えてくるのでしょう?」
小弧姫 「黒弧が言ってました。むかし、私たちの祖先は、人間に首に縄をかけられ殺されたって。」

仙弧  「なんですって。黒弧め、いらぬ知恵を小弧に吹き込みおって、許さぬ。」
小弧姫 「黒弧は、悪くないわ。悪いのは人間でしょ?その人間と、夫婦(めおと)になれと、お母様はおっしゃったのよ。なんと、おぞましい。小弧は、死んでも嫌でございます。」
天弧  「なんじゃ?騒々しい。どうしたというのじゃ?」
仙弧  「これは、母上様。あいすみません。小弧がまた、駄々をこねまして。」

小弧  「駄々ではありません。小弧は、大概のことは、お母様の言うとおりにしてまいりました。でも、でも、人間と夫婦になれ等と、そ、そんな恐ろしいことをお母様の口からお聞きするとは、思ってもみませんでしたわ。小弧は、小弧は、もう、死んでしまいたい。う、うわーん。」

天弧  「おー、よしよし。泣くでない、泣くでないぞ。仙弧、しばらく、二人にしておくれ。」
仙弧  「はい、承知いたしました。」

 仙弧、何か言いたげにするが、天弧に止められ、しぶしぶ部屋を出ていく。
 仙弧部屋の外で、2人の会話を聞く。
天弧  「小弧姫は、いくつになりましたかな?」
小弧姫 「・・・(泣き止んで)・・・十とひとつにございます。」
天弧  「おお、そうか。ずいぶん大きくなりましたのう。」
小弧姫 「おばあ様、小弧は十とひとつ、まだまだ子供でございます。」

天弧  「身体はまだでも、このおつむは(指でおでこをつつく)、もうりっぱなおとなじゃ。何でも、ここで考えようとなさる。賢いおかたじゃ。」
小弧姫 「そうよ。小弧は、なんでも知っていますよ。小弧を人間に嫁がせようと、お考えになったのは、お母様ではないわ。」
天弧  「なんと。では、誰がそのようなことを考えたのじゃろう?」

 小弧姫は、じっと、天弧の顔を見る。

小弧姫 「本当は・・・おばあ様でしょ?」
天弧  「ほ・・・ほほほほ。こ、、これはまた、突拍子もないことを。」
小弧姫 「ごまかしてもだめ。はい、そのとおり!って、おばあ様のお顔に書いてあります。小弧をだまそうなんて、無駄なことはおやめくださいませ。」
天鼓  「これはこれは、本当に賢いお方じゃ。婆の心を見抜くとは、頼もしくもあるが、末恐ろしいのう。」

 天弧と、小弧姫はお互いを見合って笑います。笑い終わって、
 小弧姫は、何か、覚悟したように、姿勢を正して、天弧に向かいます。

小弧姫 「おばあ様。小弧は、おばあ様が好きでございます。この世でも、あの世でも、いっち番好きでございます。・・・小弧の好きなおばあ様が、小弧の幸せをお考えにならないはずがない・・・そう信じております・・・ですから、そのおばあ様が、本当に人間に嫁げと仰せなら、小弧は・・・小弧は、・・・喜んで人間の嫁になります。」

 二人の会話を聞いていた仙弧は、小弧姫の心に打たれ、もらい泣きをします。
 その声を聴かれまいとして、その場を去ります。

天弧  「なんと、健気なお心じゃ。悲しいのう。・・・姫よ、これは、我が一族が滅ぶやもしれぬ将来を案じて、わしが考えた苦肉の策じゃ。このまま、山奥に隠れて居続けられるのも、そう長くはないでのう。人間に見つかればいずれ殺される。」
小弧姫 「え?みんな、死んでしまうのですか?」

天弧  「逃げる場所もない、さりとて、戦を仕掛けても、多勢に無勢、引くも進むもならぬわ。どちらを向いても、滅びの道じゃ。狐では、もはや生きていけぬ。ならば、人に紛れて生きるしかあるまい。婆は、そう考えましたのじゃ。」
小弧姫 「それで、私を人間に嫁がせようと。」
天弧  「そう思ったのじゃが、姫の心を考えぬ、無慈悲の策であった。許しておくれ。この話は、なかったことに。」

小弧姫 「おばあ様、小弧は、喜んで、人間に嫁ぎます。」
天弧  「小弧姫。・・・ありがたや。じゃが、まだ、決めてしまうまい。母を交えてよーく、考えようではないか。次の満月まで、あと3日、急ぐまい。」

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つながっていないけど、アップしておきます。悪夢のようなから・・・

  • 投稿者:平田だよん (2013-10-20 (日) 23:45:35)

M3悪夢のような

 ・・・ひとみの歌・・・
 まるで、悪夢よ!
 ありえないでしょ?

何をしたのよ?
わたしたち!
 
 どうして こんな
 ひどい目に合うの?
 
 あいつら、いったい
 なにするつもり?

 ・・・あきらの歌・・・
 
 なにも、みえない
 なにも、きこえない

 真っ黒な夜
 迫ってくる闇

 気味悪い目が
 僕をのぞいてる

 真っ赤なしたが
 僕を食べにくる

・・・しずかの歌・・・

おびえちゃいけない
冷静でいなきゃ

今、起こっていること
ちゃんと、みなきゃ

なにか、あるはず
助かる道が

ああ、でもどうすれば
いいのでしょう?

やられるまえに
なんとかしなきゃ・・・ひとみ
こんなにはやく
しにたくないよ・・・・あきら
私が弱気で
どうするの・・・・・・しずか

あきらさえ
にがしてあげたら・・・ひとみ
ぼくなにか
わるいことした?・・・あきら
3人で
支えあえれば・・・・・しずか

あとは、ふたりで
どうにでもなるわ・・・ひとみ
神様、どうか
ゆるしてください・・・あきら
かならず、いつか
もどれるはずよ・・・・しずか

元の世界に帰りたい・・3人

 ブリッジ3(悲しみを打ち破る非常なブリッジ)
 キツネが来る気配がします。急に、怖気づく3人。
 3人の狐が来ました。
 狐1  「出ろ!天弧様がお呼びじゃ。」
 3人は、おびえて立つことができません。
狐1  「えーい、引っ立てー!」
狐2,3「は。」
あきら 「やだ、やだ、やだ、たすけてー!しーねーちゃーん!」
しずか 「この子に乱暴しないで。大丈夫よ。いっしょにいるよ。」
ひとみ 「離せ!さわるな!痛い!」

日本的で重々しい音楽に変化

小弧姫 「いやー!いやいやいやいやー!」
仙弧  「小弧姫、しずかにしなさい。」
小弧姫 「小弧は、絶対嫌でございますからね。母さまが、どうしてもと、仰せなら、小弧は首を吊って死んでしまいます。」
仙弧  「まあ、なんということを。首を吊って死んでしまうなんて、そんな、恐ろしいこと、どこで憶えてくるのでしょう?」
小弧姫 「黒弧が言ってました。むかし、私たちの祖先は、人間に首に縄をかけられ殺されたって。」

仙弧  「なんですって。黒弧め、いらぬ知恵を小弧に吹き込みおって、許さぬ。」
小弧姫 「黒弧は、悪くないわ。悪いのは人間でしょ?その人間と、夫婦(めおと)になれと、お母様はおっしゃったのよ。なんと、おぞましい。小弧は、死んでも嫌でございます。」
天弧  「なんじゃ?騒々しい。どうしたというのじゃ?」
仙弧  「これは、母上様。あいすみません。小弧がまた、駄々をこねまして。」

小弧  「駄々ではありません。小弧は、大概のことは、お母様の言うとおりにしてまいりました。でも、でも、人間と夫婦になれ等と、そ、そんな恐ろしいことをお母様の口からお聞きするとは、思ってもみませんでしたわ。小弧は、小弧は、もう、死んでしまいたい。う、うわーん。」

天弧  「おー、よしよし。泣くでない、泣くでないぞ。仙弧、しばらく、二人にしておくれ。」
仙弧  「はい、承知いたしました。」

 仙弧、何か言いたげにするが、天弧に止められ、しぶしぶ部屋を出ていく。

天弧  「小弧は、いくつになりましたかな?」
小弧姫 「・・・(泣き止んで)・・・十とひとつにございます。」
天弧  「おお、そうか。ずいぶん大きくなりましたのう。」
小弧姫 「おばあ様、小弧は十とひとつ、まだまだ子供でございます。

黒紗幕アップ
 社の神前に天弧、仙弧、小弧姫がならび、下に狐たちが並んでいます。
 そこでは、狐たちが言い争いを始めています。

おさよ!なぜ人を さらうのだ?・・・・悪い狐
おさには、おさの 思いがある・・・・・よい狐

おさよ!なぜ人を 殺さない?・・・・・悪い狐
人を殺めて どうなるのだ?・・・・・・よい狐

食ってしまえ!
八つ裂きにしろ!・・・・・・・・・・・悪い狐

憎しみは
おのれに帰るぞ!・・・・・・・・・・・よい狐

われらが国を、奪う奴・・・・・・・・・悪い狐
なにかあるはず、生きる道・・・・・・・よい狐

先祖の皮を剥いだ奴・・・・・・・・・・悪い狐
過去の過ち、許しあい・・・・・・・・・よい狐

生かしておくな!・・・・・・・・・・・悪い狐
明日への道を・・・・・・・・・・・・・よい狐

皆殺しだ!・・・・・・・・・・・・・・悪い狐
探るのだ!・・・・・・・・・・・・・・よい狐

狐は、神に問います。
われらは、もう住む場所がない。
食らう餌がない。
このままでは、われらは滅ぶ。
さりとて、人間どもを操る力も持てなくなった。
このごにおよんで、戦を仕掛けても、多勢に無勢、
勝ち目など微塵もない。
どうすればいい?
どうすれば、我が一族の血を絶やさずに長らえることができるのじゃ?
人間になるしかあるまい。
狐は、これから人として生きていくのじゃ!
狐の内紛。
人間になるなど、死んでも嫌じゃ。
われらが仲間は、人間に殺され、皮を剥がれ、肉を食われたのじゃ。
われらの祖先に人間どもが行った仕打ち、千年過ぎても癒されまい。
悪い狐は、狐急進派、良い狐は、良識派。

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初めから、続きまで。

  • 投稿者:akira hirata (2013-10-13 (日) 16:07:59)

あきらと小狐姫(夏休みの夜、ぼくは、キツネにさらわれた)

本ベル、客電アウト
子供たちは、三々五々いろんなところから出てくる。
客席に、黒子を着て竿を持った人4人でてくる。竿の先には、電球がついてる。電球が点滅すると、蛍のように見える。
子供たち、歌いながら蛍を追いかける。

アカペラ

ほ、ほ、ほーたるこい
そっちのみーずは、にーがいぞ
こっちのみーずは、あーまいぞ
ほ、ほ、ほーたるこい

ひとみ  「ねえちゃん、またとったあ!」
しずか  「あ、それ、わたしが先に見つけたの。返しなさい、わたしんだから!」
ひとみ  「やーだよ。とったもんがちだよーだ。へへへへへ。」
しずか  「いーから、返せってーの。」
ひとみ  「べろべろべーだ。」
しずか  「こら、ちょっと、待ちなさい!」 

 ひとみとしずかは、蛍の取り合いをしてます。そこに遅れてあきら登場。
あきら  「ひとみねえちゃん、しーねーちゃん、どこだよー!」
ひとみ  「あ、あきらだ。まーた、迷子になってる。」
しずか  「あきら、こっちだよ。電気見える?見えるほうにおいでー。」
ひとみ  「あ、あいつ、泣くよ、ぜったい。きゃっきゃっ。」
しずか  「ひとみ、からかったらダメ。ほら、こっちだよ。おいで。」
あきら  「もう、もう、もう、もう!な、なんでさっさといっちゃうんだよー!うっ、うっわーん。」
ひとみ  「ほーら、泣いた!あ、は、は、は、は。泣き虫あきらー。泣いたら泥棒に連れて行かれるぞー。」
あきら  「ひっ、ほ、ほんと?」
ひとみ  「ほんとさ、ね!ねーちゃん。」
あきら  「しーねーちゃん、ほんと?」
しずか  「うん、お母さんいつも言ってる。夜中に泣くと泥棒が気付いて連れて行くって。」
あきら  「ぼ、ぼく、ないてないよ。」
ひとみ  「泣いてた、泣いてた。ドロボーさーん!泣き虫あきらは、夜中に道端で泣いていましたあ。」
あきら  「泣いてない、泣いてない、ぼく泣いてない。ドロボーさん、ぼく泣いていませんよー。僕を、捕まえちゃだめですよー!」 

 それを聞いたひとみとしずかは、泣くほど笑いました。
しずか  「さ、もうすぐあっちの土手で花火あがるよ。いこ。」
ひとみ  「よーし、じゃあ、競争ね。」
あきら  「うん!ひとみには絶対負けないよ。」
ひとみ  「ひとみねーちゃんだろ!生意気だぞ!あきらのくせに。」

 あきら、鼻をつまんでひっぱられます。
あきら  「いたたた!離せよ!」
 あきらとひとみがじゃれてると、そばにあった地蔵さんにあきらがぶつかって倒れます。
あきら  「あ!」
ひとみ  「あーあ、あきらが、地蔵さん倒したあ!」
あきら  「ひとみが、はなひっぱるからだぞ!ひとみのせいだ!」
ひとみ  「なんだと!」
しずか  「やめなさい。お地蔵さん、起こすよ。ほら。よいしょ。ほら、二人ともお
地蔵さんにあやまって。」
あきら  「ひとみ、あやまれ。」
ひとみ  「あんたが、たおしたんでしょ?」
しずか  「いーかげんにしなさい!ふたりいっしょに謝るの!」」
2人   「ごめんなさい。」
しずか  「2度としませんから、お地蔵さん、どうかゆるしてください。」
2人   「2度としませんから、お地蔵さん、どうかゆるしてください。」
しずか  「心から謝った?」
あきら  「うん、あやまったから、競争しよ!」
ひとみ  「どーせ、あきらがいちばんどんケツだよ。」
あきら  「うるさい!」
しずか  「よし!じゃあ、行くよ!よーい、ドン!」

 しずかの、よーい、ドンキッカケで、
M0オーバーチュア・スタート
暗転幕にタイトル映像と、キャスト、スタッフ紹介

オーバーチュア終わって、暗転幕アップ
暗転幕が上がると、そこには思い思いに集まった人たちが今から上がる花火を見ようと集まってる。薄暗い。
誰かが、空を見上げ、花火が上がった音を声に出して言う。

1ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、

2ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
2’ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
2”ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
3ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん
4ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん
5ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん

M1夏の夜(曲スタート)

夏の夜の
でっかいスクリーンに
僕らの花火
打ち上げよう

3,2,1、0
ぴゅーっ、どん
ぱらぱら、ぱらぱら、OH,NO

一瞬で消えた
そのひかり
はかない命

たった1つの
打ち上げ花火じゃあ
あっという間に
終わってしまうよ

1つじゃだめだ
1人じゃだめだ
僕らは集まる
僕らは集う

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

その一瞬の
いのちの輝き
ただ、うつくしく
いとおしいから

生きてるだけで
出会えるチャンスが
きっと君にも
あると信じる

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

一人一人が
みんな花火だ

闇に弾ける
いのちの花火だ

夜が震える
いのちの叫びだ

一瞬で消える
刹那の命だ

僕も花火だ
君も花火だ
あいつだって花火だ
こいつだって花火だ
誰だって花火だ
みんな花火だ
残らず花火だ
あまねく花火だ

そして
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう
そして
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

夏の夜の
でっかいスクリーンに
僕らの花火を打ち上げよう

曲が終わり、人々は、思い思いに出店の食べ物を買ったり、金魚すくいをやったり、
ボンボン掬いをやったりしています。
あきらと、ひとみ、しずかは、踊りに夢中で、相手を見失います。それぞれ相手を探しますが、見つかりません。
キツネの役者は、少しずつ着替えのためにハケます。

あきら  「しーねーちゃーん、ひとみねーちゃーん。」
しずか  「あきらー。どこー?あきらー。」
ひとみ  「あーきーらー。あーきーらー。」

しずかとひとみは、あきらを探しに舞台から消えます。
ねえちゃんたちを探してるあきらの前に、キツネの仮面をかぶった3人の男の子が出 
てきます。
ごん   「あきら!」
ほっち  「あっきらちゃーん。」
えみっち 「あら、あら。こげんとこで、なんしよっと?」
あきら  「あ。」
ごん   「なーんが、あ、ねえ?」
ほっち  「忘れたと?おいたちば、わすれたと?」
えみっち 「もー忘れたと?去年会ったやんねえ。おぼえとらんとー?」
あきら  「知っとるし。ひとみとしずかねえちゃんの友達やろ。」
ごん   「あったり~!大正解!ばってん、今年からは、違うっちゃん。」
あきら  「なんね?」
 セリフキッカケで、曲スタート
M2やきそば仮面

弱そうな、奴にはめっぽう
強い(んだけど、)
強そうな、奴にはさっぱり
弱い(ときてる!)
これでも、正義の
味方なんだぜ!
ヒーローなんて、
笑っちゃうけど
なんて、名前か
聞いてみな!
「あのー、あなたたち、なんて名前ですか?」
言われて、名乗る
ほどでもないが、
おれたち、実は
正義の味方
やきそば仮面!
って、言うんだぜっと!

弱い奴にはぐいぐい行くぜ!
強い奴にはへいこらするぜ
意気地がないのは生まれつき
それでも、地球を守るためには
いのち大事に
努力はするんだ!
なんて、名前か
聞いてみな!
「あのー、あなたたち、なんて名前ですか?」
言われて、名乗る
ほどでもないが、
おれたち、実は
正義の味方
やきそば仮面!
って、言うんだぜっと!

 曲、終わり
ごん   「というわけで、よろしくな!・・・ところで、」
ほっち  「ひとみどこ?」
あきら  「しらん。」
えみっち 「しずかはどこ?」
あきら  「しらん。」
ごん   「知らんわけなかろーもん!あきらが一人でこげんとこまで来きるわけなかやん。」
ほっち  「ねーちゃんたちと、一緒に来たろーもん?」
あきら  「うん。」
えみっち 「ほんなら、しっとーやん。」
あきら  「しらんし。」
ごん   「しらんて、なんでや?」
あきら  「はぐれたもん。」
3人   「はぐれたあ?」

えみっち 「だけん、あきらは泣きよったったい。」
ごん   「ひとみねーちゃーん。ぶひ、ぶひ。」
ほっち  「しずかねーちゃーん。ぶひ、ぶひ。」
 3人は、大笑いします。
ごん   「あきらちゃん、一人で帰りきるね?」
あきら  「帰りきるし。簡単やし。」
ほっち  「ここはまだ、電気のついとっけん明るかばってん、むこうらへんは・・・暗かよー?」
あきら  「平気やし。」
えみっち 「・・・真っ暗闇で、なーんも見えんよー。」
あきら  「だ、だいじょうぶやし。」
ごん   「この辺は、近頃、えらいえすかもんねー。」
あきら  「なんが?」
ほっち  「この前も、だいか、火の玉ばみたって、いいよったなあ。」
あきら  「えー。」
えみっち 「火の玉ぐらいじゃなかて。こん川でおぼれて死んだ人が、全身ずぶぬれで、たすけてー、って、ぺた・・・ぺた、いうて、近づいて来るげなよ。」
3人   「うわーっ、えすかねえ。」
ごん   「ん?」
ほっち  「なん?」
えみっち 「なん?」
ごん   「なんか、頭がぬれたごたる。」
3人   「ぎゃー!」
あきら  「あ、雨が降ってきた。」

突然、雨が降ります。
SE1雨音
 わー、雨だあ。みんな、大慌てで、両サイドにハケていきます。
 あきらは、ねーちゃんの名前を呼びながら2人をまだ探しています。
 すると、下手のほうからあきらを呼ぶ声がします。

ひとみ 「あきらー。」
しずか 「あきらー。」
 下手から、ひとみとしずかがやってきました。
しずか 「よかったあ、もうびっくりしたわ。」
あきら 「もう、どこいってたんだよ。」
ひとみ 「それはこっちの言うセリフだわ。ちょっと目を離したらすぐこれだもん!」
あきら 「ひとみが勝手にどこか行くからだろ?僕は悪くないからな。」
ひとみ 「まーた、あんなこと言ってる。」
しずか 「まあまあ、とにかく見つかってよかった。え?」
ひとみ 「なに?」
あきら 「なんだよ?」
しずか 「静かにして。・・・なんか聞こえる。」
SE2狐登場
 雨とともに怪しげな音楽が聞こえてきます。
 上手から、ゆっくりと狐が登場します。

傘をさした狐の行列
天弧が、3人に向かってなにか呪文を唱えています。

カン セマレ クーテェ シオカレダー
ウーヨシ デンナイ レキニーナン コワシタ ワテーシウド

3人は、逃げようともがきますが、動けません。
キツネはセンターに並び、厳かに傘の舞いを披露します。
ひとみと静香は何とか呪文から逃れようと、必死に抵抗しますが、天弧の呪術に成す術もありません。
傘の舞いが終わると、天弧が、キツネに合図を送ります。すると、10人の狐は、上手にはけます。
それから、天弧は、しずかと、ひとみと、あきらを中央に集めます。
しずかは、あきらだけは助けようと、呪文を唱えている天弧に向かって、体当たりしようとしますが、逆に呪文をかけられてしまいます。ひとみと、しずかは、眠らされ狐に捕えられます。
鳥居が出てきます。
あきらは、怖いながらも、必死にひとみや、しずかをたすけようとしますが、天弧の呪術にあやつられ、キツネの森に引き込まれていきます。

黒紗幕ダウン
近くの茂みで
ブリッジ1(ひょうきんなブリッジ)
えみっち 「みみみみみみた?みた?みた?みた?みた?みた?」
ほっち  「すげー!すげー!すげー!すげー!すげー!」 
ごんちゃん「だまれ!うるさい!静かにしろ!聞こえちゃったらどーすんだよー!」
えみっち 「なに?なに?なに?なに?どーゆーこと?なにがあったの?あいつら、どーなっちゃうの?」
ほっち  「わかんねえ、わかんねえ、わかんねえ、わかんねえ。あー、くらくらする。ふらふらする、どきどきする。あれって、キツネだよな?」
ごんちゃん「きつねに決まってるだろ!キツネじゃなかったらいったいなんなんだよ?」
ほっち  「あいつら、食べられちゃうよ!ぼりぼり、がりがり、むしゃむしゃ、残らず食べられちゃうよ!」
えみっち 「うごー!どうすんだよ!どうすんだよ!どうすんだよ!どうすんだよー!」
ごんちゃん「どうするって、おまえ、まさか助けようって言うつもりなのか?」
ほっち  「え?え?え?え?え?えーーー!」
えみっち 「だだだだだだだって、助けなきゃいけないだろ?知らないふりできるのか?見なかったふりなんてできるのかよ?な、何日かたって川にあいつらの死体が浮かんでたらどーすんだよー、おれたち、一生呪われるぞー!」
3人   「いやだああああ!」
ごんちゃん「でもちょっと待てよ。思い出してみろよ。あいつらからどうやって、助けるんだよ?呪文使うんだぞ!お、おれ、しっこちびっちゃうくらい恐ろしかったよ、あんな奴らにもう一度会いに行けっていうのかよー。」
3人   「いやだあああああ!」
ほっち  「だろ?だろ?だろ?だろ?だろ?うん。そうだよ、そうだよ、そうだよ。なあ、そうだろ?ごんちゃん。」
ごんちゃん「うん。・・・あ、い、いつのまに、こ、こ、こ、こんなに暗くなってしまったんだろう。大変だあ、ママにしかられちゃうよお。み、み、みんな・・・かえろ!」
 帰ろって、ゴンちゃんが言った瞬間、みんな一斉に競歩みたいにして下手に帰ります。
 でも、消えたと思った瞬間、またまた戻ってきます。

ごんちゃん「だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ!」
ほっち  「あーーーー、どーしよーーー!あーーーー、どーしよーーー!」
えみっち 「帰りたい、ほっとけない、帰りたい、ほっとけない、帰りたい、ほっとけない、。」
ごんちゃん「ばかやろー。男なら、行くしかねーだろ!」
えみ、ほ 「う、うん。」
ごんちゃん「気合いだ、気合だあ!気合いだあ!」
3人   「気合いだ、気合いだ、気合いだあ。」
3人は、「やー!」って、叫びながら、上手に走っていきました。
 消えた、と思った瞬間、またまた戻ってきました。

3人   「わー!だめだあ!」
ごんちゃん「ちきしょー、なんて弱虫なんだあ!」
ほっち  「おれたちゃ、根性なしだあ!」
えみっち 「おれたちゃ、すっとこどっこいだあ。」
ごんちゃん「つくづく、自分がいやになったぞー!」
ほっち  「どーすりゃいいんだよー。」

 3人は、進むも引くもできずに、その場にへたり込んでしまうのでした。
 暗転下ハケ
 ブリッジ2(悲しげなブリッジ)
 センター前舞台
 真っ暗ななかで、ぼんやりとしずかが、あきらを呼ぶ声が聞こえます。
しずか 「あきら・・・起きるのよ・・・あきら、さあ、起きなさい。」

すると、うっすらと光がともって、眠っているあきらが見えます。
ひとみ 「こんな時に、いつまで寝ているんだ?あきら!こら、とっとと起きろ!けっとばすぞ!」

 ひとみが蹴飛ばそうとすると、突然、あきらが飛び起きて、
あきら 「ぎゃあ!いやだ!やめろ!来るな!あっち行け!消えてしまえ!」
しずか 「だいじょうぶよ。あきら。ここに、キツネはいないわ。安心して。わたしたちだけよ。」
あきら 「いやだ、いやだ、こわいよー、いやだよー、帰りたいよー。こんなとこやだよー。」
しずか 「うん、だいじょうぶ。怖くないよ、お姉ちゃんとこにおいで。」
 恐る恐る、周りの様子を見ながら、あきらは、しずかの所に行き、抱きつきます。
あきら 「しーねーちゃん、かえろーよー。おうちかえろーよー。」
ひとみ 「帰れるんだったら、とっくに帰ってるよ!帰れないからここに、こんな薄暗い穴に、閉じ込められてるんだよ!」
しずか 「ひとみ、しずかにして。」
ひとみ 「だって、ほんとのことだろ?うちら、キツネにつかまったんだよ。食われるか、殺されるか、こ、これから、どうなっちゃうのよ?考えただけで、気が狂いそうだよ。」

 あきらは、ひとみの言葉を聞いて、ようやく、自分の置かれている状況を理解しました。
あきら 「・・・ぼ、ぼくら、つ、つかまったの?帰れないの?もう、帰れないの?食べられちゃうの?ねえ?しーねーちゃーん、ぼ、ぼ、ぼくら、た、たべ、たべ、たべ、いやだあー、たべられたくないよー、死にたくないよー。」
しずか 「だいじょうぶよ、あきら、あきらは食べられないよ。姉ちゃんがいるからね。ちゃんと守ってあげる。うん、絶対だよ。」
あきら 「ほんと?ほんとに、守ってくれる?」
しずか 「ほんとだよ。だって、しーねーちゃん、ウソついたことないもん、ね。」 
あきら 「う、う、うん。ひとみも、守ってくれる?」」
ひとみ 「このやろ!ひとみねーちゃんだろ!守ってやるよ!ちきしょー!」

 M3悪夢のような

 ・・・ひとみの歌・・・
 まるで、悪夢よ!
 ありえないでしょ?

何をしたのよ?
わたしたち!
 
 どうして こんな
 ひどい目に合うの?
 
 あいつら、いったい
 なにするつもり?

 ・・・あきらの歌・・・
 
 なにも、みえない
 なにも、きこえない

 真っ黒な夜
 迫ってくる闇

 気味悪い目が
 僕をのぞいてる

 真っ赤なしたが
 僕を食べにくる

・・・しずかの歌・・・

おびえちゃいけない
冷静でいなきゃ

今、起こっていること
ちゃんと、みなきゃ

なにか、あるはず
助かる道が

ああ、でもどうすれば
いいのでしょう?

やられるまえに
なんとかしなきゃ・・・ひとみ
こんなにはやく
しにたくないよ・・・・あきら
私が弱気で
どうするの・・・・・・しずか

あきらさえ
にがしてあげたら・・・ひとみ
ぼくなにか
わるいことした?・・・あきら
3人で
支えあえれば・・・・・しずか

あとは、ふたりで
どうにでもなるわ・・・ひとみ
神様、どうか
ゆるしてください・・・あきら
かならず、いつか
もどれるはずよ・・・・しずか

 ブリッジ3(悲しみを打ち破る非常なブリッジ)
 キツネが来る気配がします。急に、怖気づく3人。
 3人の狐が来ました。
 狐1  「出ろ!天弧様がお呼びじゃ。」
 3人は、おびえて立つことができません。
狐1  「えーい、引っ立てー!」
狐2,3「は。」
あきら 「やだ、やだ、やだ、たすけてー!しーねーちゃーん!」
しずか 「この子に乱暴しないで。大丈夫よ。いっしょにいるよ。」
ひとみ 「離せ!くさいんだよ!さわるな!痛い!」

 黒紗幕アップ
 あきらと、ひとみと、しずかは、キツネに引き立てられて、キツネの社に来ます。

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狐のダンスの後

  • 投稿者:akira hirata (2013-10-06 (日) 22:19:36)

雨とともに怪しげな音楽が聞こえてきます。
 上手から、ゆっくりと狐が登場します。

傘をさした狐の行列
天弧が、3人に向かってなにか呪文を唱えています。

カン セマレ クーテェ シオカレダー
ウーヨシ デンナイ レキニーナン コワシタ ワテーシウド

3人は、逃げようともがきますが、動けません。
キツネはセンターに並び、厳かに傘の舞いを披露します。
ひとみと静香は何とか呪文から逃れようと、必死に抵抗しますが、天弧の呪術に成す術もありません。
傘の舞いが終わると、天弧が、キツネに合図を送ります。すると、10人の狐は、上手にはけます。
それから、天弧は、しずかと、ひとみと、あきらを中央に集めます。
しずかは、あきらだけは助けようと、呪文を唱えている天弧に向かって、体当たりしようとしますが、逆に呪文をかけられてしまいます。ひとみと、しずかは、眠らされ狐に捕えられます。
鳥居が出てきます。
あきらは、怖いながらも、必死にひとみや、しずかをたすけようとしますが、天弧の呪術にあやつられ、キツネの森に引き込まれていきます。

黒紗幕ダウン
近くの茂みで
えみっち 「みみみみみみた?みた?みた?みた?みた?みた?」
ほっち  「すげー!すげー!すげー!すげー!すげー!」 
ごんちゃん「だまれ!うるさい!静かにしろ!聞こえちゃったらどーすんだよー!」
えみっち 「なに?なに?なに?なに?どーゆーこと?なにがあったの?あいつら、どーなっちゃうの?」
ほっち  「わかんねえ、わかんねえ、わかんねえ、わかんねえ。あー、くらくらする。ふらふらする、どきどきする。あれって、キツネだよな?」
ごんちゃん「きつねに決まってるだろ!キツネじゃなかったらいったいなんなんだよ?」
ほっち  「あいつら、食べられちゃうよ!ぼりぼり、がりがり、むしゃむしゃ、残らず食べられちゃうよ!」
えみっち 「うごー!どうすんだよ!どうすんだよ!どうすんだよ!どうすんだよー!」
ごんちゃん「どうするって、おまえ、まさか助けようって言うつもりなのか?」
ほっち  「え?え?え?え?え?えーーー!」
えみっち 「だだだだだだだって、助けなきゃいけないだろ?知らないふりできるのか?見なかったふりなんてできるのかよ?な、何日かたって川にあいつらの死体が浮かんでたらどーすんだよー、おれたち、一生呪われるぞー!」
3人   「いやだああああ!」
ごんちゃん「でもちょっと待てよ。思い出してみろよ。あいつらからどうやって、助けるんだよ?呪文使うんだぞ!お、おれ、しっこちびっちゃうくらい恐ろしかったよ、あんな奴らにもう一度会いに行けっていうのかよー。」
3人   「いやだあああああ!」
ほっち  「だろ?だろ?だろ?だろ?だろ?うん。そうだよ、そうだよ、そうだよ。なあ、そうだろ?ごんちゃん。」
ごんちゃん「うん。・・・あ、い、いつのまに、こ、こ、こ、こんなに暗くなってしまったんだろう。大変だあ、ママにしかられちゃうよお。み、み、みんな・・・かえろ!」
 帰ろって、ゴンちゃんが言った瞬間、みんな一斉に競歩みたいにして下手に帰ります。
 でも、消えたと思った瞬間、またまた戻ってきます。

ごんちゃん「だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ!」
ほっち  「あーーーー、どーしよーーー!あーーーー、どーしよーーー!」
えみっち 「帰りたい、ほっとけない、帰りたい、ほっとけない、帰りたい、ほっとけない、。」
ごんちゃん「ばかやろー。男なら、行くしかねーだろ!」
えみ、ほ 「う、うん。」
ごんちゃん「気合いだ、気合だあ!気合いだあ!」
3人   「気合いだ、気合いだ、気合いだあ。」
3人は、「やー!」って、叫びながら、上手に走っていきました。
 消えた、と思った瞬間、またまた戻ってきました。

3人   「わー!だめだあ!」
ごんちゃん「ちきしょー、なんて弱虫なんだあ!」
ほっち  「おれたちゃ、根性なしだあ!」
えみっち 「おれたちゃ、すっとこどっこいだあ。」
ごんちゃん「つくづく、自分がいやになったぞー!」
ほっち  「どーすりゃいいんだよー。」

 3人は、進むも引くもできずに、その場にへたり込んでしまうのでした。

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認証コード(5067)

狐登場のシーン、セリフをなくしました。

  • 投稿者:akira (2013-10-05 (土) 06:03:33)

えみっち 「火の玉ぐらいじゃなかて。こん川でおぼれて死んだ人が、全身ずぶぬれで、たすけてー、って、ぺた・・・ぺた、いうて、近づいて来るげなよ。」
3人   「うわーっ、えすかねえ。」
ごん   「ん?」
ほっち  「なん?」
えみっち 「なん?」
ごん   「なんか、頭がぬれたごたる。」
3人   「ぎゃー!」
あきら  「あ、雨が降ってきた。」

突然、雨が降ります。
 わー、雨だあ。みんな、大慌てで、両サイドにハケていきます。
 あきらは、ねーちゃんの名前を呼びながら2人をまだ探しています。
 すると、下手のほうからあきらを呼ぶ声がします。

ひとみ 「あきらー。」
しずか 「あきらー。」
 下手から、ひとみとしずかがやってきました。
しずか 「よかったあ、もうびっくりしたわ。」
あきら 「もう、どこいってたんだよ。」
ひとみ 「それはこっちの言うセリフだわ。ちょっと目を離したらすぐこれだもん!」
あきら 「ひとみが勝手にどこか行くからだろ?僕は悪くないからな。」
ひとみ 「まーた、あんなこと言ってる。」
しずか 「まあまあ、とにかく見つかってよかった。え?」
ひとみ 「なに?」
あきら 「なんだよ?」
しずか 「静かにして。・・・なんか聞こえる。」

 雨とともに怪しげな音楽が聞こえてきます。
 上手から、ゆっくりと狐が登場します。

傘をさした狐の行列
仙弧が、3人に向かってなにか呪文を唱えています。

カン セマレ クーテェ シオカレダー
ウーヨシ デンナイ レキニーナン コワシタ ワテーシウド

3人は、逃げようともがきますが、動けません。
キツネはセンターに並び、厳かに傘の舞いを披露します。
ひとみと静香は何とか呪文から逃れようと、必死に抵抗しますが、仙弧の呪術に成す術もありません。
傘の舞いが終わると、天弧が、キツネに合図を送ります。すると、10人の狐は、上手にはけます。
それから、天弧は、しずかと、ひとみと、あきらを中央に集めます。
しずかは、あきらだけは助けようと、呪文を唱えている仙弧に向かって、体当たりしようとしますが、逆に呪文をかけられてしまいます。ひとみと、しずかは、眠らされ狐に捕えられます。
鳥居が出てきます。
あきらは、怖いながらも、必死にひとみや、しずかをたすけようとしますが、仙弧の呪術にあやつられ、キツネの森に引き込まれていきます。

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キッズミュージカルTOSU第11回台本「アキラと小孤姫」

  • 投稿者:akira (2013-10-03 (木) 06:53:22)

あきらと小狐姫(夏休みの夜、ぼくは、キツネにさらわれた)

あらすじ
あきらは、弱虫の小学5年生。夏休みになると、いつも親戚の家に遊びに来ていました。
そこには、1つ年上のひとみと、2つ年上のしずかがいて、あきらが来るといつも一緒に遊んでくれました。今年の夏休みも、3人で蛍を取り、花火大会にきたのですが、途中ではぐれ、あきらは迷子になってしまいます。
すると急に雨が降ってきて、あきらの前にキツネが現れ、あきらはキツネの棲家に連れ去られてしまいます。

本ベル、客電アウト
子供たちは、三々五々いろんなところから出てくる。
客席に、黒子を着て竿を持った人4人でてくる。竿の先には、電球がついてる。電球が点滅すると、蛍のように見える。
子供たち、歌いながら蛍を追いかける。

ほ、ほ、ほーたるこい
そっちのみーずは、にーがいぞ
こっちのみーずは、あーまいぞ
ほ、ほ、ほーたるこい

ひとみ  「ねえちゃん、またとったあ!」
しずか  「あ、それ、わたしが先に見つけたの。返しなさい、わたしんだから!」
ひとみ  「やーだよ。とったもんがちだよーだ。へへへへへ。」
しずか  「いーから、返せってーの。」
ひとみ  「べろべろべーだ。」
しずか  「こら、ちょっと、待ちなさい!」 

 ひとみとしずかは、蛍の取り合いをしてます。そこに遅れてあきら登場。
あきら  「ひとみねえちゃん、しーねーちゃん、どこだよー!」
ひとみ  「あ、あきらだ。まーた、迷子になってる。」
しずか  「あきら、こっちだよ。電気見える?見えるほうにおいでー。」
ひとみ  「あ、あいつ、泣くよ、ぜったい。きゃっきゃっ。」
しずか  「ひとみ、からかったらダメ。ほら、こっちだよ。おいで。」
あきら  「もう、もう、もう、もう!な、なんでさっさといっちゃうんだよー!うっ、うっわーん。」
ひとみ  「ほーら、泣いた!あ、は、は、は、は。泣き虫あきらー。泣いたら泥棒に連れて行かれるぞー。」
あきら  「ひっ、ほ、ほんと?」
ひとみ  「ほんとさ、ね!ねーちゃん。」
あきら  「しーねーちゃん、ほんと?」
しずか  「うん、お母さんいつも言ってる。夜中に泣くと泥棒が気付いて連れて行くって。」
あきら  「ぼ、ぼく、ないてないよ。」
ひとみ  「泣いてた、泣いてた。ドロボーさーん!泣き虫あきらは、夜中に道端で泣いていましたあ。」
あきら  「泣いてない、泣いてない、ぼく泣いてない。ドロボーさん、ぼく泣いていませんよー。僕を、捕まえちゃだめですよー!」 

 それを聞いたひとみとしずかは、泣くほど笑いました。
しずか  「さ、もうすぐあっちの土手で花火あがるよ。いこ。」
ひとみ  「よーし、じゃあ、競争ね。」
あきら  「うん!ひとみには絶対負けないよ。」
ひとみ  「ひとみねーちゃんだろ!生意気だぞ!あきらのくせに。」

 あきら、鼻をつまんでひっぱられます。
あきら  「いたたた!離せよ!」
 あきらとひとみがじゃれてると、そばにあった地蔵さんにあきらがぶつかって倒れます。
あきら  「あ!」
ひとみ  「あーあ、あきらが、地蔵さん倒したあ!」
あきら  「ひとみが、はなひっぱるからだぞ!ひとみのせいだ!」
ひとみ  「なんだと!」
しずか  「やめなさい。お地蔵さん、起こすよ。ほら。よいしょ。ほら、二人ともお
地蔵さんにあやまって。」
あきら  「ひとみ、あやまれ。」
ひとみ  「あんたが、たおしたんでしょ?」
しずか  「いーかげんにしなさい!ふたりいっしょに謝るの!」」
2人   「ごめんなさい。」
しずか  「2度としませんから、お地蔵さん、どうかゆるしてください。」
2人   「2度としませんから、お地蔵さん、どうかゆるしてください。」
しずか  「心から謝った?」
あきら  「うん、あやまったから、競争しよ!」
ひとみ  「どーせ、あきらがいちばんどんケツだよ。」
あきら  「うるさい!」
しずか  「よし!じゃあ、行くよ!よーい、ドン!」

 しずかの、よーい、ドンキッカケで、
オーバーチュア・スタート
暗転幕にタイトル映像と、キャスト、スタッフ紹介

オーバーチュア終わって、暗転幕アップ
暗転幕が上がると、そこには思い思いに集まった人たちが今から上がる花火を見ようと集まってる。薄暗い。
誰かが、空を見上げ、花火が上がった音を声に出して言う。

1ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、

2ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
2’ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
2”ぽん、しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる、どん、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、ぱらっ、
3ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん
4ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん
5ぱん、ひゅーーーーーーー、ぱっ、どどーん

(曲スタート)

夏の夜の
でっかいスクリーンに
僕らの花火
打ち上げよう

3,2,1、0
ぴゅーっ、どん
ぱらぱら、ぱらぱら、OH,NO

一瞬で消えた
そのひかり
はかない命

たった1つの
打ち上げ花火じゃあ
あっという間に
終わってしまうよ

1つじゃだめだ
1人じゃだめだ
僕らは集まる
僕らは集う

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

その一瞬の
いのちの輝き
ただ、うつくしく
いとおしいから

生きてるだけで
出会えるチャンスが
きっと君にも
あると信じる

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

一人一人が
みんな花火だ

闇に弾ける
いのちの花火だ

夜が震える
いのちの叫びだ

一瞬で消える
刹那の命だ

僕も花火だ
君も花火だ
あいつだって花火だ
こいつだって花火だ
誰だって花火だ
みんな花火だ
残らず花火だ
あまねく花火だ

そして
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう
そして
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
打ち上げようよ

だから
何度でも、何度でも、
何度でも、何度でも、
繰り返し
愛を語ろう

夏の夜の
でっかいスクリーンに
僕らの花火を打ち上げよう

曲が終わり、人々は、思い思いに出店の食べ物を買ったり、金魚すくいをやったり、
ボンボン掬いをやったりしています。
あきらと、ひとみ、しずかは、踊りに夢中で、相手を見失います。それぞれ相手を探しますが、見つかりません。

あきら  「しーねーちゃーん、ひとみねーちゃーん。」
しずか  「あきらー。どこー?あきらー。」
ひとみ  「あーきーらー。あーきーらー。」

しずかとひとみは、あきらを探しに舞台から消えます。
ねえちゃんたちを探してるあきらの前に、キツネの仮面をかぶった3人の男の子が出 
てきます。
ごん   「あきら!」
ほっち  「あっきらちゃーん。」
えみっち 「あら、あら。こげんとこで、なんしよっと?」
あきら  「あ。」
ごん   「なーんが、あ、ねえ?」
ほっち  「忘れたと?おいたちば、わすれたと?」
えみっち 「もー忘れたと?去年会ったやんねえ。おぼえとらんとー?」
あきら  「知っとるし。ひとみとしずかねえちゃんの友達やろ。」
ごん   「あったり~!大正解!友達言うても、ものすご仲の悪かともだちばってんね。」
ほっち  「ひとみどこ?」
あきら  「しらん。」
えみっち 「しずかはどこ?」
あきら  「しらん。」
ごん   「知らんわけなかろーもん!あきらが一人でこげんとこまで来きるわけなかやん。」
ほっち  「ねーちゃんたちと、一緒に来たろーもん?」
あきら  「うん。」
えみっち 「ほんなら、しっとーやん。」
あきら  「しらんし。」
ごん   「しらんて、なんでや?」
あきら  「はぐれたもん。」
3人   「はぐれたあ?」

えみっち 「だけん、あきらは泣きよったったい。」
ごん   「ひとみねーちゃーん。ぶひ、ぶひ。」
ほっち  「しずかねーちゃーん。ぶひ、ぶひ。」
 3人は、大笑いします。
ごん   「あきらちゃん、一人で帰りきるね?」
あきら  「帰りきるし。簡単やし。」
ほっち  「ここはまだ、明るかばってん、むこうらへんは・・・暗かよー?」
あきら  「平気やし。」
えみっち 「・・・真っ暗闇で、なーんも見えんよー。」
あきら  「だ、だいじょうぶやし。」
ごん   「この辺は、近頃、えらいえすかもんねー。」
あきら  「なんが?」
ほっち  「この前も、だいか、火の玉ばみたって、いいよったなあ。」
あきら  「えー。」
えみっち 「火の玉ぐらいじゃなかて。こん川でおぼれて死んだ人が、全身ずぶぬれで、たすけてー、って、ぺた・・・ぺた、いうて、近づいて来るげなよ。」
3人   「うわーっ、えすかねえ。」
ごん   「ん?」
ほっち  「なん?」
えみっち 「なん?」
ごん   「なんか、頭がぬれたごたる。」
3人   「ぎゃー!」
あきら  「雨が降ってきた。」

突然、雨が降ります。
 わー、雨だあ。みんな、大慌てで、両サイドにハケていきます。
 あきらは、ねーちゃんの名前を呼びながら2人をまだ探しています。
 雨とともに怪しげな音楽が聞こえてきます。
 上手から、ゆっくりと狐が登場します。
 傘をさした狐の行列
あきらは、へなへなと腰を落とします。
傘の踊りがあったあと、
天弧、仙弧、小弧姫があきらに語りかけます。

仙狐  「そこのわっぱ。」
あきら 「ひー!やだ!やだ!やだ!やだ!」
 といって、あきらは逃げようとします。
 すると、仙弧が手をあげます。
 あきらの身体が動かなくなります。
 仙弧が呪術を使ったのです。
 もがいても全然動けないあきらは、叫びます。
あきら 「あー、動かないよー。助けてー!」
 あきらは、泣きながら叫びます。
あきら 「ひとみねーちゃーん、しーねーちゃーん!わーん。」

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  • 投稿者:石橋 (2013-10-03 (木) 02:58:14)

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